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ミルク温度確認装置発見

小児科へ行ったときのこと。
素晴らしいものを知ってしまった。
昨今は哺乳瓶に作ったミルクの
温度を測る機械があるのね。

遠隔でおでこにあてて
体温を計るのと同じ要領で、
機械をぴっと哺乳瓶に当てるだけ。

なんて便利。

ネットで商品を調べてみたところ
こちらは非接触体温計でした。
商品の説明には
『体温以外に哺乳瓶やお風呂の温度を
測定することができる』
とのことです。
さらに便利。

かつてミルクを作ったときには
キッチンの流水で冷まし、
哺乳瓶を回すように振って冷ましと
あれこれやった。

ネットの口コミで
丼に冷たい水を入れて
そこに突っ込むのが一番早く冷める
というのを見てからは
それに習ってやった。

その間、お腹を空かせた我が子は
泣き喚いているから親も焦る。
焦ってなかなか冷めなくてイライラしたり、
逆にやり過ぎて冷たくなってしまい
やり切れない気持ちになったりと
色んなことがあった。

今となっては
思い出のひとつになってはいるけど
当時は必死だった。
毎日複数回発生する作業だから
繰り返し繰り返し蓄積されていって
やがてストレスに繋がってしまう。

自分を責め、
子を責め、
世間を責め、
そこだけを切り取ると
いいことはなかった。

あえていいことを思い出すのであれば、
哺乳瓶を加えた直後
一口目の子の必死な顔が愛おしかったり、
自分以外のひとがミルクをあげるという
行為ができて幸せを分かち合えたり
などだろうか。

ミルクが正しく完成した後には
いいことがあるけど、
作る工程にはいいことはなかったな。
だからミルクの準備は人任せで
ミルクをあげるだけの人が
——育児してる
と大きな口をきくとイラつくのか。
振り返ってみて
気持ちの整理ができた。

過信するのは危険だけど
こうした便利な道具が出てくるのは
とてもいいことだと思う。

便利なものはどんどん取り入れて
誰しも楽になれて、
もっと素敵なことに
気持ちと時間を遣えるようになったら
もう少し世界が変わってくるんじゃないかな。

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