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【B2 2021-22】福島ファイヤーボンズ_前半戦考察

はじめまして、福島県をこよなく愛するレレレのおじさんと申します。福島を離れて人生の半分が過ぎてしまいましたが、今でも地元紙(福島民友・福島民報)のチェックを欠かさず、常に地元の話題はアップデートしています。

さて、そんな私がBリーグ創設時から(正しくはbjリーグ時代から)応援している地元の「福島ファイヤーボンズ」ですが、今シーズンは前半戦を終わって20勝10敗(貯金10)で東地区2位(全体を見ても名古屋、香川に次いで3位)という成績を残しているので、少しだけスタッツを見ながら前半戦の考察をしたいと思います。

今シーズンは、森山HCがGM兼任としてチーム編成から携わっていますが、まさに“守る””走る”という基本をきちんとできる選手を集められたとのことで、これまでの戦いを見ても神原選手(#9)や橋本選手(#16)を中心としてハードディフェンスができていますし、アレックス・マーフィー選手(#12)や村上選手(#8)、長谷川選手(#6)を軸に積極的なドライブからの得点も多く、まさに森山HCが掲げる”泥臭いバスケットボール”が体現できているのではないかと思います。

冒頭にも書きましたが、前半戦30試合を終えて現在20勝10敗(勝率.667)の成績ですが、HOME/AWAYで見ると、HOMEでは12勝5敗(勝率.705)、AWAYで8勝5敗(勝率.615)とやはりHOMEで多く勝ち星をあげています。これは直近3試合のHOME戦が1,000人超(12/12の青森戦GAME2も1,000人超)の集客に鑑みても、HOMEで勝つことで集客も伸びてきているのではないかと思います。もちろん、HOME戦開催時の多彩なイベントやフードラインナップも一因ですね!ちなみにHOME勝利で見ると、東地区>西地区となっており、越谷に至っては10勝1敗となんとHOME勝率9割。私自身は、なかなか会場には行けないのですが、これからもHOMEでは”勝ち”を通じて、地元・福島のブースターに夢と希望を与えてもらえるといいなと思います。

さて、ここからは10月、11月に試合の度に解説のあった「GAME1勝てるけど、GAME2落とすことが多い」について検証してみたいと思います。それぞれの勝敗ですが、GAME1が13勝2敗(勝率.867)、GAME2が7勝8敗(勝率.467)とやはり前半戦トータルで見ても”GAME1に強い福島”という印象です。細かく数字を見ると、30試合終了時点の1試合平均の得点/失点が81.1/77.3なのですが、GAME1ではそれぞれ83.5/74.7、GAME2では78.7/80.0と何と得失点差に約10点の差が出ている状況です。どこで差がついているかというと、お察しのとおり3Qの得失点に顕著な差が現れています。得点で見ると、GAME1/GAME2がそれぞれ22.9/19.3、失点で見るとそれぞれ18.9/21.3と3Qだけで7点の差が出てしまっています。勝率が同率で並んでいる仙台も”魔の3Q”ということで3Qの戦い方を課題としていますが、この3Qを支配できるかどうかが後半戦も大事なポイントとなってくると思います。2022年に入って神原選手(#9)が後半も出られるようになったので期待ですね。

その他の気になる数字(1試合平均)としては、3Pとリバウンドです。3P成功率はGAME1が37.0%(3PM/3PA:9.1/24.5)、GAME2が30.4%(3PM/3PA:6.8/22.4)となっています。ここはGAME1から相手がアジャストしてきているという見方もできるかもしれませんが、少し気になる部分です。リバウンドに関しては、GAME1が39.6本(OR9.3本、DR30.3本)、GAME2が36.0本(OR9.1、DR26.9本)と特にディフェンスリバウンドの数字が下がっているので、ここを相手に拾われて失点しているというケースもGAME2のが多い印象です。ちなみに対戦相手のリバウンド数については、ほとんどGAME1/GAME2で差がない数字となっています(1本差以内)。また、選手別に見ると、エリック・マーフィー選手(#0)、菅野選手(#21)、水野選手(#30)の得点がGAME1/GAME2で平均2点程度差が出ているのも、やはり得点に絡む選手の出来/不出来が勝敗には影響してそうです。ターンオーバー(TO)数とファール(F)数については、それぞれGAME1/GAME2でTO数が13.5回/12.6回、F数が18.0回/19.5回と思ったほど差はないかなという印象です。ただ、やはりTO数はB2ワースト5なので、1試合10回以下に抑えたい(前半戦は10回以下は4試合)ですね。

他にも色々と語りたいことは尽きませんが、1日ではとても書ききれないので今回はここまでとしたいと思います。長文にも関わらず最後まで読んで頂きありがとうございました。

#Bリーグ #バスケットボール #B2 #福島 #ファイヤーボンズ

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