見出し画像

家族葬で葬儀をする際の受付は誰?マナーや流れも解説

<こんな人におすすめ>
家族葬の受付を誰に頼めばよいか悩んでいる人
・家族葬の受付のマナーが知りたい人
・家族葬の受付の流れを知りたい人

「家族葬の受付の役割がわからない」「服装のマナーが知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

結論をいうと、家族葬での受付は必須ではありません。近年では金銭的な負担を軽減させるために、受付を設置しない遺族も増えています。

しかし、受付を設置する場合、マナーをしっかりと理解していないと、故人との最後のお別れで恥をかいてしまう可能性もあります。

そこでこの記事では、受付の際の服装からマナー、流れまで解説します。一連の流れを理解して、突然の訃報にも対応できるよう、ぜひ最後までご覧ください。

葬儀をお急ぎの方は「0120-215-618」までお電話ください。

※電話アプリに直接ご入力ください

家族葬をする際の受付について

家族葬とは、身内や親しい親戚のみで行う葬儀のことです。基本的な流れや行う行事は一般的な葬儀と特に変わりはありませんが、少人数のため、故人への思いをよりじっくりと伝えられます。

家族葬では受付を設置してもしなくても特に問題はありません。ここでは家族葬の受付の必要性や一般的な流れなどを解説します。 

1. 家族葬の受付は必須ではない

家族葬の受付は、故人の親族が行うと考える人が多いですが、親族がやらなければならないという決まりはないため、受付を設置しなくても問題はありません。

家族葬のメリットは費用を削減できることでもあるため、受付を頼まない人も多いです。しかし、香典を受け取る場合や、参列する人数も多い場合は、受付がいなければ混乱してしまう可能性もあるでしょう。トラブルを避けるためにも、参列者が多い場合は受付を頼むようにしてください。

2. 関わりが浅い親戚も来る場合は受付が必要

家族葬であっても参列者が多かったり、香典を受け取ったりする場合には受付を設置した方がより円滑に葬儀を進められます。

受付は挨拶・記帳・会場案内などを行う必要があるため、参列者の人数が多い場合は、最低でも2人の受付を設置した方が良い場合もあります。

受付は、挨拶や説明など時間のかかることが多いです。葬儀をスムーズに進めるためにも、大人数の場合は受付を設置すべきです。

3. 家族葬の受付は知り合いが行う場合が多い

家族葬の受付は、親戚や知り合いに頼むことをおすすめします。親族は挨拶回りや葬儀の手続き、親しい人を亡くした精神的な負担もあります。受付の役割も行うとなると、仕事量も増えるため、信頼できる親戚や知り合いに頼むケースが多いです。

また、受付を任せられる人がいない場合だと、依頼をしている葬儀会社に受付を依頼する方法でも問題ありません。受付に困った場合は、まず葬儀社に事前に相談することが大切です。

家族葬の受付の流れについて解説

家族葬での受付の役割は、香典の管理や参列者の把握、荷物の預かりや片付けなど様々です。簡単な役割ではないため、事前にしっかり確認しておくことが大切になります。

一般的な葬儀と家族葬の違いは、家族葬の方が省略している場合が多いため、行程も少ないです。ここでは、受付になった際の葬儀前から葬儀が終わるまでの流れを解説します。

1. 葬儀前に会場下見や焼香を済ませておく

葬儀が始まる前に、受付の人はどこで葬儀が行われるのか、会場の把握をしておきましょう。特に喫煙所やお手洗いの場所は参列者からよく聞かれるため、事前に頭に入れておくと良いでしょう。

葬儀が開始してから確認していては、スムーズに進まなくなる上に、受付の作業もできなくなるためトラブルにもつながります。他にも受付の人は葬儀が始まると多忙になるため、焼香は先に済ませることが多いです。

