見出し画像

【ホエルオー】ホエルオーのすゝめ【2023 S1 シティリーグ予選6位】

おそざきと申します。

先日行われたシティリーグ京都の上位入賞デッキ一覧に突如現れた「ホエルオー」という謎のデッキ。私のデッキです。
このデッキを今回は紹介したいと思い、noteに記します。
現環境の個人的な分析からホエルオーというデッキ選択について述べたのち、採用カードについて詳しく紹介します。いくつかのデッキに対する立ち回りについても紹介したのち、シティリーグでの対戦の振り返りをします。

私自身、ホエルオーが大好きです。
ホウエンを旅してホエルオーの青さに感動したのははるか昔のことでした。
それから時は流れ、ガラルでも共に戦い続けてきたホエルオー。
ポケカを始めて、ジムバトルでも一緒に戦い続けてきました。

しかしながら今回のデッキ選択の理由は愛だけではありません。

CL横浜以来、ロストヤミラミと言えるデッキタイプが席巻し、多くの非エクと裏工作はその地位を追われ、ロストでないデッキはVSTAR、VMAXの大型ポケモンから成るようになりました。

そんな今、ポケモンVに対してサイドレースが有利である非エクで、ロストマインに対して強いポケモンがいたらいいな、と思いませんか?

そうです。それがホエルオーなのです。

そんなホエルオーを、あなたも握ってみませんか?

デッキ選択

(個人的)環境分析

CL横浜で準優勝したロストヤミラミ。ロストマインによる無駄のないダメカン調整はあっという間にその地位を押し上げていき、それによりHPの小さいポケモンは抗うすべなく的確にきぜつさせられることになりました。

下技のロストマインは超エネルギー1枚でダメカン12個をばらまけて非常に強力。

その結果、非エクと裏工作は環境からほとんどいなくなり、
・チェレンの気くばりによるループができるアルセウスVSTAR軸のデッキ
・サイコジャンプにより回復ができるミュウVMAXデッキ
・ウォッシュ水エネルギーを採用でき、モミも使えるキュレムVMAXデッキ
などポケモンV主体のデッキが台頭しました。

理想的なデッキ像

ポケモンV系のデッキだけに照準を合わせたとき、理想的なデッキの条件として
・非エクであること
・ポケモンVMAXをもワンパンする火力をもつこと

が挙げられました。
ロストシティで非エクを対策していたり、ロストマイン対策で回復手段も多くあることから、使いまわしによる中打点での突破は難しく、ワンパンしなければならないと判断しました。

これに当てはまるデッキはまあまああると思います。

しかしながら、現環境に照らすならば、ロスト系のデッキにも照準をあわせなければならず
・ロストマインに強いこと
が追加で課されることとなりました。

この条件は一番重いものでした。

ホエルオー

あなたは、このホエルオーを知っていますか。

仰天のボルテッカー収録のホエルオー。

最近、ジャンボサイズだったり、シールド戦で活躍したりするホエルオーが次々と収録される中で、このホエルオーは忘れ去られつつありました。
耐久値もその3つの中で最も低いこのホエルオー(そうは言っても200ある)は、その一方で、青天井火力をもっており

 10+ ついている水エネルギーの数×40 ダメージ

を与えることができます。

モスノウの特性で水エネルギーをホエルオーに好きなだけ加速することで、VSTAR、VMAXをワンパンするダメージをたたき出せるロマン砲を持つことで、先の2条件、
・非エクであること
・ポケモンVMAXをもワンパンする火力をもつこと
をホエルオーは満たしていることになります。

私はこの時点でデッキ選択をしました。
ある種ロスト系を切った選択だったのです。

ホエルオーとロストマイン

対人での試用を重ねる中で気づきました。

 「ロストマインでホエルオーは倒されない」

エネ加速要員のモスノウやデッキエンジン、あるいはかがやくゲッコウガが次々と倒される中で、最後にホエルオーが残ります。

当然と言えば当然です。
ホエルオー1体を倒すのにロストマインを2回打たなければならないけれども、それでとれるサイドは1枚なのですから。
さらにホエルオー2体を倒すのにロストマインを4回打たなければならないけれども、それでとれるサイドは2枚なのですから。

