2.日本の未来を把握する
これらは未来予想ではありません。数年後、現実となる日本社会です。
1.サラリーマンの大リストラ時代
令和に入り、国は企業へ定年雇用努力を義務化しました。70歳まで従業員の面倒を見ろ!というものです。
では、70歳のおじいちゃん、おばあちゃん達に何ができるのでしょうか?年齢と共に上がってきた給与に見合う仕事ができると思いますか?
既に、トヨタなど複数の企業が「終身雇用なんて無理!」と発表しています。早期退職者を募る企業もニュースで話題になりましたよね。
『大手企業に勤める→終身安定』はもうあり得ないのです。
おばあちゃん、お母さんは「大手に勤めると安泰だと」言うでしょう。昭和時代は、1日8時間働けばそれなりに生活ができていました。従業員は終身雇用に甘えていました。おばあちゃん達の時代は安泰だったのです。
ですが、時代は変わりました。年功序列等の日系企業がスキルがないとクビの外資系企業へ変わってきています。
2.年金がなくなる
数年後、年金は無くなります。支給されたとしても、生活できるような金額ではありません。
1950年頃は12人で1人の高齢者を支えていましたが、現在では少子高齢化により、2人で1人の高齢者を支えています。今後は、1人で1人以上の高齢者を支えることとなります。税金は上がり続けるでしょう。
また、昨年、麻生金融相は「自分で老後資金3000万円貯めてくれ」と発言しました。
結婚・子供を育てる・車を買う・家を買う・親の介護…たくさんの出費をしながら生活する中で、3000万円の貯金なんて、余程のことがないとできませんよね。
3.少子高齢化による市場の変化
おばあちゃんが家を買いますか?おじいちゃんが車を買いますか?
高齢者は消費が少ないです。
子育て世代より高齢者が多い日本全体の消費は、ほとんどなくなります。
あなたが企業の社長なら、消費が多い地域と少ない地域、どちらにお店を出しますか?
今、東南アジアは子供で溢れかえっています。若い世代がどんどん消費し、景気が上がっています。
海外の企業はもちろんですが、国内の企業ですら消費が減り続ける日本の市場なんて見ていないのです。
実際、イオンはカンボジアに3号店を出店予定です。中国人は東南アジアに大金を様々な形で投資しています。
4.外国人採用
日本人:賃金が高い、ワークバランスなどうるさい
外国人:賃金が安い、文句を言わない、意欲がある
今、企業が採用したいのは外国人です。
コンビニや飲食店、建築現場等、様々な職種で外国人労働者がいることは珍しくなくなってきました。
今後は、簡単な作業だけではなく、幹部等の企業の脳にまで外国人で溢れ返ることでしょう。
それは、日本人にグローバル人材がいないからです。
グローバル人材とは、英語ができる人ということではありません。
仕組みやマニュアルがあれば、誰でもきちんと接客ができます。同じ料理を作れます。お店がまわります。
その仕組みを作れる人のことをグローバル人材と呼びます。
なぜ日本ではグローバル人材が育たないのか?それは以前にも触れた『前倣え教育』に問題があります。
同じ服を着る、同じような髪にすることに『WHY:疑問を持つ』ことのない日本人は、何かを作り出すことができないのです。
5.AIが仕事を奪う
ボーリングのピンをセットする仕事、電話交換手、切符切りなど、これまでも沢山の職業がAIの発達によりなくなりました。
今後も益々AI化が進み、職は消え続けます。
株式会社の持ち主は社長ではありません。株主です。どんなに社長に気に入られようが、株主が不要と言えばクビになってしまうのです。
景気の悪化や、業績が悪い企業だけがリストラをするのではありません。
手縫い工場で働いていた人達は、ミシン導入によって人手が余り、黒字でもクビになりました。
10年前、ガラケーを使わなくなるなんて信じられましたか?煙草が電子化されるなど想像できたでしょうか?
数年後、あなたの職業がAIに奪われたとしても、不思議なことではないのです。
6.結果
このように、国や企業は私たちの生活を保証する気がありません。責任をなすりつけ合っています。
まだ国や会社があなたを守ってくれると信じるなら、どうぞ楽しく遊んで暮らしてください。私の記事など見ずに、テレビやYouTubeのくだらない番組を観て大笑いしてください。
私の娘は『アリとキリギリス』の絵本が大好きで一緒によく読みます。キリギリスは今が楽しければいいと遊び呆け、冬に寒さと飢えで死にかけます。アリは先を見据え懸命に働き、快適に冬を越します。あなたはどちらを選びますか?今の日本人はそのどちらかにならざるを得ないのです。物語ではアリがキリギリスを助けましたが、現実にそんな救世主が現れるなんて奇跡です。
日本の『キリギリス』は、ホームレスか海外へ出稼ぎにいくしかなくなります。これは何十年先の話ではありません。数年後です。
平和ボケから目を覚まし、未来をしっかりと把握し、対策した者だけが生き残れます。
だから私は何度も言います。学びましょう!
読者様の為に言っているのではありません。あなたのお子さん、これから生まれてくるであろう子供達に貧しい思いはさせたくないです。1人でも多くの子供を救う為に、1人でも多くの大人が学ぶ必要があると思います。
Instagram:@osuzu3810
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