2. 参加者に挨拶をしてからお香典を受け取る

葬儀が始まったら、参列者から香典を受け取ります。また、参列者にはしっかりと感謝の挨拶をすることがマナーです。

そして、香典を受け取ったら必ず記帳してもらうようにしましょう。香典を受け取ったのにもかかわらず記帳を忘れてしまうと、後から香典返しを送れずトラブルに繋がります。

もしその場でお礼の品を渡す際には、品がきちんと揃っているのかも確認しておくと、当日焦らずに渡せるためおすすめです。

3. 参列者を案内する

挨拶をして香典を受け取った後は、参列者を会場まで案内します。この際参列者の中に体に不自由がある方がいれば、ドアを開けたり、段差に気をつけたりといった配慮も必要です。

また余裕を持って案内する為には、会場の把握が大切になります。参列者や遺族を不安にさせない為にも、案内する道順を頭に入れておきましょう。他にも案内している合間で、香典と芳名帳を確認しておくことも重要です。

4. 返礼品を渡す

返礼品とは、家族葬に参列してくれた人へ感謝の気持ちを込めて渡す品物のことを言います。

渡すタイミングとしては、芳名帳への記入が終了した後が一般的ですが、焼香の後に渡すケースもあります。

受付時に渡すかどうかは地域や人、葬儀社によって異なるため、事前に相談しておくとスムーズに進むためおすすめです。返礼品は持って帰りやすい、小さいものやお菓子などの消費するものが一般的です。

5. 供物やお香典を会計に渡し管理する

参列者から受け取った香典やお供え物は、会計係に渡します。香典をそのまま盗むという悪質な犯罪を防ぐ為にも、しっかり管理し会計に引き継ぎをしましょう。

その間受付で使用した筆記用具や、名刺などを片付け、業務が一段落したら会計の手伝いをすることが一般的です。受付は現金を扱う立ち位置なので、きちんと管理して、遺族の人から信頼を失わないように注意しましょう。

6. 荷物預かりや片付け

参列者から預かって欲しい荷物がある場合は、受付が預かります。荷物を置いておくスペースがあるのなら、そちらに置いておくようにします。

ですが貴重品や高額なものを預かるスペースがない場合は、参列者自身で管理してもらうようにすべきです。高価なものはトラブルにもつながりやすいため注意しましょう。

他にも受付時に使用した筆記用具や名刺などは、このタイミングで片付けておくとスムーズに進みます。

家族葬の終了後の流れ

受付は葬儀をスムーズに進めたり、間違いやトラブルがないように参列者や遺族を安心させたりする役割です。さらに葬儀が終わった後も、参列者を案内したり、遺族へ引き継いだり、荷物を返却し片付けをしたりと、最後まで重要な立ち位置です。

よって葬儀が終了したので役割も終了ではなく、最後までしっかりと手伝いをすべきです。以下に終了後の流れを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 参列者や車の案内

葬儀終了後に、参列者の案内をします。葬儀が終わるとそのまま出棺や火葬に立ち会う方、帰宅する方、と個々に分かれて移動するため、混乱しないようにも会場の位置関係を把握しておきましょう。

また、車で会場を後にする人がいる場合、安全に移動できるように誘導します。場所によっては警備員が配置されている可能性もあるため、誘導が不安な方は事前に葬儀社や遺族に相談しておくと良いでしょう。

2. 荷物の返却や片付け

預かっているものがある場合は、このタイミングで返却します。預かり所がある場合は、その場所に誘導すべきですが、預かる場所がない場合は、こちらから手渡しする場合もあります。

預かり物が汚れていたり、破損したりしていると、トラブルにつながる可能性もあるため、預かっていたものに汚れはないか確認しておきます。このとき受付で使った筆記用具や名刺が、まだ片付いていない場合は綺麗に片付けておきます。

3. 香典の確認と遺族への引継ぎ

葬儀が終了し、片付けが済んだら遺族へ芳名帳や香典などを引き継ぎます。参列者から遺族への伝言がある場合にもすべて伝えておきましょう。伝え漏れがあると遺族からの信頼も薄れてしまうため、注意が必要です。

