下北半島から宮城に帰ろう
岩手大学(以下 岩大)に友だちが在籍してるのをいい事に予算をケチにケチった青森県旅行を企画した。
ざっくりとしたスケジュールは
初日目夜:仕事帰りに宮城県から岩大直行→寝る
2日目 :奥入瀬渓流散策
青森県下北半島最北端の大間崎でキャンプ
3日目 :仏ヶ浦、恐山散策
宮城に帰る
今思うとまあ若いからこそできる阿呆なスケなのだがその時は「行けるでしょ」「大丈夫でしょ」「何とかなるでしょ」の3点セットで無事企画が通ってしまった。
自覚がなかったんだと思うが、初日目からの運転距離は合計で約600km、運転時間は8時間を超えていた。
挙げ句の果てには初日目は仕事帰りに、2日目は渓流散策に夜はキャンプ。
まあ疲れなんてそう簡単に取れない訳で。
3日目、仏ヶ浦はエリアが思いの外広くて階段を登って降りて岩に登って降りて散策しまくって2時間。
恐山観光なんてしちまえば一眼レフと三脚を背負い3時間境内を歩き回ってなんかもう歩きながら眠気に襲われる始末。
疲れからか急に、誰かにケツに触られた間隔に襲われる。
もちろん誰も自分のケツなんて触らない。ただの気のせい。
椅子に腰掛け項垂れているところに友だちに笑いながら写真を撮られる。
恐山、入山料さへ払えば境内の温泉に入れるのも魅力の一つなのだが。
トドメに入ろうとしていた温泉が閉山時間で入れなくて無事メンタルにボディブローが決まる。
空のマジックアワーも綺麗な時間帯に「今から友だちを盛岡市で降ろしてから宮城県に帰る」っていう地獄みたいな状態で気分は下に下がりすぎてもう見えない。
だって恐山から宮城県帰るのに6時間以上ぶっ通しで運転するんだぜ?
もうイタコさんに呼ばれた霊と添い寝してもいいから恐山で一泊してえよ。
んなこた言ったところで次の日はしっかり仕事なので帰る以外の選択肢は無いわけで。
さっさと帰りたいから六戸から高速乗って爆速で帰ろうとしたんだが。
八戸JCTでまさかの三陸道に入る痛恨のミス。
こいつの何がヤバいかって、単純に遠回りになって到着時間が倍になる。
下道降りて隣の南郷ICから八戸道に入る。
そこら辺になってくると眠気もピークになって。
中央車線を数秒ウロウロしたあたりで限界を悟る。
岩手県に入ったあたりからどっかのSAに入って友だちに一言。
「寝るから岩大まで運転して。」
時刻22:00
ほぼほぼペーパードライバーの友だちに「高速60km/sの安全運転でいいから変わってくれ」と頼み盛岡まで爆睡。
助手席につくや否や速攻で寝落ちしたのでそこから盛岡までの記憶がない。
気がついたら岩大にいた。
友だちを降ろし残りの2~3時間地獄みたいな顔しながら家まで運転した。
この3日間のトータル走行距離は約1100kmだった。
ご旅行は計画的に。
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