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ザ・街録に出るまでもない・番外編12(マイアミの義伯父さんの姪っ子)

今年、90歳になられた、夫の伯父さん。どうやら、話し相手がいなくって寂しいらしい。去年だったか一昨年だったか、キューバ出身の奥さんに先立たれ、一人で同じアパートで暮らしている。

義伯父さんは、持ち家を持たない派で、ずーっとアパートを借りて暮らしている。90歳の義伯父さん曰く、彼が初めてこのエリアにアパートを借りたときには、一ヵ月100ドル位だという事。今は2000ドルらしいので、物価の上昇のクレージーさを体感されてる人の一人であろう。笑 

お家賃、100ドルから2000ドルなんて、誰も予想してなかっただろうね。そのうち家も1ミリオンの家なんて、ただのボロ屋と思われる時が来るのだろう。そうなって来ると、この平均給与だと普通の人は家を買えないし、アパートを所有してるお金持ちが儲かる。という具合に、どんどん格差が広がるだろう。

と言うか、もうそうなってる。今の若者は、共稼ぎしないと家を買えない。そして、今、良いエリアに少し立派な家を買おうものなら、ミリオンは当たり前だからね。(1ミリオン=日本円で1.5億)

土地によっては、大きくなくってもミリオンはするし、それ以上するところも沢山ある。東海岸の都市部全般とカリフォルニア全般は家が非常に高い。NYのマンハッタンは言うまでもなく。ワラ

クレージーリッチ用のタワーマンション。値段も高いけど、高さも高い。ダブル高いところ、私には無理!ww 怖くね?住むの???笑

これは、トランプ元夫人のマンション。一応、事故物件?最近大幅にディスカウントされたみたいなんで、勇気のある人でお金持ちの方、どうどす?笑


その義伯父さんの住むアパート。前にも話をしたけど、伯父さんは汚部屋が気にならないを飛び超えて、汚部屋が普通だと思ってる人で、私等みたいに定期的に床掃除する人達を、クリーニングフリークって呼ぶ人なのだ。ちょっと、常識がおかしいんだね。端的にいえば。笑

で、義伯父さんが万が一の時に、誰か身内の者が行ける様に、義伯父さんの亡くなった奥さんの姪っ子さんにアパートの鍵を預けてある。その人が一応義伯父さんが亡くなった時、義伯父さんの遺品で価値のあるものを全て引き取るようにしてあるらしい。

果たして価値のあるものがあるかどうかは別として、義伯父さんは小金持ち。ある程度のまとまった金があるらしいので、私たちは、それを全て放棄する代わりに、その姪っ子に鍵を渡してあげて欲しいと言ってあった。

まあ、そうなってるのよね、一応。

で、夫と、その姪っ子とは、電話でよく話すんだけれども、最近、悪い予感が当たって、この人が大ボラ吹きだというのが判明した。今週の金曜日に、絶対掃除しに行く!今週中に、伯父さんの猫達のおトイレをキレイにしに行く!伯父さんが何と言おうと、私はあのアパートを掃除する!と勇ましく口では言うのだが、今まで1度も義伯父さんのアパートに来ていないと、義伯父さんは夫に話すのだった。笑

夫は毎週火曜日に伯父さんに電話すると約束していて、彼の伯父さんの昔話にお付き合いをしてあげてる。夫の母と、この伯父さんは、2人しかいない兄妹なのだが、夫の母、姉たちからは、毛嫌いされていて、夫が唯一伯父さんの事を心配してる人なんだと思う。

夫の姉共は、お金を伯父さんから貰う以外は何も考えてない人たちで、この前も義姉1が伯父さんからお金を貰ったらしい。歯科医に行かなきゃいけないから、お金が足りないから、、、と伯父さんが大好きな、筆記体のハンドライティングレターを書いて状況を話し、まんまと千ドル手に入れたらしい。(義姉1は心理作戦が上手い)そのことを義伯父さんが夫に話した。適度にお金があり、お金に無頓着、且つ、お金で動かないのは、夫一人。なんだかね。あの人たち田舎暮らしなのに、何に使えば、そんなに金がなくなるのか?って思う。

義伯父さんが私に送ってくれた、義姉2の手紙には、義姉1はそんなにお金に困っていない、この前も自分の陶芸の為に、釜を作ったりしてるんだから、お金が無いわけじゃない!困ってるのは、あなたの妹、つまり私の母なんだとか何とか手紙に書いてあった。みんなエグイなって私は思うわ。

そして、なんとこの姪っ子、伯父さんのアパートのあるリトルハバナまで掃除に行くからお金を送ってくれないか?と夫に言ってきた。w へ?なんでお金?お金なら伯父さんが持ってるから伯父さんに言えばいいよ!って返したらしいけど、やっぱコイツも他の家族と同じかってオチ。笑

ここまでメンバーがそろってると凄いと思うんだ私。なんで夫の周りの家族ってこうなんだろうって思うと同時に、この人たちと死んでも関わりあいたくない!と心に誓うのであった。

結局育ちの問題なんだと思う。いい両親に恵まれず、良い教育を受けていないから、白人だろうが何だろうが、燻った暮らしをしては、他人のエネルギーを吸い取って暮らすしかアイデアないのだと思う。私は一生懸命、誠実に生きられない人は大嫌いなので、夫の家族とは関りを持ってない。

夫が言うではないか、お金が欲しいからくれ!とか、誰かが死んだ!って時しか、連絡よこさない家族なんだ、俺の家族。って。

いやいや、こうなる前から、コイツはくせぇなぁ。と思っていた私。電話口で威勢のいい、その姪っ子は、私は元、コーストガード(海上保安官)だった。とか、ヴァイオリンが得意で、高校の時リサイタルをした。とか、野良猫の保護活動をしてて、そのボランティアをしてる。とか、私は獣医で今日は避妊の手術を8匹もやった!とか、まあ、ここまで来ると、ええ加減にしぃや!と私なら言っているに違いない。病気なんかい?って話よ。w

夫は、こういう家族に囲まれて育ってるから、この姪っ子と何時間も話が出来る。この手の人に、免疫があるんだよね。まあ、騙されるバカではないみたいなので心配はしていないけど。怖いよね。絶対に個人情報はリークするなって言ってある。

トップの写真は、マイアミの伯父さんのアパートのあるエリア、リトルハバナ。店で売ってる冷たいモヒートが美味しいところよ。ああ、あと野生のニワトリが沢山いるの。のどかなところよ。



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