これはロストヤミラミに対する解答でもありますが、できるだけ早くホエルオー2体を用意し、他がやられてしまっていてもそのまま戦える状態を築くことがロストマインに対し強い戦術だと気づかされました。

つまり、ホエルオーは
・ロストマインに強いこと
を満たすアタッカーだったのです。

また、水エネルギーを多く採用するデッキとなる関係上、1枚をウォッシュ水エネルギーとして、適宜それを手張りすることによりロストマインに抗うことができます。

そんなこんなで、ホエルオーこそが条件を満たす真に理想のデッキだと判断し、改めてガチのデッキとしてシティリーグへと持っていきました。

そんなこんなで出来上がった、やりくり型のホエルオーデッキがこれです: 

カード解説

ポケモン

ホエルオー

メインアタッカーです。水エネルギー7エネ290ダメージ、8エネ330ダメージによりVSTAR、VMAXをワンパンします。2枚採用です。
またHPが200あるので、ダブルターボエネルギーつきトリニティノヴァ180ダメージやダブルターボエネルギーでのクロスフュージョンテクノバスター190ダメージを耐え、しかも非エクなのでこだわりベルトに対応していません。

ルリナが前提とは言え枚数が少なくないか?というご意見が出ることとは思いますが、博士の研究を打たない都合上、ホエルオーは手札にあふれかえることになります。展開に使えるわけでもないので枚数を抑えて有効なカードの枚数を増やしたいと思った結果であり、また、そもそもデッキの中の枠が足らないという結果でもあります。
増やせるならば1枚増やせるとサイド落ちしにくく安定して戦えると思いますが、基本的に攻撃の瞬間にならないとホエルオーに進化させない関係上、ずっと手札にあることになり、少し邪魔に感じることとは思います。

ホエルコ

現環境には3匹のホエルコがいます。その中で、
・逃げエネが3(手張りとふうせんで逃げられる)
・青天井火力(10+ ついている水エネルギーの数 ×20)による打点調整
を買って、この子にしました。水エネルギーを3枚つければキュワワー、マナフィ、5枚つければウッウ、6枚つければゲッコウガを狙えます。4枚で90ダメージ、進化して1枚手張りで210ダメージの合計300ダメージなのでVSTARを倒す打点に届き、無視しづらい存在になります。
おとぼけスピットを耐えるHP120の子もいるので環境と好みに合わせてカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。
メインアタッカーではありますが、モスノウの加速先がベンチということもあり、スタートしたくないポケモンなので枚数は控えめの3枚にしてあります。

モスノウ、ユキハミ

枠さえあれば本当は3-4で採用したいところです……。
モスノウの特性がなければ攻撃ができないので、「モスノウ狩り」と言われる集中砲火を受けやすいポケモンです。したがって、ホエルオーが完全体になって攻撃が始まるまでは、モスノウとユキハミを合計2体立てるように心がけましょう。
現環境にユキハミは3匹います。その中で、
・逃げエネが1
・ダメージのあるワザを持つ
という観点からこの子にしています。ムゲンダイナVMAX(HP340)に対して、ホエルオー8エネ330ダメージに追加で10ダメージで小突いて倒せる可能性を考えて採用しています。

実はですが、モスノウ狩りの危険性はかつてに比べると減少していると考えられます。安定性の問題もあり、セレナの方がボスの指令よりも優先され、モスノウを呼ぶ手段が少なくなっています。また、裏工作、特にパルキアが減り、弱点であるモスノウを的確に倒すようなデッキはほとんどいなくなりました。したがって、対面によってはユキハミ1体でも大丈夫な場合があります。

