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作業療法士(OT)って何者?

普段生活しているだけでは
あまり聞き慣れない"作業療法"。

簡単に言えば"リハビリの先生"だけど
類似した理学療法と何が違うのか?

リハビリ職へ進路を考えている人。
作業療法士を目指して勉強する人。
新人作業療法士として働き出す人。
それらの方々に向けて説明をします。

【キーワード】
①作業療法士はリハビリの先生
②作業と向き合うためのリハビリをする
③病院や高齢者施設で働いている

④技術以外の多様な手段を用いて良い


まず作業療法士には大前提があります。
"人間は作業をしていないと不健康になる"
ということです。

ここで云う"作業"とは、とても広義で
仕事をしたり。家事をこなしたり。
趣味を楽しんだり。役割を担ったり。
生活の中にある、ありとあらゆる
スケジュール内容のようなモノです。

つまり、毎日ベッドで寝たきりで居たり、
部屋に閉じこもって1人ぼっち生活では、
人間は心身ともに不健康になります。

現在、作業療法士は病気やケガで

今までやっていた作業が行えない、

障がい者の方々などを対象に

"どうやって作業と向き合うか?"という

視点でリハビリを行う職種として

病院や高齢者施設や訪問サービスを

中心に活躍しています。

イメージしやすいように例を挙げると…

例1)片手が使えなくなってしまったけれど、
どうやって妻として家事をこなそうか。

例2)入院で足が弱ってしまったけれど、
どうやって安全に電車移動しようか。

例3)認知症になってしまったけど、
家族と一緒に生活するにはどうしよう。

…などの問題解決を支援する先生です。
ちなみに問題解決のためなら道具や制度など
どんな手段でも用いる多様性があります。

病院や施設から自宅に帰ったら

すぐに元通りとはいきません。

その溝を埋めてあげるのが作業療法士の

得意分野と言えます。


職業としての作業療法士について

個人的な意見を以下にまとめます。

【ひとくちメモ】
☆収入は年収400万円代程度で
 一般企業と大きな格差はありません。
☆超高齢化社会で需要は高い為
 就職、転職はしやすいです。(2020年現在)
☆技術職ですので研修や
 自己研鑽がつきものです。
☆国家試験を通る学習能力と
 コミュニケーション能力が必要です。

※働く場所によって少し違いがあります。
※記載事項はOT肩幅の私見です。

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