「わたし、嫌いな人いないんで。」


わりと頻繁に使う言葉。
半分本音。半分の半分は言い聞かせ。
残りは嘘。



わたしは、誰かを嫌いになることが苦手だ。
というよりも、誰も嫌いになりたくない。

「○○さんが○○さんのことを悪く言ってたよ。」
「○○さんは○○だから嫌い。」
誰かが誰かを嫌っているということを知るだけで、わたしの心は勝手にしんどくなっていく。自分のことじゃないのに。
誰かの悪口なんて聞きたくないし、言いたくもない。

悩み事、相談を聞くのは好き。


なぜなのか。答えは簡単。
わたしが、他人に好かれたいからだ。


関わるすべての人間から、好かれたい。
気持ちよく生きたい。
だから、人類すべてと友達になれると思って過ごしている。


胸を張って言える自分の長所がある。
聞いてください。
わたしは、他人の長所を見つけることが得意です。


世界中の何億何万の人間はほとんどが他人で、生きてきた環境も考え方もそれぞれ違っている。
価値観が合う人なんて、そうそういるわけがない。もしかしたら人生を通してだって出会わないのかもしれない。

それでも、関わりを持ったのなら。
自分で選択したわけじゃなくても、たまたまでも。せっかく何かの縁ですし。
わたしは、出来る限り他人に寄り添いたいと思っている。


他人の悪い点を指すよりも、こちらからまず寄り添って、より良い関わり方を模索したい。良いところを見つけてあげて、本人に「あなたのそんなところが好きです。」と伝えたい。
喜ばせたい。

歪みあって生きるより、そっちの方が良いに決まってる。絶対に。



と、思っていながらですよ?
「わたし、嫌いな人いないんで。」に隠された、嘘の部分。

わたしはきっと、ある程度の他人をどこかの瞬間で見捨ててる。


負の感情を抱きづらいのは、他人に対する期待値が低いから。
怒っても仕方がない。
嫌いになっても仕方がない。
そもそも初めから期待してない。

心の奥底では、そんな感情が渦巻いている。

そんな自分は、冷たい人間だと思うよ。


全ての人と友達になれる。
本気でそう思っている。のに、
自分1人でいた方がずっと気楽で、安心感があって、誰とも関わりたくないと思ったりもする。




冷たいけど、

でも、
そんな自分でも良い。
とも思ってんだ。



思うだけ勝手だもんね?

おおすかちゃんを!あなたの力で!生かしてたもれ!✌︎