チラチーノ、チラーミィ

これも枠があれば3-4で採用したいポケモンです。
ホエルオーの攻撃手法として、基本的にトラッシュに落ちている水エネルギーを大量に回収して攻撃に転じる、という形をとるため、必要な瞬間に大量のリソースを手札に集める必要があります。
裏工作では大量に手札に抱える、ということは難しいので不採用としました。では、ビーダルはどうでしょう。例えば、必要な瞬間になるまではエネルギー回収といった重要なリソースは切ることなく手札に残ります。その結果、極端な話、手札に4枚エネルギー回収がきてしまうと、1枚分しか山を掘れないことになります。恒常的に2枚ずつ引けて、必要のないカードを落とせるやりくりが最終的に採用されました。
エネアシストも優秀です。

コオリッポ

重視するデッキの中で、クワガノンレジエレキはタイプ相性の問題もあり、ホエルオーには苦手なデッキでした。
この対策として、モスノウを共有できるコオリッポを採用しました。
ブロックフェイスで突っ張る限り、クワガノンVのワザのダメージは通らないので、サイドを進められることはなく、またコオリッポ自身が鋼弱点なのでクワガノンVに倒されづらいという要素を持っています。
副産物的にレジギガスに強くなりました。コオリッポでブロックフェイスを打ってベンチにマナフィを置けば無敵です。

かがやくゲッコウガ

現環境最強ポケモンだと思っています。ドローエンジンとして非常に優秀ではありますが、できればゲッコウガが攻撃できるデッキが握りたいとずっと考えていました。
水エネルギーを落としながら山掘り、おとぼけスピットの壁、ワザの月光手裏剣など、とにかく優秀です。

マナフィ

HPの小さいポケモンが多いので、このデッキは相手の月光手裏剣に弱いという側面があります。ミュウVMAXなどほとんど必要がない対面を除いて置いておくと安心です。
みずかけ20ダメージは勝敗を左右しうるので、どうしようもないときはアタッカーになってもらうこともあります。

グッズ

バトルVIPパス

後攻1ターン目でフル展開が基本です。したがってバトルVIPパスとカイを多く採用しています。バトルVIPパス4枚とカイ3枚だったのを入れ替えてバトルVIPパス3枚とカイ4枚になりました。ロストギラティナは3枚採用が多いと判断したことも3枚にした理由です。しかしながら、展開の成功がそのまま勝利になりかねないので、バトルVIPパスをもう1枚入れられるなら入れたいですね。
2ターン目以降はやりくりで切ってあげましょう。

クイックボール、しんかのおこう

2枚ずつ採用です。
バトルVIPパスで展開できる限りにおいてはクイックボールはちょうどいいくらいだと思いますが、4投できるならその方が展開に安定感が出ると思います。
しんかのおこうは少し足らないと感じることも多いです。あと1枚増やせるなら増やしたほうがいいと思います。カイでホエルオーとモスノウには触れられるので、できる限りチラチーノをもってくるのに使いたいですね。

たっぷりバケツ

最強山圧縮カードです。手札、あるいはトラッシュに水エネルギーがないとホエルオーの攻撃に移れないので、できるだけ早く大量に山から水エネルギーを抜き取ることを目的として4投しています。適当に使っても山の純度が上がるので水エネルギーでないほしいカードが手に入りやすいです。

エネルギー回収

たっぷりバケツは枚数をいろいろ考察しましたが、エネルギー回収はずっと4枚のまま組んできました。正直なところ、4枚じゃ足らないです。
水エネルギーをかくしふだ、やりくり、月光手裏剣でトラッシュに落として常に触れる状態にしたあとで、瞬間的に大量の水エネルギーを手に入れて火力を出すためにカードになります。

ポケギア

「無理やり1枠あけられるなら何を入れる?」に対する友人の解答です。グッズなのにサポートに触れるので、序盤の事故回避、終盤にともだちてちょうで戻したサポートを手札に持ってくるなど、非常に優秀です。

ともだちてちょう

ボスの指令とマリィが1枚ずつしか採用されていない関係上、使いまわしたいという意図があります。また、非エク同士の打ち合いになった場合はルリナも足らないので使いまわして合計5回使って解決するという役割を担っています。1枚採用です。

