境治@MediaBorder

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境治@MediaBorder

コピーライター/メディアコンサルタント テレビとネットの横断業界誌MediaBorder運営者・勉強会「ミライテレビ推進会議」主催 放送と通信の融合を日々呼びかけていますYahoo!個人などに記事掲載。メディア企業のコンサルティングを請け負っています。エム・データ顧問研究員

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  • その映画を忘れるな!

    次々に映画を見ては次々にどんな映画か忘れてしまう。そんな還暦過ぎのおっさんがせっかく見た映画を忘れないために書くnoteです。自分のためなのであなたの参考になるかは知りませんよ。ネタバレかどうかは気にせず書くので悪しからず。ネタバレが映画鑑賞に差し障りはしないと考えてます「シックスセンス」みたいなのは例外だけど

最近の記事

10月31日、SSKセミナー「日本流FAST、その全貌と戦略」開催します(豪華おまけ付き!)

新社会システム研究所(SSK)主催で私が企画と進行役を務めるセミナーをご案内する。 7月の記事で紹介した「日本初のFASTサービス」をテーマにしたもので、このサービスを運営するBBM株式会社の代表取締役CEO、福﨑伸也氏にご登壇いただく。 7月の記事では、BBM社が立ち上げた新しいFASTサービスに取材した。 この記事を掲載した際、BBM社福﨑氏から「企画書の表紙などに画像を使いたい」とお願いされた。ChatGPTで20分ほどで作成したものなので、どうぞとお答えし画像をお

    • 映画「ヒットマン」本当の自分は今の自分かなりたい自分か

      映画「ヒットマン」楽しかった! 大学で心理学を教えるゲイリー・ジョンソンは猫を飼いシビックに乗るさえない男。副業で警察の盗聴の手伝いをしてたら代打で殺し屋役をやってみたらうまくいく。殺しの依頼をしてきた相手に殺し屋として近づき、依頼が成立して金を受け取ったら相手は逮捕。自分でもハマっていろんなタイプの殺し屋を演じるのを楽しんでいる。夫を殺したい依頼人の女性に思いとどまるよう説得してしまい、結局恋に落ちる。だが彼女が愛するのはゲイリーが演じるワイルドな殺し屋ロン。そして彼自身ロ

      • ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」観る者の目を釘づけにする狂気と構成

        Netflix製作の韓国ドラマ。貸別荘を営む50代の男が若い女と子どもを客として受け入れる。ホテルを営む30代の男が車で立ち往生した男を客として迎え入れる。それぞれが大きな災いとなり、2つの話は交錯する。殺人鬼の狂いっぷりがおぞましい。そして2つの物語の交錯させ方にトリックがあり面白い。2つの舞台をつなぐのは切れ者の女警官だった。 ここから先はネタバレするので、見終わった人だけね。 本筋は貸別荘の方で、ホテルの話はサイドストーリーだった。2つは時間が20年くらい開いてるんだ

        • 夢のような世界を泥のような現場が支えている〜映画戦略企画委員会への期待〜

          日本にもフランスのような映画文化を守る仕組みを 今週月曜日、9月9日に内閣府で「映画戦略企画委員会」という会議体がはじまった。今年の春ぐらいから岸田首相の「新資本主義会議」の流れで構想が進んでいたようだ。8月7日に岸田首相が設立を表明していた。このような議論が内閣府の主催で行われるとは、素晴らしいことだ。今後の進捗に期待したい。 是枝裕和氏や山崎貴氏などが世界の映画界で評価される一方で、日本の映像制作の現場は疲弊している。コンテンツ産業の一翼として映画が期待されているなかで

        10月31日、SSKセミナー「日本流FAST、その全貌と戦略」開催します(豪華おまけ付き!)

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        • その映画を忘れるな!
          14本

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        • 9月24日の勉強会に関西大学の水谷瑛嗣郎准教授にゲスト登壇いただきます!

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        • 10月31日SSKセミナーの割引はこちら

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        • 9月24日の勉強会、参加する方はコメントをお願いします!

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        • 8月29日(木)の奥律哉氏勉強会、参加する方はコメントをお願いします

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        • 9月24日の勉強会に関西大学の水谷瑛嗣郎准教授にゲスト登壇いただきます!

