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キナリ杯を全力で楽しむ為のメソッド~6000文字~

先日、マネージャーと数人の異業種交流会の仲間たちとZOOM飲みをしていました。するとオジサン達が「カラオケに行きたくなってきた」と言い出したので、この人達はリモートでも言う事変わんないんだなぁと、皮肉交じりの安堵をかましていると、不意を打つように、もう人生で100回くらい聞いたんじゃないかって言う質問が飛んできました。『ミコちゃんって歌歌わないの?』因みにこれと同じぐらい上位ランクに入ってくるのが『ミコちゃんて酔っぱらうとどうなるの?』ですが、大体これを聞かれる前に私は酔っぱらってることが多いので確率としてはとても低いです。まぁ、そんで私は、このままだと、遠隔カラオケとか言う、マジでやりたくない事させられるな。と思い、咄嗟に話の小ネタで回避しようと思ったわけです。

『以前マネージャーとカラオケスナック行った時に、お前は歌とビジュアル合わせて±50点だって言われたことあるんですよ~。』と。

いや、これも相当ひどい話なんですよ。それ、どっちが何点やねん。って話ですから。まぁ、でも、その後にうちのマネージャーが補足した言葉が、まぁ、ひどかった。

『中川は、たいして歌上手くないのに、上手そうに歌うんすよ。』

は?待って。うそでしょ?何それ。それもうこの世の終わりじゃん。今までそんなこと一言も言ってなかったじゃん。それってもう小学生の頃、野中君のお家で、トイレから戻ってきた後、パンツからトイレットペーパー引きずってたのと同じくらい恥ずかしい奴じゃん!!!!言ってよ!早く言ってよ!野中君、何なら初好きの相手だよ!

いよいよ人前で歌うのが怖くなった、劇団主宰の中川ミコです。私をカラオケには誘わないでください。酔っぱらったら勝手に歌いますから。なんか、上手そうに。

このnoteは、あまり難しいことを考えず、情報の共有をメインに、主にエンタメビジネスの事だったり、自立したい女子へ向けた情報発信や、コラムっぽいものを書きます。ピンと来た方はnoteのフォローをよろしくお願いします。

向き不向き、それどっちがどっち向き?

例のごとく人には向き不向きがあります。上手くもない歌を上手そうに歌うしか能のない私にディーバ(歌姫)と呼ばれる未来はありませんでした。どーでもいいけど、学生時代、安室ちゃんに憧れて髪を長く伸ばしていた時も、インリン・オブ・ジョイトイに似ていると言われました。私にのど自慢コンテストに出る勇気はありません。だけど、もともと読むのも書くのも好きな私は、コロナになり、こうして再び執筆活動を始め、ここでは女優でもない、仕事とも関係ない、好きな事を勝手気ままに綴り始めたのです。するとありがたいことに、そんな記事を楽しんでくれる読者の声が、私の耳にもちらほらと届いてきました。なので今日はまず、その内の一つを紹介させてください。

キナリ杯に出るまでの経緯

ミコさんて文才あったんすね。水谷健吾

ご存じない方もいらっしゃると思います。紹介します。この男、水谷健吾は、人間の心を持たないとして有名な作家です。

・早稲田出身の現在30歳独身。200万部突破の漫画「食糧人類」原案者。彼のYouTubeチャンネルはフォロワー1万人を突破している。水谷は脚本を書くのも早く、TELLERとか言う学生に人気の小説アプリではドS幼女の奴隷になった青年の話とか言う、如何わしそうなホラー作品を書いて4万人を超えるフォロワーを保持してる。Twitter

普段、私と彼は女優と脚本・演出家の間柄です。しかし、ひとたび舞台から離れると、なんて言えばいいですかね。上手く言葉にできないのですが、皆さんの周りにこういう人っていませんか?自分よりスペック高くて、要領よくなんでもこなしちゃう奴。そんなに頑張ってる姿見てないのに、なんか営業成績良くて、抱えてる案件多いはずのに、翌日のプレゼンの資料作り完璧にしてくる人。私にとって彼はまさにソレです。

私は覚えています。あれは彼と出会っていくらかした頃、「ミコさんって応援したくなりますよね。それも能力ですよね。」って私に言ったんですよ。彼に何の意図もないことはわかっています。いや、良い事言ってんじゃん?って思うあなたの気持ちも。だってこれが少女漫画のワンシーンだったら、さしずめ私はどんくさい主人公で、「課題の提出明日までと勘違いしてたよ~」とか言って、半べそ書きながら放課後一人でやってるところに、授業中寝てばっかりのくせに全国模試20位くらいのアイツが来て同じセリフを言うんでしょ。「お前って応援したくなるよな。それも能力なんじゃね?」って。ぶっきらぼうに。でも違う。全然違う。そぉじゃないんです。わかってくれ皆。いや、わかるだろ?あいつらの言葉には、隠しても隠しきれない、根底にある冷却部分がいつも漂っているんですよ!「ミコさんって応援したくなりますよね。それも能力ですよね。(まぁ、僕はそんな能力いらないですけどね。)」って。こんな風に。