回収ネット

  • 逃げエネが重いホエルコ、ホエルオーを逃がす

  • 分散してはったエネルギーを回収ネットを使用して一旦トラッシュに逃がしてホエルオーに集結しなおす

  • ユキハミ2体展開でスタートするが、ホエルオーの攻撃が始まると1体で十分なので、その枠をあける

  • かくしふだを1ターンに2回打つ

などとても優秀なカードです。1枚採用です。
特にホエルコが縛られるという事象は非常に厄介なので、採用できるならあと1枚あるといいかもしれません。

ふうせん

回収したエネルギーはすべて攻撃に使いたいので、逃げエネを肩代わりしてくれるふうせんはその分のリソースの節約になります。
1枚は破壊されたり、ホエルコを逃がすのに使ったりするので最低2枚は採用するべきと考えています。

サポート

カイ

先従カイ始/先ずカイより始めよ

1ターン目はカイを使用すると良い、という先人の格言です。

嘘です、すみません。
後攻1ターン目にベンチをフル展開したいので、絶対にバトルVIPパスが欲しい、したがって、カイとバトルVIPパスの合計7枚を当たりカードにしました。
ルリナを連打して猛攻をするまではできる限りカイを連打して山を圧縮できると強いので、4枚としました。

ルリナ

水ポケモンと水エネルギーを合計4枚回収できる、水デッキの心強いお供です。
進化用のホエルオー、次のホエルコ、水エネルギー2枚の回収が多いです。
最初に手札にたくさんくると困るので、3枚にしてあります。

ボスの指令

マナフィ狩りや対ロストバレット戦で特に力を発揮します。
やりくりでドローして手札が多くなることも多い関係上、セレナのドローはあまり強くないと判定しているので、セレナではなくボスの指令にしてあります。
基本的に前のポケモンをワンパンできればよく、またカイとルリナをたくさん打ちたいので1枚採用です。

マリィ

手札干渉、手札リセットで入っています。1枚採用です。
入るなら2枚目があってもいいと思いますが、個人的に、打つと事故ると思って使った方がいいと思っています。使うなら、手札が細くならないように、マリィを使ってからやりくり、かくしふだをしましょう。

スタジアム

トレーニングコート

先述した通り、エネルギー回収が4枚では足りません。トレーニングコートの採用はエネルギー回収2枚分くらいの節約になると考えています。
逆に言うと、トレーニングコート以外を採用するとエネルギーが足りず、火力が出ません。
ロストシティと頂への雪道を破壊する必要があるため最低3枚採用で、できるだけ後出しではりましょう。

エネルギー

ウォッシュ水エネルギー

ロストマインはもちろんのこと、スターレクイエム、じょうねつのしずく、ヨガループを防止できる重要カードです。ミュウVMAXのじょうねつのしずくはちょうどユキハミをきぜつさせてきます。
サーチ手段がないのでなかなか引けないことも多く、1枚採用ですが、もう1枚採用できると強そうです。
モスノウの特性ひょうせつのまいの対象にならないことは注意してください。ウォッシュ水エネルギーをつけることは普通の手張りになります。つけ先を間違えると攻撃できなかったり火力が足りなかったりします。

基本水エネルギー

10枚採用です。
ウォッシュ水エネルギーと合わせて12枚程度が、ホエルオーを長く使っている中での黄金律です。12枚あればそのうち2、3枚がサイド落ちしてもVMAXをワンパンする330ダメージを出せる、という計算です。
だから、本当はあと1枚ほしい……。

