Okhotsk strange sound

東京から斜里に移住。細々とアンビエントな曲や地図に無い場所という置物を作っています。

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東京から斜里に移住。細々とアンビエントな曲や地図に無い場所という置物を作っています。

北海道移住日記6「流氷」

　知床に移住（厳密にはＩターンなので、移住というのはちょっと違うかもしれない）して１年が経とうとしている。 　清里出身の妻と結婚してから年に２回秋と冬に帰省していて、その時に初めて流氷を見た。海一面を覆う流氷はもはや雪原で、生命を感じない死の海だと勝手に思っていた。 　あるのは完全なる無と静寂。 　でも、そのイメージは違った。 　知床遺産センターで働き始めた直後、勉強の為に知床に関する本を読んだ。ありがたいことに知床世界遺産センターには図書コーナーがあり、沢山の書物が置いてあ

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    • 懺悔

      　去年の４月に東京から知床に移住した。 　２月に先に嫁さんが行ってしまい寂しかったので、寂しさを紛らわそうと酔った勢いで某音声配信アプリをインストール。 「馬糞雲丹ウィルキンソンビチグソ太郎丸」という名前で登録した。 （誰かが聞いてくれるかもしれないという状況の中で配信ができれば満足だったので、名前は何でもよかった） 　自分で配信を行う前にどんな人がいるのかチェックしようと、表示されていた人気配信者を適当に選んで参加。 　配信者の声は声優の花澤香菜のようなウィスパーボ

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      • 今の自分が出せる、最もパンクな音

        　アンビエント、ポストクラシカルと呼ばれる多くの音楽は作者の明確なコンセプトがあり、思想があり、それらが音として構築されている。即興的な作品もあるが、作者のプレーヤーとしての実力があるので、しっかりとした形になっている。 　これらの考えから音に至るまでを、自分は理解できる人間ではないと最近思う。 　そう考えると、１０年近く作っている自分の中でアンビエントと呼んでいた音楽は、あくまでもそういう音が好きなだけで、表現としてはギター、ベースを始めるきっかけになったUKロック、スカ

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        • 北海道移住日記5「ごみの話」

          　昨日知床ゴミ拾いプロジェクトの勉強会があって参加した。 　誘ってくれたランちゃん。そして村上さんありがとう。 　その模様を職場のブログで上げようと書いていたが、途中で「これ無理っぽいな」と思いながらも提出。 　案の定「ちょっと難しい」と上司。 　だからといって過激な内容ではなく、単純に会社ではなく個人の意見になってしまったから。 　会社のブログとして上げる為には内容を変える必要があったので個人で上げることに。 「個人で上げるなら問題ないです！」と快諾してくれる上司が好き

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        マガジン

        • 北海道移住日記
          6本

        記事

          自分史

          　　AIR田です。 　　先ずはこの記事を読んでもらいたい。 　　僕はこの記事を読んで、　 　この様にツイートした。 　この記事を読んで、自分が経験してきた中で導き出した一つの答え「何かを作る事によって人生が楽しくなる」に自信が持てた。この感覚は手放さず棺桶まで持って行く。 　その感覚の素晴らしさを伝えようと長々と書いてみたものの、メーン会場さんのインタビューを見た方が有意義なのは間違いない。 　そもそも作ることに対してのハードルは、Youtubeやブログ等で様々な

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          自分史

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          モンベルのO.D.ガベッジバッグ4Lを２泊３日の車中泊で使った感想

          　先週の金曜日～日曜日に生まれて初めて車中泊をした。その時の写真や感想はまた後日にして、今回ゴミ袋代わりに、 このバッグを買ってもって行ったら凄い便利でストレスフリーだったという短いお話。 　先ずはこちらを。 　３日間の旅で溜まったゴミがパンパンに詰まっている。 　どの位の大きさかというと、 　こんな感じ。 　そして中身はというと、 　こんな感じ。 　１泊目のキャンプでのゴミがほとんどだけど、このバッグの何が良いかというと汚れを何も気にせず（肉のトレイや缶ビー

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          北海道移住日記4

          　先日道東のアンオフィシャルガイドブック「.doto」が届いた。凄い熱量と凄い情報量で、まるで伝記物の小説を読んでいるかのようだったけど、実際に道東という土地に足を付けて生きている人達のリアルなこと。 　というわけで、時折機会を作って掲載されている所へ行ってみようと、今日は別海、中標津の方へ愛車ウニ太郎号を走らせた。タイヤを替えたので非常に快適。 ①野付半島ネイチャーセンター 　自宅から車で1時間ちょっと。もっと遠いと思っていたけど案外近かった。 　いや、本当宝石の国

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          北海道移住日記３

          　早いもので、道東に移住してきて3か月が経った。 　という風に書き始めるとダラダラ進めてしまうのが自分の良い所でも悪い所でもあるので、今回は簡潔に書き進めていく。今まで簡潔に書くことをほとんど意識してこなかったし、いつもと違うことをするのは大事。 １・仕事について　順調だと思う。簡単な企画も色々考えていて、７月１日に職場に置いて配る冊子が創刊される。 　僕を含めた３人が書く。内容は何でもいいですよとお願いしている。 　ゆくゆくは他の人に寄稿してもらいたい。 　観光客

