背馬俳句:九月

9月1日から3日までの俳句26句です。
明日は台風21号が関西に上陸する可能性があります。どうぞ進路近辺にお住いの方、くれぐれもご注意を。

🔹9/1 12句

1.雷に仕方がなくて目を覚ます
2.椅子に座し二百十日の雨を聴く
3.今日もまたぶらつく二百十日です
4.倒れても咲くコスモスのある地面
5.あさがをもうつむき雨を垂らすなり
6.黙々とすごすよ二百十日目も
7.過ぎたればふと金木犀に振り返る
8.家蜘蛛とマクドナルドに居る夕日
9.二百十日流れる雲が速すぎる
10.葉の裏に隠れてゲリラ雨避ける ※試作
11.教科書のびしゃびしゃになる鬼雨かな ※試作
12.日が差して暑い暑いと溶けるチョコ


🔹9/2 8句

1.さみしさに犬蓼食べれると思う
2.しばらくは赤のまんまとなって居る
3.人の世のしがらみ赤のままでいい
4.薔薇園に少年像の祀らるる
5.エアコンが壊れております秋時雨
【日曜句会】2句
6.地球儀の花野と書いた場所を指す
7.明日のパン買う帰り道いわし雲
8.さみしさが夢をみさせてくれません

🔷9/3

1.実りある案山子の顔の誇らしき
【芍薬短歌「百合」3句】
2. 百合の辺にしばし水飲み休むとす
3.あらがいてせんなきこともゆり真白
4.純白のユリをあなたにあげませう
5.これからも踊りつづけてゆく日々や
6.倒れてはいない星みる案山子です

#俳句 #jhaiku #575 #短詩 #詩 #十七字

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