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B型作業所の作業、あれこれなお話

ご無沙汰しております。
ごきげんよう、おすみです。

このnoteでは一人の精神疾患当事者でB型作業所利用者であるおすみが実体験を元に障がい者福祉やメンタルヘルスに関する記事を執筆しています。

しばらくの間noteにまで手が回らなかったのは、おすみが働くB型作業所の中でも働き方が少しずつ変わっていき、それに対して心も体も適応させていくことに重きを置いて生活していたからです。

先月の今頃は月曜日~水曜日は軽作業、木曜日と金曜日はカフェと言うシフトでしたが、今月に入り軽作業をするのは月曜日だけになり、さらに今月下旬からは大阪で最も有名な商店街の一角に間借りと言う形(いわゆる”ヤドカリ店舗”)でもう一店舗オープンすることになったことに伴い、おすみはそっちの方にも出向くことになり、いよいよおすみも普通のカフェ店員にしか見えないB型作業所利用者になりました。

今はやりたいことを仕事にできることへの充実感を感じながら日々過ごしていますが、無理はせずに体調管理を充分に行って少しずつでも前進して行きたいと考えています。


さて、おすみの働くB型作業所のように街カフェを併設している就労継続支援事業は大阪では少しずつ増えてきています。
作業所=内職をする場所のようなイメージをお持ちの方も少なからずいるかと思いますが(実際おすみもそういう考えを持っていました)、最近は作業所の内容も多様化が徐々に広がりつつあります。

今日はごく一部ですが『B型作業所も今はこんなことやってます』的な紹介を実際に見学した時のことも含めて書かせていただこうと思います。

焙煎から販売まで…コーヒーに特化した作業所

これは実際に見学や体験利用もさせていただいたB型作業所です。
作業所の中には非常に大きなコーヒー豆の焙煎機が設置されており、焙煎から豆の選別、そして豆本体やドリップバックや袋入れまでを行い、コーヒー豆の事を深く学びながらステップアップできる作業所でした。

店内にはイートインスペースも併設されており、コーヒーの淹れ方(慣れてくるとエスプレッソマシンでラテづくりも!)や接客の経験も積むことができます。

カフェだけじゃない!本格的なフランス料理も作って学べる作業所

詳しくは動画を見ていただくとして、この店は福祉に興味を持ってくれた有名フレンチシェフが手掛ける作業所でもあります。
おすみの働く作業所からこの作業所に移行した学習障害を持った利用者もいるので勝手ながら今回紹介させていただきます。
本格的な料理スキルと接客スキルも学べる…おすみも家庭的な食堂ではなく本格的なレストラン開業を目指していたらここに行っていた…かもしれません。

広がる作業所の幅

今回はおすみらしく飲食業に特化した作業所を紹介しましたが、他にもこんな作業所もあります。
箇条書きダイジェストで以下にまとめます。

  • イラストや創作に特化した作業所

  • eスポーツに特化した作業所

  • 農業に特化した作業所(郊外に多くなりました)

等々。

誰も見捨てられない世の中を目標に。

それは作業所の事業主に限らずおすみも願っていることです。

だた、悲しいことに補助金や利益に目が行き過ぎて障がい者をただの人材として使い捨てする事業所や事業主もまだまだ多く存在します。
勿論、利用者の中には作業できる内容に限界もあるので簡単に作業内容の幅を広げることも難しい事です。
しかしながら、利益を追いつつも一人でも多くの障がい者の潜在能力を広げ、実社会の発展に貢献することを目指す事が事業者にとって忘れてはならない考え方の根っこだとおすみは考えます。

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