osyarena
恋愛を忘れてしまった全ての大人たちへ。
夏の暑い日、たぶん8月頃だったと思う。 千葉の実家に帰ってきた私は、地元の友達と遊んでいた。 そんな時、最近はまりかけていたダーツバーに行こうと話になった。 地元に昔からあるちょっと寂れたダーツバー。 外からは中が見えないのが、また怖い。 土日のどちらかの夕方だったと思うけど、二人で店内に入った。 この店に来るのは2回目だったので、そんなに緊張はしてなかった。 入ってすぐのとこにあるカウンターに何人かが座っている。 左側はビリヤード。右側がダーツといった配置。
私の名前はレナ。 どこにでもいる19歳。 身長は160cmないくらい。 体重は40ちょっとだから細い方だと思う。 胸はいちおうFはある。 顔立ちはちょっとキツいって言われることもあるけど 悪くはないと思う。 子供の頃は親に勧められて子役の事務所に所属していたこともあるし、 街中を歩けばたまにはナンパもされる。 服はそんなにおしゃれってわけではないけど、人並みに買って みんなと同じくらいにお洒落してると思う。 今は年上の彼氏もいるし。 これまでも何人かと
カーテンから少しだけ陽がこぼれている。 心地よい眠りからさめた私に、朝を教えてくれる。 ベッドの反対側を見ると大好きな彼が寝ている。 私は壁の方を向いて寝るのが好きだ。 その時、彼には後ろから抱きしめてて欲しい。 昨日もそう寝たつもりなんだけど、寝ている間に反対を向いてしまったのだろう。 私は体を反転させて彼に寄り添う。 半分起きた彼が私を抱き寄せる。 その手は力強く、でも優しい。 満たされる。この言葉以外に当てはまる言葉が出てこない。 このまま幸せが