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Ostro_band
2021年7月15日 01:54
「ほら 空が落ちてきたんだ」と君が笑うでも君の真上にあるのは悲しみだけ只、それだけ「見て」君が指差す先に 空は燃えるあの涙を焦がすような 光の中無邪気な声 昼の雷鳴帰り道がわからなくて追いかけてた後ろ姿振り向き 空を見上げた君は 微笑む朝には消えない傷を抱いて 照らされた孤独を許してよもう飛べない羽根ひろげても 僕の真上から 空が落ちてくる空っぽのポケットにしまっ
2021年7月22日 08:26
海岸に寄せて返す波に 身体をよじった森を抜けて春の風に攫われていった海を走る電車 水飛沫をあげて君の街まで僕らは幾度も繰り返し転げて笑った突き出したでっぱりにふたりでよじ登れば次の瞬間に飛び出してハレの日は美しく 埃立ち 光射す日常はケがれなく 青いまま時々は忙しなく 生活は恙無く脈を打つ 君の鼓動それはそれは不思議なチカラ纏っていた僕のそばでいつまでも横たわったまま