初めての在宅勤務。息子にお家にいてくれて嬉しいと言われて・・

在宅勤務で可処分時間が増えた

コロナの影響で2週間の在宅勤務を経験しました。会社にとっては大きな決断だっと思いますが、一従業員としては非常にポジティブな体験となりました。

その中でも個人的に影響を感じたのが、家族に割ける時間が増えたこと。

私は通勤時間が長い方なので、在宅になることでシンプルに可処分時間が増えます。

今まで実母に頼んでいた勉強を見る時間、お弁当の準備、送り出し、お迎えなどを自分ができるようになりました。(息子が通う小さな幼稚園では、ものを友達とシェアしない、ご飯中はおしゃべりしないなど、非常に気を使ってなんとか営業を続けてくださってます。)

さらに、体力が余っているので寝る前に読みたかった仕事の本が読める。ハッピー。(逆にとてもつもない運動不足にもなります・・。)

家族がハッピーに

直接的に楽になった母親は明らかに機嫌が良い。老体にムチを打って頑張ってくれているので、娘としてはほっと一安心です。

息子も大喜び。18時になると私の仕事部屋にやってきて、ソファにちょこんと座って図鑑を眺めて仕事が終わるのを待ってくれます。ほっこり幸せな気持ちに。親の仕事姿を見せれるというのも嬉しいものです。

家族がハッピーだと自分も心穏やかになれますね。

そんなシンプルな幸せを噛み締めました。

「お家にいてくれて嬉しい」か・・・

そんな日が数日続くうち、息子に本当に嬉しそうに「ママ、お家にいてくれて嬉しい」と言われてしまいました。

少し前だったら、「ああやっぱり私が働いていることで我慢させてるんだ・・・」と落ち込み、悩み、無理に「でもママも働かないといけないからね」とかなんとか反論しようとしたことでしょう。息子に「ママがいい、ママといたい」と愛情表現されるたびにグサグサと刺されているような感覚・・

ところが、今回大発見だったのは全くそうならなかったこと。自分でも驚きの進歩です。素直に「ママも一緒に入れて嬉しい!」と答えることができた。なんと清々しい。

何でしょうか、この心境の変化は。

働く母としての開き直り

一つは、自分は働きたいし働いていくんだというさっぱりとした覚悟が、子を産んで5年、やっとついたということ。

それは今、家庭や職場で、私が働くことを肯定されているとやっと自信を持てているからかもしれない。単純に経済的にも働かないとやってられないし、やっぱり働くのは楽しいもんね!と開き直っています。

依存から共存へ!

もう一つは、5歳になった息子との関係の変化。依存されているだけじゃなくて、共存しているという感覚。

幼稚園にいき、お友達が増え、喧嘩をしたり失敗したりして毎日奮闘している息子を見ていると、どんどん世界が開かれていくのが分かる。一人で生きていく準備が、本当に僅かだけれどできていくのを感じます。

彼がかっこいい自立した大人になるのをサポートするのが私の仕事であって、べたっと一緒にいることとはちょっと違う。

今になってやっと、「私は私、息子は息子。私だって自分の人生があるし、息子には息子の人生がある。別個の人間としてお互い刺激を受けながら一緒に楽しくやっていこうぜ」と虚勢を張ることなく思える。だからくっつているときはくっついているし、離れるときは元気に離れられる。前は少し無理をしてそう納得しようとしていたけれど。


そんな自分の変化を発見できたし、仕事のクオリティを維持しながら、家族もハッピーになる方法があるなら、またチャレンジしてみたいなと思える経験になりました。

(で、実際ちゃんと仕事できたの?という話はまた今度書きたいです。意外にできたんですこれが。)

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