PK戦士
集英社 月刊少年ジャンプオリジナル
３作目の賞狙いの作品だったのだが、これを描いている途中で原作付きの連載の話が舞い込み、途中のままの原稿をサンプルに提出したら、なんと作画が私に決まってしまった。
なので連載決まった後に月刊少年ジャンプの漫画大賞準入選をとってしまったという(^◇^;)
前作から３年間、アシスタントばかりしていたもんで、自分の作品というのは久しぶり。い、いや、アシスタントしてる時って自分の作品ってなかなか描けないもんなんです。職場で漫画の手伝いして、自宅で漫画を描くという行為にものすごいパワーを消費する。
やっと重い腰をあげたと思ったら、、、この展開w
月刊少年ジャンプオリジナルという増刊号に掲載されました。
スカート長いよ長いよ。これも時代かw
しかしPK戦士というタイトル、、、気に入らん！いや、最後までタイトルを決めずに描いてしまったので、賞に出す時に迷いまくり。担当さんがPK戦士でいいんじゃね、と決まってしまった。
い、いや、友人の漫画家さんから、タイトルだけ見るとSF超能力モノかと思ったと(^◇^;)
さすがに２０歳の時から背景はちょっとだけ進化。校舎の窓ガラスに斜めの線も入っていないし（笑
でも相変わらずキャラクターはラブコメの影響モロ受け。
しかし内容は前作同様、女の子に囲まれてサッカーしたい願望がまたそのまま出てしまっている(^◇^;)
今回の主人公はゴールキーパー。これも私の高校時代の経験を交えながら描いてはいるが、内容は補欠の主人公をなんとか女子サッカー部の練習参加で強化させて、レギュラーを目指すというような。
うーん。、、、前作と同じじゃね？？(^◇^;)
女の子の声援があれば無敵！
これこそ私の真骨頂！w
なんか目立った手法がないもんかと、効果線に顔を描いてみたが、、、あまりいい効果じゃなかったな。
でもこの頃は何か新しい事、新しい手法を考え出したくて試行錯誤しまくっていた楽しさがありました。
当時は当然アナログなので、書き文字を別紙に描いて、それを切り取ってペーパーセメントで貼り付けたりw
何はともあれこれがプロ漫画家になる足がかり的な作品になったのはうれしい限り。
私立東湘高校サッカー部 押山雄一短編集に収録されています。
この記事が参加している募集
漫画家志望者に向けた厳しい言葉を投げつけまくる内容のコラムが多いですが、厳しいプロの世界だからこそ甘い言葉は言いません。よかったら是非サポートお願いします。