「マンションは一人で買う商品ではない」から夫婦の話し合いが必要!
「マンションを購入したいけど、何から始めたら良いの?」という質問を良く頂きます。
知っておかないと心配ですよね?
順番を間違えたりすると、住宅購入まで必要以上の時間がかかったり、夫婦仲が悪くなったりしますからね。
最初にやるべきは、ご夫婦二人の「住宅購入に対しての正しい理解」です。
次に夫婦の話し合いです。
マンションを買うのは他の誰でもありません。そう、あなた達なのです。
ですので、自分達で決めて買うことが求められるのです。
最初に言っておきます。住宅購入は頭を結構使います。
頭を使わずに住宅購入は叶わないことを肝に銘じてください。
さぁ、その覚悟ができたら次に行きましょう!
いきなり内覧はしない!!
「自分達で決断するために内覧を繰り返した方が良い」と考えてしまう気持ちも分かります。
ただ、それはちょっと待ってください。
いきなり内覧すると高い確率で失敗します。
私は、不動産経験が15年以上あり、何人ものお客様を見てきました。
そんな私から、本気のアドバイスをさせて頂きます。
お伝えするのは、住宅購入とは何か、夫婦の話し合いの大切さ、その理由、また「話し合いをせずに住宅購入を進めるとどうなるのか?」の具体例をお伝えします。
住宅を購入するならば、正しい知識と正しい順序を理解してから動き出しましょう!
・「頭を使うこと」を覚悟する。
・相手に「自分の主張」を、ちゃんと伝える。
・「相手の言うこと」を、ちゃんと理解する。
二人で買う行為を初めて経験するでしょうが、さぁ楽しみましょう!
住宅購入は「一人で買う商品ではない」ことを理解するべき。
なぜならば、「一人で買う商品ではない」ことを理解しないと購入するまでに時間がかかるし、夫婦仲も悪くなるからです。
つまり、「住宅購入は自分の価値観と感性だけで買える商品ではない」ということです。
きっとあなたは、今まで数えきれないほどの商品を買ってきた経験があると思います。
ただ、その中に
「あなた以外の人と一緒使う商品」
で、
「一緒に考えて買った商品」
はどれだけあるでしょうか?
きっと無いのではありませんか
あったとしても少ないのではないでしょうか?
そうなのです。「今後一緒に使うもので、且つ、一緒に徹底的に考えて商品を買う」ことなんて普通に生きていたらほとんどないのです。
もっと言うと、「どこからかお金を借りて買う」という条件がついた場合にはもう無いでしょう。
ホント、住宅くらいのものです。
そういうことですので、とにかく最初に理解して欲しいのです。
「住宅は一人で買える商品ではない」ということを。
住宅購入とは人生で経験したことがないことです。
それはただ単に金額が大きいということではありません。
住宅は、「自分以外の人の感性と価値観を理解しながら、話合いを進めないと買えないもの」なのです。
これをちゃんと理解してから住宅購入をスタートできる人は全体の一割もいません。
是非、あなたには最初にちゃんと理解してスタートして欲しいです。
ちゃんと相手と向き合おう!
旦那さんであれば、「妻とちゃんと時間を取って話合うのは面倒だなぁ・・」と思ったり、奥さんであれば「旦那がちゃんと協力して話あってくれるかなぁ・・」と心配であり不安ですよね。
不安な気持ちも、面倒な気持ちも十分分かりますが、でも今後の住まい、お子様との生活を考えるならば、今ちゃんと話合うべきです。
面倒なことを後回しにしたり人任せにしたりするのは良くないです。
不動産会社の営業マンは色々とお手伝いは出来ますが、本気で考える気持ちになれるか?はご本人達の問題です。
旦那様、奥様自ら、住宅購入に本気で取り組む気持ちになって欲しいのです。
その気持ちがあることが前提で、不動産会社の営業マンの力が発揮されるというものです。
例えば、私は毎日ライザップゴルフでゴルフの練習をしていますが、それは本気でゴルフが上手くなりたいから毎日練習をしています。
本気で上手くなりたい気持ちがあるから、トレーナーのアドバイスを毎回真剣に聞きますし、言われたことを守りますし行動します。
中には本気で無い人もいます。やはりそういう人は上達しないです。
上手くなりたい気持ちがそこまでなく、練習もせずに良いトレーナーから良いアドバイスを受けても上達することはありません。
それと同じです。
住宅購入も「不動産屋に行ったら買えるでしょう、何とかなるでしょう」という気持ちで行動しても失敗します。
大事なのは後にも先にも気持ちです。
「買う」という気持ちをマックスにして、そして、正しい順序で進めて欲しいです。
更に付け足すと、中には「奥様だけが欲しがっている」「旦那様だけが欲しがっている」というケースがあります。
この場合も失敗します。二人が同じ気持ちにならないとダメなのです。
大切なのでもう一度言います。
住宅購入は、旦那様と奥様のお二人が購入に対する気持ちを持たないと上手くいかないのです。
失敗例とは・・
最初にご夫婦やご家族で話合いがされず、何件も内覧を繰り返して「買えなくなっている人」を何人も見てきました。
住宅購入の過程で疲弊している人を何人も見てきました。
何件も何件も見ると、変に目が肥えて「買えない人」になってしまいます。
検討している物件のすべてが、「今住んでいるところよりは十分良いのに」です。
二年も三年も検討している人がいますが、その間の賃料も馬鹿になりません。
「効率的に決めてその賃料分を住宅ローンの支払いに回した方が良いのになぁ、、」なんて傍から見ていて思ってしまいます。
【最後に】この三つだけは最初に覚えましょう
住宅を購入する前に、次の3つは理解してください。
住宅購入は一人で買う商品ではない。
正しい順序で進めること。
夫婦の話合いが何もよりも大事。
いいですね、内覧なんか後でいいのです。
どうしても内覧したかったらYouTubeでたくさん内覧動画があがっていますので、それを見ておいてください。
そんなことより、まずは夫婦の話合いが先ですからね。
そして、話合いでは、
お互いが
「住宅は一人で買う商品ではない」
「人生で初めての難易度の高い買い物に挑戦する」と
心底理解してください。
ご夫婦の二人がこれを理解しない、話合わないのであれば住宅購入は疲弊するものになってしまうでしょう。
具体的な話合いのポイント等は別の記事をお待ちください。
今回は、
住宅を購入するのは一人ではない。一人で買う商品ではない。そして、住宅を購入するには「相手との話合いがとても、とても、とても大事!」であることを理解してください。
今回はそれを理解してもらえればOKです。
あなたの素敵な住まい探しが上手くいきますように。
不動産業界や不動産取引の有り方を健全な方向に変えるため、日々、不動産の仕事に邁進しております。サポート頂けたお金は全て弊社の不動産事業に使わせて頂きます。