採用検討カード

既に枠がカツカツですが、もし採用できるなら採用したいカードを挙げておきます。

  • ジャンボサイズホエルオーとキャプチャーエネルギー

  • れんげきヨワシ

  • キャンセルコロン

  • ツールスクラッパー

  • ヒスイのヘビーボール

  • ふつうのつりざお

  • おおきなおまもり

  • こだわりベルト

  • ツツジ

立ち回り

基本的な立ち回り

まず、このデッキは後攻をとります。
後攻をとると、
・カイが打てる
・「なかまをよぶ」ができる
というメリットがあります。
今回のシティリーグでは、じゃんけんの勝敗は忘れましたが、すべて後攻をとることができました。先攻をとるデッキが多いので、後攻をとるのは容易だと思います。これでベンチフル展開を目指します。
ベンチフル展開は重要です。ユキハミが1匹だけならユキハミを倒してしまえば攻撃されないわけですし、チラーミィが1匹だけならチラーミィを倒してしまえば動きが大幅に鈍ります。

初手わかる君&ひと(り回)し君を使用。

最終的にこの盤面になるのが理想ですので、その目標と相手のデッキに合わせてフル展開をしましょう。

「ロストを○○枚ためる」ってわかりやすいですよね。1ターン目はここまでがんばって、2ターン目はここまでがんばるという目標が明確です。
実はそういうものがあります。このデッキでいうと、

 「基本水エネルギーを盤面に○○枚ためる」

です。ここでいう盤面というのは自分の場とトラッシュのことです。

1ターン目、かくしふだと手張りで2枚ためます。
2ターン目、(場合によりますが)かくしふだと月光手裏剣までで6枚ためます。
3ターン目、8枚はためます。

あとはルリナとエネルギー回収とトレーニングコートで水エネルギーを集めてハイドロポンプをしていくことになります。

対ロストヤミラミ戦


他のデッキと明らかに対応の仕方が異なるデッキになります。
まず、フル展開で上図の盤面を目指します。
ポイントはチラーミィは1体までで、できる限り回収ネットで最終的に回収することです。
次のターンからはホエルオーを2体同時に育てて順に倒していきます。
月光手裏剣で2体どりをするといった動きは、サイドの上では先行できますが、水エネルギーの枯渇につながるので、できる限りホエルオーで攻撃できるようにしましょう。
モスノウにウォッシュ水エネルギーがはれるとかなり強力です。
倒されたユキハミなどはルリナで手札に戻しましょう。

この動きはロストマインに対し強い動きとなりますが、かがやくリザードンが強敵です。
こちらのサイドが2枚になる瞬間を狙ってマリィが打てると完璧です。

対ルギアVSTAR戦

フル展開までは同じですが、戦い方が他のデッキと違い特殊な部分があります。それは、

 月光手裏剣2回でアーケオスを2体とも落とします。

アーケオスがいる限り、チェレンの気くばりでのループや、新しいアタッカーが急に飛んでくる可能性もあり、それらを防ぐことができます。これは友人のアイデアです。
モスノウがいればルリナ1枚でゲッコウガを使いまわせて、それほど難しくなくこの動きは決まります。
アーケオスを落とした後は、ルギアを倒していきましょう。回復の恐れもないので、月光手裏剣で補佐してもいいでしょう。

対戦の振り返り

記憶が少しずつ薄れつつあるので、誤りがあるかもしれません。その場合、申し訳ありません。
また、常体失礼します。

予選1回戦 レジギガス

 後攻 6-0 勝ち

先攻1ターン目、レジギガス側が4体展開。
後攻1ターン目、チラーミィスタートでなかまをよぶまで含めてベンチをフル展開。コオリッポ、マナフィをベンチに置く。
先攻2ターン目、レジが全部揃うも、エネルギーが足らず攻撃されない。
後攻2ターン目、モスノウに進化し、コオリッポに3エネつけてブロックフェイスを開始。
この後しばらく気前よくやりくり、かくしふだで山を引いていたが、相手がLOを狙う動きになってきて、最後は分厚い手札を自分のマリィで戻してブロックフェイスで勝ち切る。

