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北京冬季五輪で話題に!サブチャンネルを使いこなすのは若者か中高年か?

Introduction
今回は深田航志氏からの久々の寄稿。北京五輪でサブチャンネルへの突然の切り替えが話題になった。ではそのサブチャンネルは実際どれくらい使われているのかを調べてみたそうだ。なかなかないデータなのでぜひお読みいただきたい。

深田航志氏(インテージ)

昨年の東京夏季五輪に続き、現在熱戦が繰り広げられている北京冬季五輪。日本のメダル獲得以上に、今回の冬季五輪では、各競技での不可解な判定や、公正性を欠くようなものが目立っていますね。
スキー混合ジャンプの高梨沙羅さんのスーツ失格から、スノーボード女子パラレル大回転で竹内選手が転倒したドイツ選手への妨害判定疑惑、ショートトラックでの中国選手のマリオカート問題 (これが狙っているなら、かなり神業です。是非動画でご覧ください)。
さらに、女子アイスホッケーのスマイルジャパンが中国との対戦で、IOCの応援ルールを無視した地元中国の観客の声援と、、、連日ネットニュース上では、日本人選手の活躍以上にバズっているように思えます。
極めつけが、先週金曜(2/11)に中継されたスノーボード男子ハーフパイプ決勝で、平野 歩夢 選手の2回目の試技が完璧に決まったかに見えましたが、得点は91.75と「#人類史上最高難度」のはずのトリックが、トップのオーストラリアのスコット・ジェームスに及ばず2位止まり。(3回目で同じトリックを見事に決めて96.0で金メダルを獲得したことは周知の事実ですよね。平野選手、おめでとうございます!)

で、このスノーボード男子ハーフパイプ決勝で、もう一つの事件が起きたのは、業界関係者の皆さんでしたら、既にご存知のことかと思います。
この平野選手の金メダルを決めた3回目の試技直前、サブチャンネル放送(マルチ編成)に切り替わる事態が起きました。
これを放送していたNHKではスポーツ中継が延長になった場合など、メインチャンネルで次の番組を、サブチャンネルでスポーツ中継を続けるマルチ編成にすることがよくあり、今回も同様の対応でしたが、平野選手の3回目の試技直前に案内画面が表示され、視聴者の中には、競技中継にうまく切り替えられずリアルタイム視聴を逃した視聴者が続出しました。
※なおNHKマルチ編成の紹介ページはこちら
当然、逆転金メダルを懸けた注目度の高い滑りだっただけに、ネット上には悲鳴と落胆の声が続々挙げられ、ツイッターでは、平野の金メダルをおめでとう!のワードとともに「サブチャンネル」がトレンド入りした。。。という話が、ネットニュースなどで配信された内容です。

ここからが今回の本題。
では、マルチ編成(サブチャンネル利用)は、どのぐらいの視聴者で、(認知)利用されているのか?ちゃんと調査したことが無かった(と思うので)、その調査結果について、共有したいと思います。

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