スムーズに参列者を誘導し、問題なく安全に葬儀を終えるためにも最後まで引き継ぎましょう。気になることや不安な点があればそのままにせず、遺族や葬儀社に相談すべきです。

家族葬で受付をする際の服装

家族葬の受付をする際には、基本的に喪服がマナーです。一般的な葬儀と比べて身内が多い家族葬でも、受付は葬儀の顔となるため、きっちりとした服装で参加すべきです。

服装のマナーが守れていないと、参列者や遺族に不安を与えてしまうことになります。

喪服のマナーや着方について男性と女性、それぞれを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1. 男性の場合は黒のスーツ

男性の喪服は漆黒に近い黒のスーツが基本です。ですが遺族側から喪服でなくとも問題ないと伝えられた際には、グレーや紺のスーツでも問題ありません。

注意すべきはアクセサリーです。派手な印象が大きいため、つけていくと葬儀の顔とも言える受付に対する不安が高まってしまいます。よって、男性がつけるアクセサリーは結婚指輪のみにしておくことがポイントです。

2. 女性の場合は黒のワンピースやスーツ

女性の喪服は黒のワンピースやパンツスーツが基本です。ワンピースを着ていく場合、光沢のあるものや、派手な装飾品やラメなどがあるものは着ていかない方が無難です。

しかし、男性と同じく、遺族側から喪服でなくとも問題ないと伝えられた際には、グレーや紺のワンピースでも問題ありません。

他にはアクセサリーやバッグ、靴は派手なレザー製品、殺生を連想させる毛皮などは避けるべきです。受付は参列者が初めに目にするため、派手な印象は避けましょう。

家族葬で受付をする際の注意点

葬儀の受付は遺族にとって、葬式をスムーズに進めるための重要な役割です。受付は参列者と最初に顔を合わせる大切なポジションであるため、様々な場面でどのように応対するべきなのかを認識している必要があります。

受付が適切な対応をできなければ、参列者に不快感を与えてしまいトラブルに繋がりかねません。ここでは、受付がどのような姿勢で応対するべきなのかを紹介します。

1. 笑顔は控える

お葬式は親族にとって最期のお別れの場ですので、笑顔は慎むべきです。受付をしていると親しい友人と再開する機会も多いですが、大声で話したり、話し込んでしまったりした結果、受付の役割が疎かになってはいけません。

親族は信頼して受付を任せているため、最期のお別れの場で不謹慎と思われるような対応をしてしまうと、トラブルの原因になります。受付は遺族の代理という立場なため、常に遺族の気持ちを尊重すべきです。

2. 言葉に気をつける

葬式では、普段のような明るい挨拶は謹む必要があります。不謹慎と思われる「忌み言葉」や、死を連想させるような不吉な言葉は口に出さないようにするのがマナーです。

葬儀の顔でもある受付のマナーが悪いと判断されてしまっては、遺族に悪い印象を与えてしまいます。

他にも、遺族をより悲しませてしまう表現や負担を与えてしまうような言葉は話さないように気をつけましょう。

家族葬で受付を担当してくれた人へのお礼

家族葬で受付をしてくれた人には、お金や品物のお礼を渡すのが一般的なマナーです。受付の役割は香典を受け取り記帳したり、会計を管理したり、参列者の荷物を預かったりと決して楽な内容ではありません。

お金でのお礼は「心付け」と呼ばれますが、地域や遺族によってはお金だけでなく、品物を渡す場合もあります。ですがこのお礼は家庭によっては渡さない場合もあるため、事前に葬儀社や遺族と相談する必要があります。

まとめ

葬儀は突然訪れるため、受付をどのようにしたら良いかわからず不安になる人も多いです。家族葬での受付の服装マナーや内容を心得ていることによって、当日焦らず、余裕を持って故人の旅立ちを見送れます。

受付を担当する人と行程をしっかり確認し、参列者に不安を与えない家族葬にしましょう。受付やその他の葬儀のことで不安な点がある方は、小さなお葬式へぜひご相談ください。

葬儀をお急ぎの方は「0120-215-618」までお電話ください。