こんなとこから逃げ出してさ

ついに春休みが終わってしまった。この先のイベントといえば死、死、死、死、と見せかけてゆるやかな生活だ。それも希望的観測なのかもしれないけれど謎の飛来物と戦ったり一国の王になったりする予定は今のところない。退屈なのだ。

なのだ!?アニメのキャラクターみたいな口調なのだ。

家にいるのに「帰りたい」と思うことが増えてきた。退屈ではあるのと同時にやらないといけないことがないことも増えてきたからかもしれない。

(退屈を伸ばして退屈うにすると苦痛ができる。明日からつかえる豆知識なのでこれをよんだあなたは会う人全員に言ってまわってほしい。)

少し前までは読書で退屈を紛らわしていたのだが最近はそれすら億劫だ。この前読んだ本に「文学部は追いやられた人達のたまり場」(意訳)というようなことが書いてあってオイイイイイイイイイ!となった。

銀魂腐女子になってしまうくらいには嫌だった。

あと最近、SNSでも現実でもそれぞれのコミュニティが微妙に干渉しあっているということがすこしだけ気になる。どちらも大した人数ではないし、切りはなせるほど自分に自信もないけれどたまに発狂しそうになる。

そんなことを考えていたら右手に食べかけのバナナを握っていた。別にもう食べたくないけどどうしたらいいかわからないのでキッチンを旋回してしまった。毎日の全部がそんなかんじだ。

愚鈍な自分が嫌になる。

逃げ出したい。どこからとかではなくて漠然と逃げ出したい。

しかしそれでいいのかという疑問も残る。

はたしてそれが何かの解決になるだろうか。

目を閉じ耳を塞ぐべきだろうか。

背を向けるべきだろうか。

答えは、否。

目を背けてはならぬ。

そして戦わねばならぬ。

帰りたいだと?ここは帰るべき場所ではない。

人民の手で創った家こそが我々の帰る場所ではないのか。

友よ、いや同志よ、今こそ立ち上がる時ではないのか?敵は眼前だ。勘違いしないでほしい。我々は闘争を望んでいるのではない。しかし偉大なる使命のためには致し方ないことなのだ。貴殿が意地汚く臆病な豚ではないと信じて語りかけている。貴殿の健全で美しい精神を信じてこうして語りかけているのだ!人民の節制と勇志こそが我らを勝利へと導く!奮起せよ!そして共に戦おう!
我々はいつでも貴殿の志願を待っている。






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