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数年ぶりの、うららかな春になった

ことしの4月は、オリンパスXAにLOMOGRAPHY CN100を詰めてスタートしました。
ひさびさにXAに期限切れでもないカラーネガ詰めて撮りましたが、わたし的には、同じ距離計連動式コンパクトとしてよく比較されるコンタックスTにぜんぜん負けていないと感じました。

午後から友人の撮影のお手伝いをする日だったので、ちかくの公園まで桜を撮りに行きました。
30分もいなかったのですけれどね。

次のカットまでたしか数日以上間があいて、これもそう遠くないところで枝垂桜を撮りました。


たぶん個人宅の庭だとおもうのですけどね…道路沿い川沿いなので許してつかあさい。

そこから半月ほどまた間があいたのですが(仕事のことで憔悴してたと思う)、もう来週にはGWというタイミングで、水沢の友人宅を訪問することに。
住所をおしえてもらったので、「ツーリングサポーター」というナビアプリと「ツーリングマップル」を駆使して、松島町から国道346号、登米とめ市からは「石ノ森章太郎記念館」のそばを通って一関市花泉町九千沢くせんざわから国道342号一関街道、そこから花藤橋・北上川橋・北上大橋と下流側から北上川を3回渡って、道の駅かわさき附近からさらに川沿いを北上し県道14号線で奥州市入りするという…Googleマップでご覧いただいた方が一目瞭然と思います。

タイムライン機能知らなかったのでそのままではないですが、だいたいこんなルート。
紙の地図をみていてずっと行きたかったのですよね。
ずーっと国道4号行くだけでない道を探していたこともあって。


R346沿い、昨年栗原市まで行って引き返したときに通って「写真撮りたかった!」と後悔していたあたり。

迫川はさまがわは栗原市から流れてくる川です。

登米市佐沼では…

おそろしく古めかしいSHELLの給油所の廃墟を信号待ちでふと横を向いたらみつけて停車。
相当昔に廃業したものと思われます。


花藤橋と北上川橋との間、県道189号で。
川べりなんだけど水面が写ってないなあ。

そして方々に山桜とおぼしき花が咲いておりました。

ちゃんと写ってるカットがなかったけど、北上川沿いで宮城・岩手県境を越える県道は両岸ともかなりの狭隘路で、四輪車1台分の幅員しかない区間もあり、なかなかの「険道」っぷりでした。
加えてこの日は折から強風が吹いていて、3月の南相馬ゆきに続いてまたも寒い思いをしました。陽は照っていたのですが…さらに道には樹木の枝がやたら散乱していて、がっつり踏んだりしないよう気を遣いました。

保護色の鉄橋

上の鉄橋は大船渡線。
道路地図には「気仙沼街道」と書いてある道路で、道の駅かわさきから上流の千歳橋附近を通り、県道14号につらなる北上川をずーっとフォローする道です。
さきほどの区間ほどではないにせよ、時々センターラインが消えるうえに川沿いの断崖に面した隘路には違いなく、そばに「横石」というバス停のあるこの鉄橋の下も相当狭いうえに見通しがきかない。
さらには往路には…かえりもまた同じ区間を走ったのですから、おしゃまも相当なもの好きですが…対向車線にひとかかえもある細い木の枝が、つながったままでまるごと、ばらばらにもならず落下していてヒヤッといたしました。

その14号線含め、水沢から一関市内の薄衣、そこからまた川沿いに登米市へと戻るルート上には信号機など数えるほどしかなく、快走路であるかわりにあいまに休憩するところはその道の駅と近隣の給油所ぐらいしか見当たらなくて、ほかにはコンビニすらない区間でそれぞれ所要1時間はかかったかな。
14号から黒石寺、正法寺方面へと道が分岐するあたりに、個人経営の小さな小さなガソリンスタンドと民家の廃墟などがあり、100mほど引き返して写真を撮ったのは言うまでもありません。

停名はたしかに「黒石」でしたが寺と同様に「こくせき」とよむのかどうかは不明。
今回の日帰り旅で、先の廃墟給油所含めちいさなガソリンスタンドはいくつかみましたが、ここがいちばん小規模でしたし、大手元売りの看板も掲げていないしなんといっても現役。
土曜日だから営業していたのかも知れない。ここで給油すればよかった。
たぶんレシートではなく紙の明細というか領収書くれるんだと思う。それなら記念になるんだけどな。
盛岡の見前みるまえのエネオスでも手書きだった。なくしちゃったのが惜しい。

最後は県道189号でも宮城県側、午前中には通らなかった区間。
大型車通行禁止の看板があったけど1台だけ重機を積んだのとすれ違った。
午後のよわい光りのもとだとこういう淋しい道はなんとなく心細い。
とくに限界集落からも離れた一軒家の農家がよくみると廃墟化していたりして、写真撮るのも怖くて早々に通過した次第。
これにて36枚撮り1本終了。

湖ではなくて川がくの字型に曲がっているのを見下ろす位置から撮ったのでありますが、これだけの水量があると大河の風格というよりは、いにしえに氾濫したときのことなど想像してしまいなおさら怖くなりました。
道はここを通過したらまもなく2車線になり、民家も増えてきてようやく人里までたどり着いた安堵感を覚えました。
あまり大きな車で行くのはおすすめしません。
お好きな方にはどうぞとしか言えないですね。
原付二種のおしゃまは身軽ですから、また走りたくなるかも知れません。

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