見出し画像

Louis Sacharを読もう!

Louis Sachar(ルイス・サッカー)という作家をご存知ですか?

おそらく、洋書の多読に親しんでいる方には馴染みの深い名前だと思います。

アメリカの児童文学作家で、数多くの作品がすでに日本語訳で出版されていますが、僕は残念ながら、日本にいたときはもちろん、フィリピンで生活するようになり、多読を生活にとり入れるようになるまで知りませんでした。

もっと早く知っていれば…。でも今こうやってご紹介できるんだから、まぁいいですよね。

オススメはもちろん、全米図書賞(National Book Awards)とニューベリー賞(The John Newbery Medal)、2つの作品賞を受賞した名作『Holes』です。

TOEIC900点レベルの方の多読書『Holes』

僕が勤務していた語学学校「Brighture」がこの作家の本を「TOEIC900点以上クラスの方」への推薦図書に指定していましたので(僕が勤務していた当時。今はちょっとわかりません)、まあ自分には手が届かないかな、と思っていました。

が、なんだかんだでBrightureを退職してから英検一級に合格してしまい、日本に帰ってきてみてこの『Holes』を読んでみたところ、割と面白く最後まで読み切ることができたんです。

なので以下の記事で、学習教材としての『Holes』の魅力を、自分の言葉で書いてみました。興味のある方はぜひ、以下の僕の投稿とあわせて、お読みいただければと思います。

『There's a boy in the Girls' Bathroom』を読もう!

読みたいのはやまやまだけど、TOEIC900点なんて夢のまた夢。そんな私にはLouis Sacharは読めないの?と思われた方。ご安心ください。

実は先日、ずっと気になっていた彼のもう一つの代表作『There's a boy in the Girls' Bathroom』(邦題:「トイレ間違えちゃった!」)を読んでみたところ、これが『Holes』より易しいにも関わらず、笑いあり、涙ありのルイス・サッカー節にあふれていて、とても面白く読むことができたんです。

これなら、TOEIC700点台くらいからでも十分読めると思います。「話が面白い」「ひとつのチャプターが短い(=スキマ時間を活用して読み進められる)」とか、「ネイティブの自然な会話がいっぱいあって使える」というような、多読用教材としてのクオリティも、十分に兼ね備えています。

語数も『Holes』の半分くらいですし、何より英語の難易度がそんなに高くない。これは手にとってみない手はないんじゃないか?というのが僕の感想です。

難易度はHolesに比べて低いものの、物語のクオリティは結構なもので、何を隠そう近所の喫茶店でこの本を読んでいて、不覚にも泣いてしまいました。実にリアルな涙を流してしまったんです。こんな読書体験、中年の僕にはなかなかあるものではありません。

それでも難しそうなら『Wayside School』

『Holes』や『There's a boy in the Girls' Bathroom』のような物語はもちろんいいんですが、たまには趣向を代えて、こんな感じの本はいかがでしょう?

これ「算数なぞなぞ」とでもいうべきパズルのような問題が並んだ本です。小学生が読むものなので、英語はそんなに難しくないですが、その算数パズルが難しいです笑

なんか、こう言うのって新鮮で、僕は好きだなぁと思いました。英語でなぞなぞ(あるのかな?)解いてみたり、小学生向けのクイズのようなものを読んでみたり。普段とは少し違った角度から英語に触れられるのはいいですよね。

本文そのものの英語レベルは、Who was〜くらいのものなので、そんなに気合を入れて読む必要もないです。語数も約8000語でWho was〜とだいたい同じくらいだし、お子さんがいらっしゃるなら、英語と一緒に謎解きも楽しんだりしてみるのもいいかもしれませんね。

その他にもいっぱい。ルイス・サッカーの本

僕はまだまだ多読をはじめて2年弱くらいなので、上記の三冊しか読んだことはないですが、十分オススメできるルイス・サッカー。それ以外にも色んな本があって、いつか手にとってみたいなあと思っています。

個人的に気になっているのはやはり邦訳版もある『The Boy Who Lost His Face 』ですが、どれを読んでもそれなりに外れはなさそうなので(Wayside 〜はちょっと好き嫌いが分かれそうですが)、きっとお気に入りが見つかると思います!

この記事が気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです😆今後の励みになります!よろしくお願いします!