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年越しのヒヨドリとゴボウ

窓の外の木にヒヨドリがやってくると冬を実感する。
葉っぱが1枚も残っていない裸の枝の上で、虫を食べたり、あの独特の声で鳴いたりしている。

お節作りも一段落し窓の外を眺めていたら、我が家から見て奥の方の枝から、ぴょんぴょんと飛び移りながらすぐ目の前の枝までやってきた。
大晦日のこの日に、毎年のことではあっても新しい発見があるのは嬉しい。

これから本格的に寒くなって、毎日のようにヒヨドリがやってきては騒がしい日が待っている。
今年は我が家のベランダに生る実を残しておかなかったから、ちょっと怒っているかもしれない。

たくさん料理をしてかさかさに乾いた手にハンドクリームを塗っていたら、自分の手のひらが茶色く染まっていることに気が付いた。
さっきゴボウの皮をむいたからだと気が付く。
こうした些細な「いつもと違う」ことからも、今日が特別な日なんだと思い出す。

今年も一年ありがとうございました。
来年も精進致しますので、読んでもらえるととても嬉しいです。
それではよい年越しを。

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