だから私はこんな嫌味っぽい出木杉君からの「ミコさんて文才あるんですね。」の言葉に、不覚にも尻尾を振ってしまったのです。そりゃ、フリフリと。コーギーのお尻の様に。そして数日後、更に私を湧き上がらせるメッセージがこの男から届きます。

ミコさん、これ、出してみたらどうっすか  水谷健吾

私は速攻で返信しました。「ありがとう。応募してみる!」

こうして犬畜生になり下がった私は、キナリ杯に参加することを決めたのでした。

きっかけはどうであれ、私の胸にはドキドキとワクワクがいっぱいに広がっていました。(あの時は)そうとなれば、私は本気で楽しむ。それしかない。

と言う事でここからは、全力でキナリ杯を楽しむ為に。

私がいつも何かを始める時に大切にしているメソッドを皆さんと共有していきたいと思います!

キナリ杯に参加する目標と目的

まず物事を始める時、私は一番最初に目標と目的を決めます。これをすることで、様々な困難が襲ってきても、自分がなぜこれをやるのか。何の為に始めたのかブレる事が少なくなります。それに、目指すポイントが見えていると人はそこに向かって突き進むことができるし、そこに辿り着くためにはどうしたらいいか?と逆算ができるようになるので、傍から見ると、全く意味のなさそうな事でも、芯を持って柔軟に対応できるようになるのです。

では今回、私がキナリ杯に参加する目標は何でしょうか。これは明確で、完全無欠に賞を取りに行く。です。はい!!

次に目的。これも明確です。私がキナリ杯に参加する目的は、1つの事に本気で取り組む、不器用な私の記事を、読者の方に読んで楽しんで貰いたい!そしてもし、賞を頂けたなら、水谷健吾!彼におめでとうございますと言わせたい。その暁には祝勝会として、3次会でスナックに行き、上手くもない歌を上手そうに歌った動画をアップして皆様にご報告します。

中川的、キナリ杯の戦略方法

目標と目的が決まったら、次は戦略はを立てて行きます。戦略と言うとかなりマーケティング的な言い方ですが、要は下調べです。私は物事を始める時、割と何にも考えずに「アレやりたーい!」「これやっちゃおー!」「俺は海賊王にナ―ル!」から始まって、基本的に、平均50時間くらい下調べをしてから物事に取り組みます。海賊王になるのに平均50時間ってどうなのよ?それじゃグランドライン(楽園)止まりじゃね?って思う人もいれば、単純に1日5時間を10日間って掛けすぎじゃね?と感じる人もいると思いますが、今はネットが充実していますし、仕組みや方法、それぞれのメリット、デメリット、事例や口コミの統計を漁って、要は、自分が納得できでたら、後は根本的にやって見なきゃわからないでしょって感じで始めます。

で、今回私は初めて岸田奈美さんを知りました。そこでいくつか彼女の記事を見ていると、面白い。

どの記事もスピード感がり、一気に読む事が出来ました。そしてどこか私の書く記事は、彼女の作品とテンポ感が似ているような気もしました。では、今回の審査員、岸田奈美さんとはどういう人なのでしょうか。

28歳の作家。100文字で済むことを2000文字で伝える。車いすユーザーの母、ダウン症の弟、亡くなった父の話など。講談社・小説現代 連載、文藝春秋2020年1月号巻頭随筆 執筆。コルク所属。 OfficialWEB→https://kishidanami.com/

これは誰もが知る事の出来る一般情報です。しかしここからが50時間で得た、通称中川調べによると、岸田奈美さんは彼氏が欲しいそうです。そしてモテたい。

なるほど。ならば私がキナリ杯で書く事はこれしかない。だってこのコンテストは、「岸田がおもしろい文章を読み、岸田が褒めちぎりたいがために、岸田が開催する文章コンテスト」。主催は岸田奈美、運営は岸田奈美、審査は岸田奈美、共催は岸田奈美さんなのですから、これはもう、あれです。「ベイビーボーイ私はここにいるよ」的、アンサーソングみたいなもので、彼女を楽しませることを全力で考えたらいいのです。きっと今、岸田さんは逆に私と言う人間がどういう人なのかを知りたいはず。