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        • 9月24日の勉強会、参加する方はコメントをお願いします!

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        メンバー特典記事

          10月31日、SSKセミナー「日本流FAST、その全貌と戦略」開催します(豪華おまけ付き!)

          新社会システム研究所(SSK)主催で私が企画と進行役を務めるセミナーをご案内する。 7月の記事で紹介した「日本初のFASTサービス」をテーマにしたもので、このサービスを運営するBBM株式会社の代表取締役CEO、福﨑伸也氏にご登壇いただく。 7月の記事では、BBM社が立ち上げた新しいFASTサービスに取材した。 この記事を掲載した際、BBM社福﨑氏から「企画書の表紙などに画像を使いたい」とお願いされた。ChatGPTで20分ほどで作成したものなので、どうぞとお答えし画像をお

          10月31日、SSKセミナー「日本流FAST、その全貌と戦略」開催します(豪華おまけ付き!)

          夢のような世界を泥のような現場が支えている〜映画戦略企画委員会への期待〜

          日本にもフランスのような映画文化を守る仕組みを 今週月曜日、9月9日に内閣府で「映画戦略企画委員会」という会議体がはじまった。今年の春ぐらいから岸田首相の「新資本主義会議」の流れで構想が進んでいたようだ。8月7日に岸田首相が設立を表明していた。このような議論が内閣府の主催で行われるとは、素晴らしいことだ。今後の進捗に期待したい。 是枝裕和氏や山崎貴氏などが世界の映画界で評価される一方で、日本の映像制作の現場は疲弊している。コンテンツ産業の一翼として映画が期待されているなかで

          夢のような世界を泥のような現場が支えている〜映画戦略企画委員会への期待〜

          NHK会長は1.財界から2.プロパーから、とは別に第3の選択肢がある

          ※この記事は、業界の人との飲んだ時の話をもとにした一種の与太話として読んでください。 「突然指名され驚いた」現会長、稲葉氏 NHKの会長人事は、公共放送という国民にとって重要な組織のトップ選びなのに、プロセスが非常に不明解だ。それが顕著だったのが、現在の会長、稲葉延雄氏の決まり方だった。 NHK会長は任期が3年。稲葉氏は2023年1月に就任している。その人選は前の年の2022年12月に発表された。そもそも公共放送なのに、トップが誰になるかは発表時まで明かされない。どう選ん

          NHK会長は1.財界から2.プロパーから、とは別に第3の選択肢がある

          9月24日脇浜紀子氏Zoom勉強会「普通の人目線で振り返る、情報流通健全性検討会」

          MediaBorderでは奇数月に、全会員が参加できるZoomによるリモート勉強会を開催している。今月、9月24日は京都産業大学の脇浜紀子教授にメインスピーカーをお願いして、総務省の有識者会議「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」を振り返る。開始時刻は19時から。 この検討会は、その名の通りインターネットで誤情報偽情報が飛び交い、中には悪質なものも多い中で何をどうするべきかを議論している。昨年11月からスタートし、いま「とりまとめ」に入っている段階

          9月24日脇浜紀子氏Zoom勉強会「普通の人目線で振り返る、情報流通健全性検討会」

          MediaBorderの「法人割引プラン」を開始しました

          このMediaBorderは5月からnoteのメンバーシップを使ってみなさまにメディアの最新動向をお伝えしてきました。そして毎月の勉強会も実施しています。「マガジン+勉強会」をセットにして、「メディアを変えていく人々」が集う場を提供してきました。 そのMediaBorderがこの度、「法人割引プラン」を開始しました。 noteは個人で参加いただく仕組みとして優れています。ただし、参加希望者はnote IDを取得した上でクレジットカードでお支払いいただくなどの手間がかかります

          MediaBorderの「法人割引プラン」を開始しました

          その炎上はメディアのでっち上げだ!〜「おじさんの詰め合わせ」騒動に見る出版社の無意味な戦略〜

          その炎上はメディアのでっち上げだ!〜「おじさんの詰め合わせ」騒動に見る出版社の無意味な戦略〜

        記事

          映画「エイリアン:ロムルス」一周まわってまた怖い!(若い人はどうなのかな?)

