「はじめて買ったCD」は甘酸っぱい
恐らくはじめて買ったCDはXTCの「Oranges & Lemons」だったと思う。
1989年の春。就職して会社の寮に入ってすぐに、CDラジカセとCDを買った。ステレオとレコードは実家に置いてきたので、自作ベスト的なカセットテープ数本とXTCのCDをずーっと聴いていた。
寮とは言え、はじめての一人暮らし。住み慣れない土地。テレビも何もない部屋。朝食は前の日に買った菓子パンとコーヒー牛乳。
なので、初めて買ったCDを聴くと、その時の心模様というか、情景というか、今風に言えばエモい気持ちになります。
そんな一人暮らしがつまらなかったのかというと、そうでもなく結構楽しんでた。
週末の夜は京都のRub A Dubとうレゲエバーに毎週のように通ってた。ゲイバーじゃないよ。音楽のレゲェ、Reggae。ジャマイカで成立したポピュラー音楽。4分の4拍子の第2・第4拍目にアクセントがあるリズム(ゥン チャッ ゥン チャッ)が特徴。楽しかったな。
「オレンジとレモン」。初めて買ったCDにまつわる思い出は、アルバムのタイトル通りに甘酸っぱいものです。
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