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作業療法士キャリアへの違和感


私は作業療法士というリハビリ職に就いています。

作業療法士とは、私たち"人"が毎日の中で行なっている活動("作業")を使って、健康や幸福を増進させるリハビリ専門職です。

私は作業療法士になって、高齢者領域に従事して現在8年が経過しています。
この8年間は、(自分で言うのも変ですが…)多くの勉強会や学会、資格取得をしてきました。

作業療法士9年目になって、ある程度現場で成果を安定して挙げられるようになり、順風満帆かと思っていましたが、違いました。

『今後、私はどう成っていくのか?』

自分の成長と今後のキャリアに疑問を抱き、漠然とした不安が襲ってきました。

一般的には、所属法人に従事し続けて"管理職"に成ったり、大学院に進学して"研究者"や"教員"になっていくことがよくあります。

私はこれらのキャリアモデルを想定した時、自分との不一致を感じました。

『研鑽を積み優秀なセラピスト(技術者)になったはずなのに、その人たちが現場から離れていく(完全にではなくとも)』ことへの違和感です。

臨床家として研鑽してきたものを、そのまま生かし続けていくキャリアアップの形はないのだろうか?

そこで出会ったものが、産業作業療法という分野です。
ここで言う産業作業療法とは、
・保険外活動である
・CLは医療/介護保険リハビリ対象外である
・雇用されていない(副業)環境下である
上記のことを想定しています。

私は2023年現在、介護施設でOTとして臨床家をしながら、フリーランスOTとして活動をしております。

起業するリスクを背負う場合、誰でも真似できるキャリアモデルではありませんし、乱立していくことは望ましくないと考えます。

私はお恥ずかしながら、修士号もなければ、臨床家として特殊なスキルやコネクションがあるわけでもありません。
一般的な自己研鑽の積み重ねで構築されたOTです。

厚生労働省が副業を推奨している現在、今後フリーランスOTというキャリアモデルとして、みなさんの一例となれるような活動を現在模索しております。

臨床を愛し、目の前のCLに従事し続けたいと思うOTの先生がいらっしゃいましたら、ぜひ私と繋がっていただければ幸いです。

※個人の感想です。

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