書くことは決まりました。今回私がキナリ杯で書くネタは、これです。

リアル合コンの経験もないアラサーが、ZOOM合コンしたらモテた件。

岸田さんが今猛烈に読みたいのは、リアルな同世代女子の、モテ女の話に違いありません。

実践

ここでは、キナリ杯出展作品は別で上げさせて頂きます。最後にリンクを張っておくので、もしこの記事から気になった方がいれば、是非読んでみてください。

【アラサー書記】~拝啓。独身の皆様へ~#キナリ杯出展作品

さぁ、・目標と目的を持つ・戦略を立てる・実践する とここまで来たら、私が新しいことを始める時に大切にしている事も最後の一つです。

継続する事

今回、このキナリ杯において、記事を仕上げると言う事が最大の終着点ですが、しかし私はせっかくならこのコンテストの後、コロナが収束しても、記事を書き続けたいと思っています。私は以前コピーライターとしてアルバイトをしていた事があります。だけどそのころの私と言えば、当時時給200円くらいの計算にしかならない、自分の執筆の遅さに愕然とし、ライターは向いていないなと思いました。だからどうとかではなく、単純に仕事の遅い人間=仕事には向いていない。そう思ったのです。でも昔から、作文を書けば褒められ、ブログを書けば笑ったよ~と言われ、今もこうして記事を楽しんでくれる人がいる。ならば自分のペースで継続していけたらなと、今はそう思っています。

継続は一番難しい事です。なぜならこれは、まぐれでも才能でもなく、努力でしかないから。誰にでも出来るのに簡単じゃ無い事。それが“継続”。仕事にしたいのなら出来れば毎日、無理なら週に数回、継続すること。私はこの記事一つ書くのに16日かかっているので、どうやらやはり仕事には向いていなそうですが、そんなことどーでもいいよ。ピーヤァ。書き上げたってことが私にとってはプライスレス。私は毎回記事を書くたびに思っています。書き上げられたぜって。なんかすごい達成感だぜって。大切なのは、自分がそれを好きかどうか。あとケセラセラの前向きな気持ちだと私は思います。新しい事を始める時、私が本当に大切にしていること。それは、誰か1人でも「いいね」って反応があったら、それは可能性がある1つだと言う事。皆さんは有りませんか?周りの反応は少ないけれど、「あれ良かったよ」って誰かから言われた事。それ、宝物かもしれません。

まとめ

私は自分の楽しくない事をいつまでも続ける必要はないと思います。舵の切り直し、全然オッケー。やってみたけど向いてなかった、やってみたけどメンタルやられた、そんなことっていくらでもあると思っています。
私はもともと直感型で、飽きっぽいし、テストは2~3問解いたら一番最後の問題にワープしちゃって、(ついでにそのまま現実からもワープして脳内散歩に出掛け、気づいたらテスト終わってる。)ノートは今まで一度も使い切った事がありません。どうでもいいけど、リップクリームに至っては気付いたらどっか消えちゃっています。物事を順序だててやるのも苦手だし、本当の意味で最初から最後までやり切ったぞーと言う達成感のない人生を歩んできました。でもそれは、人並みのポテンシャルと、自分よりも才能のある人を横目に、こんなもんでいいかな。とか思っていたからなんですね。でもようやくそんな自分を脱皮して、私がやるから私だけの物なのだと、他人と比べる事の無意味さを、わかり始めたMy Revolution.明日を乱すことさ。誰かに伝えたいよ。My Tears.My Dreams.今すぐ。

と言う事で、私の3次会ソングは渡辺美里に決定しました。

最後に

劣等感を抱いた事のある全読者の皆様。

初期装備短パンにランニングシャツでもいいですよね。あってもなくてもいいような能力だって、ないよりましです。きっと。

嫌味な出木杉君。いや、水谷君。この企画を教えてくれてありがとう。ようやく書き上げることができたので、私、やってみるよ。このキナリ杯を全力で楽しむ!!

でも、これだけは言っておくね。

「この人、まじで無駄に汗かく人だなぁ。そういう所が応援したくなるんでしょうね。(まぁ、僕はその能力マジでいらないですけど)」とか、皮肉交じりの安堵をかましていると、不意を打つように、お前も三次会メンバーに入ってるからな。

・・・あれ。結局、私、冒頭のオジサンたちとやってることなんも変わんねーじゃん。

このnoteは、仕事が遅い、文章書くのも遅い、決断も遅い、めっちゃ悩む、とにかく時間の使い方が下手くそな私が、①完璧を求めない。②執筆は最大で1時間30分と言う一向に達成できない目標をルールにおいて、記事を書いています。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

挑戦者か、挑戦者を応援する者か。あなたはどちらですか?

この記事を読んでくださったあなたが、もし後者の方であれば、noteのスキ・フォロー・サポートをよろしくお願いします。

これからもマイペースで記事の更新を続けていければと思います。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。 遅咲会会長 中川ミコ

キナリ杯出展記事【アラサー書記~拝啓独身の皆様へ、リモート合コンに行って来ました。~】

お芝居を愛し女優として小劇場をお仕事にしています。7年間社会人→芸能事務所に所属→仕事が無く2年でフリー転身→やはり仕事無く小劇場界へ→3年後「遅咲会」を立ち上げ2019年12ヶ月連続舞台公演を達成→舞台チケット100枚以上→エンタメビジネス2年目。 笑顔を作る酒好き。普段は会長と呼ばれています。西野亮廣エンタメ研究所サロンメンバー。追記マナブ教。Twitter

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