予選2回戦 ロスト裏工作アメイジングカイオーガ

 後攻 2-0(投了) 勝ち

先攻1ターン目、キュワワースタートではなえらび2回、かくしふだ1回。メッソンが置かれる。
後攻1ターン目、バトルVIPパス、カイを駆使してゲッコウガ、チラーミィ、ユキハミ×2、ホエルコ、マナフィを展開。ゲッコウガを前にして番を返す。
先攻2ターン目、はなえらび2回でロスト4枚をためてゲッコウガにおとぼけスピット。大地の封印石がロストされる。
後攻2ターン目、ゲッコウガを回収ネットしてモスノウを立て、月光手裏剣を打つ。キュワワーを2体倒してロストをためるのを阻止したところで投了が宣言される。ギミック的にマナフィや非エクを相手することを考えておらず、月光手裏剣でシステムが順に狩られるのでどうしようもないと判断したときいた。

予選3回戦 ルギアVSTAR

 後攻 0-6 負け

先攻1ターン目、ベンチ展開とアーケオスのトラッシュをされる。確か、まだアーケオスは1枚トラッシュだったはず。
後攻1ターン目、なかまをよぶまででベンチフル展開。チラーミィ×2、ユキハミ、ゲッコウガ、ホエルコ、マナフィを盤面に置く。
先攻2ターン目、アッセンブルスターでアーケオス2体展開。ストームダイブでチラーミィきぜつ。
後攻2ターン目、チラチーノ進化、やりくり、かくしふだで山を引くもモスノウに触れられず、ゲッコウガに回収ネットを打ってからマリィで無理やり解決しようとしたら、エネルギーに触れられず、前に出していたチラチーノが逃げられなくなってしまった。そのまま先攻3ターン目にチラチーノがやられてしまい、ドローエンジンを失う。
後攻3ターン目、なんとかモスノウを用意することができたので、月光手裏剣でアーケオス2体に90点ずつ載せる。
先攻4ターン目、アーケオス狩りの動きを察したお相手により、ネオラントVを置いてのマリィを宣言される。実は手元にルリナがいなかったので、好転することを期待したが、そうもいかず。ゲッコウガきぜつ。
後攻4ターン目、最終的にホエルオーでのワンパンでテンポを奪いかえすために、たまたま手札に来たコオリッポで小突くもその後も解決札は来ず、そのままゲームエンドへ。

後攻2ターン目のマリィの結果を見ると、マリィを打たずにそのままかくしふだをしていれば一応解決していたので、大変もったいなかった。

予選4回戦 ミュウVMAX

 後攻 6-4 勝ち

先攻1ターン目、ミュウ側はミュウ×3、ゲノセクト×3のフル展開。この時点でオドリドリが置かれなかったのでユキハミが狩られないことに安堵する。ポケストップがはられる。
後攻1ターン目、ゲッコウガがサイド落ちしていることを確認し、チラーミィ×2、ユキハミ×2、ホエルコ×2で展開。
先攻2ターン目、カミツレのきらめきでエネルギーをそろえてダイミラクルで1体きぜつ。展開の途中にポケストップを1枚トラッシュに送る。この時点でロストシティは採用していないと期待して動くことに決める。
後攻2ターン目、やりくりで山を引き、足りなかった分をポケストップに賭ける。なんとか4エネとモスノウ、ホエルオーをそろえることに成功しハイドロポンプで170ダメージをミュウVMAXに与える。
先攻3ターン目、2体目のミュウVMAXを育ててダイミラクルで1体きぜつ。
後攻3ターン目、ポケストップの力を借りたのちトレーニングコートにはりかえ、ホエルオーで170ダメージをミュウVMAXに与える。
先攻4ターン目、テクノバスターでホエルオーをきぜつさせる。
後攻4ターン目、フュージョンエネルギー2枚付きのミュウVMAXを170ダメージ与えてきぜつさせる。
先攻5ターン目、メロエッタを置いてボスの指令で後ろのモスノウを呼んで倒しつつサイコジャンプでミュウVMAXは逃げる。もう1体ミュウVを置いたり、元からいるミュウVを進化させたりする札は山になかったようだ。ダブルターボつきゲノセクトVを前にして番を返される。
後攻5ターン目、ユキハミを置き直し、ボスの指令でミュウVを呼びつつ水エネルギーを1枚手張りしてきぜつさせる。ここでサイドからゲッコウガを回収する。
先攻6ターン目、ゲノセクトVにフュージョンエネルギーを2つ追加でつけてテクノバスターによりホエルオーに190ダメージを与え、きぜつせず。後攻6ターン目にゲノセクトVを倒して勝利。

