【洋書多読】Amber Brown is not a Crayon (162冊目)
『Amber Brown is not a Crayon』という児童書を読了しました。
難易度的にはTOEIC700点レベル〜という感じです。小学校3年生の女の子が主人公のお話です。
概要
小学校3年生の女の子「アン」と親友の「ジャスティンは」は幼なじみですが、ある出来事をきっかけに、二人の関係にヒビが入ります。
お話の序盤はアンの子供ならではの視点や、ちょっとしたユーモアのある表現などが中心の当たり障りのないお話しです。「揺れるこども心」が描かれていたりして、ちょっと切なくなれたりもします。
本書はいわゆるいたずらっ子やドタバタ系の小学生ものの児童書にはない独特の雰囲気を醸し出しています。挿絵も本書の雰囲気にピッタリマッチしていていい感じです(好き嫌いは分かれそうですが)。
10巻シリーズの第一巻に当たるようで、全巻読破すれば結構な語数を稼げそうです。
YL:4.0 総語数:約7800語
本書は多読推薦書としてよく読まれている一冊のようで、ネット上にも豊富にデータがあります。
YLレベルは3.0〜4.0の間で紹介されることが多いようですが、さすがに3.0レベルというのはちょっと低すぎる印象がありますので、4.0くらいが妥当かな?と思いました。
総語数は約7,800語で、読了するのにそんなに大変ではない語数ですが、もちろん洋書を読み慣れていない方にはなかなかタフだとは思います。
語数あたりの金額を考えると、コスパは正直に言ってあまりよろしくないと思います。でも英語自体はとてもいいので、図書館等で借りるなどして10巻一気に読む、みたいな感じが良いんではないでしょうか。
気になった表現集
1.have a fit
have a fitは「腹を立てる」という意味だそうです。もしお母さんが見つけたら絶対「have a fit」するよ!ってな感じで使われていました。「throw a fit」という表現もあって、同じ意味を示すようです。
fitというのが立腹しているさまを表す可算名詞というのが面白いです。
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本書で気になった表現はこの一つだけでした。全体を通して、とっても素直で読みやすい英語だと思います。
たまに難しい単語が出現したりもします(termites=シロアリ など)が、そういうのはだいたい読み飛ばして読んで大丈夫です(一応あとで調べられるように印だけつけておくことをお勧めします)。
YLレベル3.0〜4.0あたりの難易度の洋書を読みこなせるようになることが、多読が趣味になっていくかどうかの分かれ道と言われていますので、是非楽しんで読んでいただきたいなと思いました。
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