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          北海道移住日記２「平貝と漫画とタイヤ」

          　さーて今週の日記は、 ・平貝を買いにいった ・近所の本屋に漫画の取り寄せをお願いした ・近所のガソリンスタンドでタイヤを交換してもらう 　の3本です。 「は？それだけかよ」と思う人もいるかもしれないが、まぁ待ってほしい。 　こちらは二か月前に北海道に移住してきたピカピカの１年生。色々なものが新鮮に写るお年頃。暖かい目で見守ってほしい。 　というわけで４月。ミタニというスーパーで平貝という真っ白な平べったい貝が売っていたので、買ってみて家で焼いて食べてみるとこれ

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          久しぶりの地図に無い場所

          北海道に移住してから初めて地図に無い場所作りました。 そして地図に無い場所のネットショップを開設しました。 新作４点アップしています。 売上の８割をライブハウスに寄付、またはグッズ等の購入に使う予定です。 ２割はカメラのレンズの修理費に使います。 4点の紹介は次のツイートから。 よろしくお願いします。 ①防風林の向こう側 防風林の向こう側。誰にも邪魔されない僕達だけのパーティー。 会いたかったあの人がレコードを回してくれる。 今夜は久しぶりに朝まで控えめに

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          北海道移住日記１

          　北海道移住日記は、移住が完全に決まった１２月には始めようと思っていて、「あそこの店が美味しい」とか「あの場所から眺める景色が綺麗」とかそういったことを主にしてこまめに更新しようと、移住の不安はありつつも割と浮かれながら考えていた。 　擬音にしたらウキウキキャッキャッ的な感じだったが、その気持ちは時間が経てば経つほど徐々にコロナに蝕まれていった。 　昨日で移住して１ヵ月が経った。 　生活はすっかり落ち着いた。 　車で家とウトロを往復する道。新しい職場の人達やそれに関わる他の

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          北海道移住日記0

          　何の捻りもなタイトルだけど、文字通り北海道は斜里郡という所へ移住する。 　東京生まれ東京育ちの３６歳が何故北海道へ移住するのかというと理由は単純明快。妻の実家があり、妻の新しい仕事が実家の方で決まったから。 　シンプル。 　キャリアアップ（？）になるような仕事だし、それを駄目だとは言えるはずもなく（そもそも後押ししてるし）、北海道行きが決まった。 　それが去年の１１月上旬。 　決定したもののあまり実感はなかった。 　でも頭の中に真っ先に思い浮かんだのは「東京を離

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          ネパールに行った話　「5000km離れていても」

          前回の続き。 　その前に個人的に嬉しいお知らせが。電撃大賞に応募していた作品が一次選考を通過していました。 　めっちゃ嬉しい。 　だけど応募した作品を改めて見直してみたが、これはきっとあらすじだけで通ったんだろうなと思わざるを得ない……。もっと書けただろと執筆当時の自分に言ってやりたいです。 　二次選考は……落ちていました。 　その二次落ちした作品「豚しゃぶと僕と女の子」はこちらから読めます。 　それはさておき前回の続き。 　５万円が入った財布を機内に忘れ

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          ネパールに行った話　「医者の月給」

          　前回の続き。 　成田空港を出発した飛行機は無事アブダビ国際空港に着陸し、トランジットが始まった。 『アブダビピンクドラム』 　アブダビ国際空港に着いたのは確か０時過ぎだったような気がする。 　そこから１０時間待つ。長い。 　なにはともあれ乾杯しようと空港内のパブへ行ったが、高い。ビールの値段が信じられなく高い。アブダビの通貨ＵＡＥのレートが１ＵＡＥ＝３０円位で、ビール１パイントの値段が70ＵＡＥ＝2000円！！ユーロホップ２４缶買えちゃう！ 「まじか……

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          ネパールに行った話　「待っててスガオ君」

          　ネパールに行った、といっても最近ではなく２０１７年の大晦日なので、もう１年半以上も前のこと。 　帰国したら直ぐブログに書こうと思っていたが、あっという間に月日が経っていた。筆が遅いにも程がある。 　先日新松戸から水戸までの９０kmを歩く旅をしたが、その前に先ずはネパールへ行ったことを書かなければスッキリしないので、ようやく重い腰を上げることに。 　もったいぶっているような雰囲気を醸し出しているけど、人生二度目の海外（２５年ぶり）だし、初めてのネパールなので、何か

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          菅野美穂が見ている

          　３年前、ちょっとしたきっかけで野鳥に興味をもつようになり、バードウオッチング（以下鳥見）を始めるようになった。 　鳥見を始めた頃、自分が生まれ育った家の前にあった大きな公園が実は鳥見スポットだったことを知り、双眼鏡を持って出かけた時のこと。 　僕と妻（以下Kさん）は公園内をぶらぶらしながら、目に入った野鳥を双眼鏡で覗き、図鑑と照らし合わせ鳥見を楽しんでいた。そんな中、カメラマンの男性が作られた枝に餌を付け、野鳥をおびき寄せ写真を撮っているのを見て、テンションがだだ下がり

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          菅野美穂が見ている

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