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英語ビギナーに読んで欲しい入門用洋書Part1

仕事が忙しくなってしまった10月以降、あまり英語の洋書の多読を楽しめなくなってしまった時、いつも僕の英語学習に深い洞察と気づきを与えてくださるmacha@パパ翻訳家さんのブログ記事「natively」のことを思い出して、入門者向けの洋書を読むようになりました。

あまり脳に負荷ををかけたくなかったんです。そしてこれが実に大当たりでした。

まだまだ自分が知らない表現、特にネイティブの口語表現は多彩だし、何よりお話が面白かったんです。子供向けの本と侮っていた僕には嬉しい誤算でした。結果、仕事を退職してからも、相変わらず少し易しめの英語の洋書や絵本なんかを、TOEIC学習の合間に読んだりしています。

とりあえず大量に読む・聴く

英語初心者向けの洋書、ここから学べることは本当に多いと思っています。その学び方や効用についてはmachaさんのブログをご覧いただければと思うのですが、とにかく大切なのは「きちんと一冊読み終えること」そして「とにかくたくさん読みまくること」です。

あと何回も読み返すというのもオススメてです。一度読んだお話だからといってそのままほったらかして次に行くのはもったいない。また、どうせ読み返すなら併せて、AudibleやYouTubeなどを駆使して、音声としてもう一度今度は耳から楽しむという方法もおすすめです。

こうすることで、自然にリスニング力も伸びると思うからです。つまり、英語を学び始めた学習者の方にもうってつけ、というわけです。

そこで僕のnoteでは、個人的な感想なんかも交えながら、英語レベル別にmachaさんのオススメ洋書を2回に分けてご紹介していきたいと思っています。

今日はその第一日目です。

Nate the Great 英検3級〜準2級・TOEIC400点台後半〜

総語数1500語程度、絵本のような一冊で、大人でもきっと読みやすいとおもいます。自称探偵の9歳の男の子が様々な事件(?)を解決していく一冊で、シリーズものになっているようです。ハマれば語数を稼げるやつです。

お話も可愛らしくて、いかにも絵本という感じがして好感が持てます。英文法もちょっと苦手、会話もまだまだままらないけど、とりあえず英語を学び直し初めました!くらいの英語学習者の方や、英検3級から準2級受験レベル、TOEIC400点台後半くらいの方にも楽しめると思います。

まずはこの辺りの書籍から慣れていっていただくのがいいとおもいます。同時に、自然な英語の文章をたくさん浴びて、理屈ではなく感覚で正確な英文法を身につけていっていただきたいです。

小学生のお子さんがいらっしゃるママさんなんかがベッドタイムストーリーとして読んであげたりするのもいいんじゃないでしょうか?

Inspector Logan (Cambridge English Readers)
英検準2級・TOEIC400点台後半〜

こちらはなんと推理小説です。

すごいなと思うのは、これだけ制限された単語で、こんなにも豊かな物語が読めるということ。語数も約4200語で、英検準2級、TOEIC400点代後半レベルの方は、読み終えるまでにそれなりの時間がかかりそうです。

つまりじっくり楽しめるということ。

英語も、そんなにスラングがたくさん出てくるわけでもなく、とっても素直で読みやすいものです。ミステリーとしてのクオリティはどうかはわからないですけど、ミステリーなれしていない僕には普通に楽しめました。

Amelia Bedelia (I Can Read Level 2)
英検準2級〜2級 TOEIC400点台後半〜500点台

こちらはご存じの方も多い、日本でも人気の一冊です。都市部の大型書店なんかに行くと、『Frog and Toad』なんかと一緒に置かれています。同じ「I can  read」シリーズなので。

先の2冊に比べて、英語は少しだけ難しくなりますが、ワード数が少ないのと、イラストやお話がとても可愛いので、結構楽しんで読めるとおもいます。Kindle版がなく、購入するとそれなりのお値段がするので、近所の図書館で借りるなどして楽しんでください。

こちらもシリーズが豊富に揃っているので、気に入った方は一気に読書量を稼ぐことができそうです。

The Enormous Crocodile
英検準2級〜2級 TOEIC500点〜

ジョニー・デップ主演『チャーリーとチョコレート工場』の原作者として有名な「ロアルド・ダール」作の絵本です。

ダールの本は、これから英語の多読の世界に入っていこう!っていう方の格好の選択肢のひとつになります。

『Charlie and the Chocolate Factory(チャーリーとチョコレート工場)』はもちろん『MATILDA』や『The Witches』など、大人も十分楽しめる名作に事欠きません。(『チャーリ〜』以外の2冊はTOEIC900点クラスの人が読んでください)

そんなダールの英語。正直クセがあるのは事実ですし、時に難解な単語も飛び出します。が、そこはクェンティン・ブレイク(Quentin Blake)の見事なイラストが補ってくれて、どんどん読みすすめることができます。

大人の方ににこそ読んでほしい児童書のひとつです。

Kidnapped at Birth?
英検2級 TOEIC500点台〜600点前後

「オススメの多読用洋書は?」という問へのお答えとして必ず上位に食い込んでくるのがこの「Marvin Redpost」シリーズだそうで、本書はこのシリーズの第一巻です。事実、とっても面白いです。

文字数も多く、英語も結構たいへんになってきます。英検2級レベルの、つまりそれなりに実用的な英語を運用するに足る文法、語彙力がないと、ちょっとしんどさを感じるかもしれません。

けれど、本書に登場するスラングやイディオムは「あぁ、わたしいま洋書読んでる!」っていう実感を読み手に与えてくれると思います。英語ビギナーの方で、とりあえず海外旅行で困らないくらいの英語力を身に着けたい!と思っている方は、本書をスムーズに読めるようになることを目標の一つにされることをオススメします!

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というわけで、今日は第一回目をお届けしました。

明日はこの続き、残りの5冊をご紹介していきたいと思います。

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