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睡魔

昨夜はよく眠れず、
夜中に目が覚めてからも、再び眠ることがなかなかできなかった。
それでも朝は容赦なくやってくるわけで、
義務感から一日をスタートさせる。

外は暗く、朝日はまだ出てこない。
この静かな家の中には自分しかいないような気になるが、
決してそんなことはなくて、私ははっきりしない頭のまま
毎日のルーティーンをこなしていく。

午前中は子どもの塾の課題を見て、
昼食後は何をしていただろうか、記憶がない。
おやつの時間の前には眠気がピークに達し、
食べた後には眠ってしまった。ぐっすりと。

気が付けば夕方になっていて、日が延びたはずの外は既に暗くなっている。
もう夕飯の時刻だ。
今日は一体何をしただろうか。

よくわからないが、夜がやってきて、また現れた睡魔と私は仲良くする。

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大須絵里子
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