          誰もが言うように、一作目を彷彿とさせる怖さ!ただ、オールドファンは大喜びだけど、初見の人はどうなんだろうね。 「エイリアン」の最初のやつは高校生の頃で映画館で見そこねた。大学に入って二番館かビデオかで見たあと、「エイリアン2」はロードショーで見た。一作目では一匹だけで十分怖かったエイリアンが大量に出てきてビッグマザーも出てくる。「This time it’s war」のキャッチコピーの通り、エイリアンとの戦争であり、最後は擬似的な母親同士の戦い。コンセプトを大きく変えること

          映画「エイリアン:ロムルス」一周まわってまた怖い!(若い人はどうなのかな?)

          映画「侍タイムスリッパー」そこに本物の侍がいる!

          「カメ止め」現象の再来か?と話題になってるので見に行った。1館からスタートした自主映画で、次の週末には50館に拡大するそうだ。なるほど、楽しく力強い映画だった。 予告編を見ればどんな映画かわかる。幕末の侍が現代の撮影所にタイムスリップし時代の変化に打ちひしがれつつ「斬られ役」の仕事に就く、というストーリー。侍がタイムスリップする映画なんてよくあるし時代劇は自主映画で作るにはお金かかるんじゃないの?と戸惑いつつ見ていくと、人情コメディとして面白く惹きつけられていく。吉本新喜劇

          映画「侍タイムスリッパー」そこに本物の侍がいる!

          NHK会長は1.財界から2.プロパーから、とは別に第3の選択肢がある

          ※この記事は、業界の人との飲んだ時の話をもとにした一種の与太話として読んでください。 「突然指名され驚いた」現会長、稲葉氏 NHKの会長人事は、公共放送という国民にとって重要な組織のトップ選びなのに、プロセスが非常に不明解だ。それが顕著だったのが、現在の会長、稲葉延雄氏の決まり方だった。 NHK会長は任期が3年。稲葉氏は2023年1月に就任している。その人選は前の年の2022年12月に発表された。そもそも公共放送なのに、トップが誰になるかは発表時まで明かされない。どう選ん

          NHK会長は1.財界から2.プロパーから、とは別に第3の選択肢がある

          9月24日脇浜紀子氏Zoom勉強会「普通の人目線で振り返る、情報流通健全性検討会」

          MediaBorderでは奇数月に、全会員が参加できるZoomによるリモート勉強会を開催している。今月、9月24日は京都産業大学の脇浜紀子教授にメインスピーカーをお願いして、総務省の有識者会議「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」を振り返る。開始時刻は19時から。 この検討会は、その名の通りインターネットで誤情報偽情報が飛び交い、中には悪質なものも多い中で何をどうするべきかを議論している。昨年11月からスタートし、いま「とりまとめ」に入っている段階

          9月24日脇浜紀子氏Zoom勉強会「普通の人目線で振り返る、情報流通健全性検討会」

          MediaBorderの「法人割引プラン」を開始しました

          このMediaBorderは5月からnoteのメンバーシップを使ってみなさまにメディアの最新動向をお伝えしてきました。そして毎月の勉強会も実施しています。「マガジン+勉強会」をセットにして、「メディアを変えていく人々」が集う場を提供してきました。 そのMediaBorderがこの度、「法人割引プラン」を開始しました。 noteは個人で参加いただく仕組みとして優れています。ただし、参加希望者はnote IDを取得した上でクレジットカードでお支払いいただくなどの手間がかかります

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          映画「愛に乱暴」幸せに見える日常に不穏がふくらむ

          江口のりこ主演映画多すぎじゃね?とブツクサ言いつつ予告編に感じた不穏に惹かれて見に行った。 終始カメラが主人公の行動を写しとる。手持ち、正確にはスタビライザーでカメラが追うので手ブレはないが不安定なアングルでそれが彼女の心に潜む不穏を見る者に感じさせる。この撮り方がこの映画の大きな特徴で、映画の本質があると思う。 子どものいない夫婦が、夫の親の家の離れに住んでいる。義父は少し前に亡くなったらしく母家には義母が住んでいる。ありがちな嫁姑の対立はなく、義母は気を遣っている。その

          映画「愛に乱暴」幸せに見える日常に不穏がふくらむ

          その炎上はメディアのでっち上げだ!〜「おじさんの詰め合わせ」騒動に見る出版社の無意味な戦略〜

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          その炎上はメディアのでっち上げだ!〜「おじさんの詰め合わせ」騒動に見る出版社の無意味な戦略〜

          映画「ラストマイル」あんな犯人があんなテロ起こすかね?

