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不動産業界も個人がフォーカスされる時代へ

個人の営業マンの能力を見極めて依頼せよ

「家を買ったり売ったり、家を借りたり」において、今後はもっと不動産会社ではなく、営業マン個人を選ぶ方向に代わるべきであると主張します。

私は、不動産会社を選ぶのではなく、「営業マン個人を選ぶべき」だと思うのです。

今、時代が変化してきて、インターネットやSNSが当たり前になってきています。

様々な業界において、その商品やサービスが生まれた背景やストーリー、創造主、提供者の思いが伝わるようになってきました。

また、商品やサービスを提供しているどの会社においても、優秀な人とそうでない人はいます。

欲しい商品やサービスを求めて、その会社に赴いたとき、能力が低く他者への想像力が欠如した従業員にあたってしまうことも度々あるでしょう。

そんなとき、最初からその従業員のことが分かっていたら、接しようともしませんよね?

できれば、他の人を選びたいですよね。

ネットで商品を購入する以外の、商品・サービスを「人」を介して得る場合は、やはり、その「人」に対して誠実な対応を望むのではないでしょうか?

また、その思いは、その「人」と接する時間が長いほど強くなるのではないでしょうか?

私が身を置く不動産業界も、お客様と接する時間が非常に長いです。

例えば、家を購入したく(もしくは売りたく)、駅前の大手の不動産会社に相談に行ったら、能力が低い営業マンが出てきたらどうですか?

はい、嫌ですよね。

しかし、そんなことは良くあることです。

組織では、8:2の法則(パレートの法則)が当てはまりますので、優秀な人にあたる確率の方が低いです。

「もしも、接客してもらえる人を選べたら?」良いと思いませんか?

接客してくれる人の、思いや人柄を先に知りたいと思いませんか?

その人が、SNSをちゃんとやっていれば、どんな人か知ることはできますよね?

会社のホームページのスタッフ紹介欄に記載してある内容だけではイマイチだと思いませんか?

私はもっと不動産会社で働く人にSNSをやって欲しいと思っているのですが、会社がそうさせない背景があると感じています。

企業ブランドというものでしょうか?

その企業ブランドを維持するために、従業員に発信させない雰囲気が業界をダメにしており、顧客の思いに寄り添えてないと感じます。


商品・サービス提供者で、個人がフォーカスされている業界とは

商品やサービスの提供者が個人であり、その個人の影響で商品を購入したりサービスを受けたりすることは多々あると思います。

逆に、提供者が個人で無い場合も常にありますよね。

例えば、スーパーで大根を買うときに、特定の個人の影響は受けませんよね。単純に値段を見て「安いかどうか」「適正な価格かどうか」を判断して購入しますよね。

人が、商品やサービスを購入するときは、
・人の影響を受けて得るか
・人の影響を全く受けずに得るか

のふたつに分かれます。


通販番組は提供者個人にフォーカスされているし、ゴルフレッスンも、エクササイズも、コーチにフォーカスされてきている。

女性に人気の通販番組ですと、人気の商品説明者の影響で商品の売り上げが全然変わってくると言います。言ってみれば「その番組や運営している会社に顧客が付いている」というよりは「商品説明者に顧客が付いている」と言えます。

YouTubeで有名なゴルフコーチのレッスンは来年まで予約が取れないと言います。翻って、大手のゴルフレッスンスクールはいつでも入会可能です。

このゴルフの例でいえば、「その個人からサービスを受けたい」という気持ちがそうさせているのであり、「特定の企業からサービスを受けたいという気持ちではない」ということになります。

習い事でいうと、ゴルフを始め、エクササイズも、料理等もそうではないでしょうか?

「有名だったり、自分が好きだったり、自分が興味があったりする人(コーチや指導者)から、商品やサービスの提供を受けたい」と思い行動する人が増えてきています。

通販や習い事を例に挙げましたが、他にもこのように提供者個人が影響を与え、触発された方が商品・サービスを受ける流れが各業界で加速してきています。

ただ、不動産業界は全くそうではないのです。

いつの時代も不動産業界は遅れています。未だにメールも使えない不動産会社はたくさんあります。

不動産業界では、顧客に対して企業名や店舗名を全面的に打ち出している印象があります。

そのため、不動産について相談しようと思ったときは、不動産会社の店舗名が頭に浮かぶと思います。個人の営業マンの名前は出てこないでしょう。

不動産は商品です。その商品を提供する過程で、色々な情報をお伝えするというサービスも提供しています。

他の業界と同じく、不動産業界も提供するのは商品・サービスですので、提供する個人がもっと主張しても良いのではないでしょうか?

なぜか、企業が商品・サービスを説明、アピールし続けています。

未来は分かりませんが、不動産業界においても利用者が提供者個人を選ぶ流れに移行していくと予想しますし、私自身はそうなって欲しいと切に願っております。

不動産営業マンがどういう人かが分かれば、利用する人(家を買う・売る人、借りる人)にとっても良いことだと思います。

何事も、利用者や消費者にとって選択肢が増えることはいいことです。

「不動産会社の企業名や店舗のブランド名で選ぶしかなかった」ところに、そこで働く「営業マンも選べる」ようになったらどうでしょうか?

私の理想としては、不動産会社の大きさに関わらず、各会社で働く不動産営業マンを選べるようになって欲しいのです。

なぜなら、大手の不動産会社等で働いていた優秀な営業マンに限って独立してしまうのですから。

会社名ではなく、営業マンが平等にフェアに顧客に選択される時代へ変わって欲しいです。

顧客は優秀な人に相談したいでしょうし、優秀な営業マンこそ多くの顧客と接点を持ちたいと考えています。

「営業マンの情報が分かり、顧客が営業マンを選べる」この方が、優秀な営業マンにとっても顧客にとっても、良いのではないでしょうか?




不動産業界や不動産取引の有り方を健全な方向に変えるため、日々、不動産の仕事に邁進しております。サポート頂けたお金は全て弊社の不動産事業に使わせて頂きます。