マンハッタン・オプとダニー・ハサウェイとカウント・ベイシー

10時からサウンドストリート、11時からクロスオーバーイレブン、そして11時45分からマンハッタン・オプ。10代のころ、毎日のように聴いていたFM放送。
マンハッタン・オプは、1980年から83年ごろまでFM東京でやっていたラジオ・ドラマ。ニューヨークを舞台とした、チャンドラーばりのハードボイルド探偵もの。矢作俊彦がスクリプトを書いていた。登場人物を日下武が一人で演じ分けてた。女性の登場人物もあの声で。。。

で、その番組のオープニングでかかる曲が、ジャジーでえらくカッコよかった。ただ、誰の曲かわからず、以来聴くことがなかった。
それが、数年前に20数年ぶりにあった幼なじみから、あの曲は Donny Hathaway の Basie だと教えてもらった。てっきりジャズ系の人の曲かと思っていた。Donny Hathawayと言えばソウル・シンガーではないか。どうやら映画のサウンド・トラックに収録されていたらしい。

映画は見ていないが、Basieってスイング・ジャズの大御所 “カウント・ベイシー" の事だよね、たぶん。どんな映画なのだろう？ Wikiには ”Come Back, Charleston Blue is a 1972 comedy film” とある。マンハッタン・オプのカッコよさとは裏腹に、つまらなさそうなコメディ映画っぽい。

で、ダニー・ハサウェイといえば、マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドらとともに「ニュー・ソウル」と呼ばれた人。ライブ盤に収録されているマービン・ゲイの名曲 What's Going On のライブ演奏は、オリジナルより良いかも。
個人的には ↓ の曲が一番好きだな。クリスマスソングの中で一番好きかも。これを聴かないと年が越せないくらいに。

やはり僕の中では、マンハッタン・オプとダニー・ハサウェイは繋がらないなぁ。しっくりこない。納得できない。
ダニーさんには申し訳ないけど「マンハッタン・オプの曲はカウント・ベイシーの曲だった」、ということにしておこう。