          なんかヒットしてるらしいけど「シェアード・ユニバース」というふれ込みがうさんくさくてどうかなと思うけど、ヒットしてるっていうから見とかなきゃなと公開翌週の水曜日に見に行った。そんな斜に構えた態度で見たから終始細かいとこが気になって。 以下いっぱいネタバレするので見てから読め。 そもそも、こんなに人を殺したりケガさせたりする大犯罪を30代の女性が一人で計画して実行できるものかね?そしてなぜ彼女はその成果を見届けずに死ぬの? それができる女性だったとして、デイリーファーストに恨

          映画「ラストマイル」あんな犯人があんなテロ起こすかね?

          TOKYO MXの生成AIを使ったテレビCMについて聞いてみた

          放送局らしからぬ強烈なメッセージ 東京メトロポリタンテレビジョン、通称TOKYO MXがこの春から新しいイメージCMを流しているのをご存知だろうか。4月1日付でプレスリリースが出ている。 とりあえず、CM映像(30秒版)を見てもらいたい。 そして、CM中で語られるメッセージも読んでほしい。 【キャッチコピー】  どこまでも!マニアッ9。 【 ボディコピー 】 “みんな”が見たいものって、なんだろう。 一人ひとりの生き方も、楽しみ方も、多種多様に広がった今、 “みんな”

          TOKYO MXの生成AIを使ったテレビCMについて聞いてみた

          テレビと鉄道〜根岸豊明氏寄稿〜

          「テレビと鉄道」 根岸豊明 昨今「テレビはいらない。ネットがあれば十分」と言われることが多々ある。 テレビ局出身者としては由々しきセリフである。世代が若くなればなるほど、そういう意見があるような気がして、少々危惧を抱いている。インターネットは確かに便利だ。必要な情報を必要な時に瞬時に集め、視られる。自分の意見やオリジナルな動画を不特定多数に向けて発信できる。しかし、その一方で誹謗中傷・炎上・フェイクなどのデメリットも指摘されている。(総務省の有識者会議でも盛んに議論されてい

          テレビと鉄道〜根岸豊明氏寄稿〜

          映画「スージーQ」ロックンロールは男だけのものじゃない!今の当たり前を初めてやった女

          2年前に映画館で見そこねた映画「スージーQ」がAmazonプライムビデオにあった。スージーにそんなに思い入れがあったわけじゃないけど見たら涙もんだった。 イギリス人と思ってたらデトロイト生まれだった。音楽好きの一家で4人姉妹。姉たちとバンドを組み14歳から活動しずっとツアーに出ていた。イギリスからやってきたプロデューサーが彼女らに目をとめたがロンドンに連れて行ったのがスージーだけだった。以来、姉妹たちとは微妙な関係。 ロンドンでは狭い部屋に住みレコーディングの準備に入るが進ま

          映画「スージーQ」ロックンロールは男だけのものじゃない!今の当たり前を初めてやった女

          映画「ソウルの春」現実には、正義が勝たない

          1979年に韓国で実際に起こったクーデターの映画化。韓国でも真相が知られてなかった史実を初めて映画にして去年大ヒットしたそうだ。 実際に起こったこととして見るせいもあって、2時間20分緊張しっぱなしだった。歴史を学ぼうとかでなく、とにかく面白いのでオススメです!韓国映画はなかなかお客さん入らないけどけっこう入ってたなあ。 軍の一将校にすぎなかったチョン・ドゥグァン(どう見てものちに大統領になる全斗煥がモデル)が、味方につけた士官学校出身者グループと共にクーデターを引き起こす

          映画「ソウルの春」現実には、正義が勝たない