ゲッコウガがサイドに落ちているおかげで火力が即座に出せず、ロストシティがあればかなり苦しい戦いとなったことが予想される。ポケストップにもかなり救われた。

予選5回戦 裏工作パルキア

 後攻 6-4 勝ち

先攻1ターン目、相手はパルキアに対し、こちらはチラーミィスタート。クロバットVを置きつつメッソンを2体展開し、パルキアに手張りをして終了。試合後に話したことによると、チラーミィスタートからアイアントLOを警戒し、大きな展開は避けたらしい。
後攻1ターン目、パルキア側の展開が遅いことを逆に警戒し、マリィを打ちつつフル展開。ユキハミ×2、チラーミィ×2、ゲッコウガ、マナフィを置く。
先攻2ターン目、1体のメッソンをジメレオンに進化させ、ふしぎなあめをもってきてもう1体をインテレオンに進化させる。ゲッコウガとメッソンをベンチに置いて、スターポータルを切って、インテレオンに2枚、ゲッコウガに1枚水エネルギーをつける。クロススイッチャーでインテレオンがこちらのマナフィを狩る。
後攻2ターン目、相手のゲッコウガがまだ起動しないと見てマナフィの回収より展開を優先。ホエルコを置いてチラチーノのエネアシストでホエルコに加速する。
先攻3ターン目、ボスの指令で育ちつつあったホエルコを引っ張ってアクアバレットで倒す。
後攻3ターン目、準備が整ったので回収ネットで枠をあけつつマナフィ、ホエルコをベンチに置き、月光手裏剣をジメレオン2体に当てる。
先攻4ターン目、パルキアが前に出てきてこちらのゲッコウガをきぜつさせる。
後攻4ターン目、後続も用意しつつホエルオーに7エネつけることに成功しパルキアをワンパン。
先攻5ターン目、次のパルキアが出てきてホエルオーを倒す。
後攻5ターン目、再びホエルオーに7エネつけることに成功し、パルキアをワンパン、勝利。

パルキアは小回りが利きすぎるデッキなので苦手なのだが、パルキアをワンパンしてリードをとり続けられたのが非常によかった。

本戦1回戦 ルギアVSTAR

 後攻 0-2(たね切れ) 負け

ユキハミスタートで、手札に他にたねポケモンなし。バトルVIPパスもクイックボールもなし。サポートもなし。
後攻1ターン目、トップ、ホエルコ……!
先攻2ターン目のストームダイブでユキハミきぜつ。
後攻2ターン目、トップ、ウォッシュ水エネルギー……!
先攻3ターン目のストームダイブでホエルコきぜつ。
ありがとうございました。

アーケオスを1体しか立てられていなかったので、展開さえできていればいい勝負かそれ以上ができていたのでは、と期待してしまう。また機会があるならば、フルパワーでぶつかれたらうれしいなと思う。

おわりに

予選6位、上位入賞でホエルオーというデッキが全国に知れわたったことは非常にうれしく思っています。さらに構築や戦術を公開し、柔らかい発想でより強いホエルオーデッキを作ってくれる人を求めてこのnoteを記しました。
私自身もそういった流れの中に身を投じて、さらに強いホエルオーデッキを作り上げ、次は今回のリベンジを果たすことができることを望んでいます。

最後に、私を支えてくれた身近な人、無理なスケジュールの中でも付き合ってくれた友人、対戦してくださった方々、ジャッジの方々、そして、最後まで戦ってくれたホエルオーとこのデッキに感謝の気持ちを記しておきます。
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?