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【詩】あめんぼのおかえりさない。

ぽつぽつと
池の中に波紋をつくる君たちは
覚えている

しとしとと
すぐに消えてしまう
雨の足跡を

ひと粒ひとつぶの
ただいまと、さようなら
小さな挨拶を君たちは
覚えている

そして返事をすることができるんだ

たとえ、太陽が空に鍵をかけていても
ひと粒ひとつぶを
抱きとめた身体で

おかえりなさい、て

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