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老若日記-その9-高齢者の労働生産性について

この記事のあらすじ

①高齢者のマインド
・年金がもらえるなら、働きたくない
→労働に関してネガティブな考えを持つ
ディズニーランドで働いている高齢者は、仕事を楽しんでいる

②高齢者の労働を取り巻く問題
・高齢者自身が社会に必要とされていることを認知していない
→社会と離れた生活を送っている為

・国に高齢者が労働する環境が整っていない
→情報収集のためにおしるこを利用してみては?

出典:
・働けるのに働いていない層
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/1228nk/img/n15_1_2_09z.html

・60歳以上の生産性は40歳未満とほとんど変わらない
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/1228nk/img/n15_1_2_11z.html

まえがき

私は、関東圏内に住む30代の女性です。
私が住んでいる場所は田舎なのですが、地元のジムには高齢者がたくさんいます。
みんな腰が曲がって、白髪です。高齢者用のカートを押して通っている人もいるくらいです。
ただ、私が目にする高齢者は元気ですね。
皆さん、ジムで何してるのかな?と思い、観察してみると
大体おしゃべりしながらストレッチして、ヨガのレッスン受けて、サウナとロッカーでおしゃべりをして帰っていますね。お風呂場で声が響くほどに。
元気にほぼおしゃべりしています。きっと、運動は目的じゃないんですよね。
コミュニティを欲しているんですね。プラスアルファ健康も気を付けられるから通うわ。くらいの感覚だと思います。

果たして、高齢者はその元気を労働に生かせないのでしょうか?

高齢者が抱く「労働」のイメージについて考えてみた

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出典:https://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/1228nk/img/n15_1_2_09z.html

こちらは、内閣府が平成27年に発表した「高齢者の労働力人口と無業者」についての図表です。
これによると就業率が低い上、「特に理由がないが働かない」「働きたいけど職がない」が合わせて563万人もいる。
え。こんなにいるの。それが私の率直な感想でした。

「働きたいけど職がない」は制度の見直しや新しいコンテンツ等を使用すれば解決しそうですが、「特に理由がないが働かない」ってどういうことでしょう?
きっと、この回答をした人たちは労働に関してネガティブなイメージを持っているのではないかと思いました。
この世代が働いていた頃は、きっと今と労働環境が全然違っていたことでしょう。
私たちが想像できないような、今だとパワハラになるようなことが日常茶飯事であり、賃金を得る=過酷な肉体労働という認識が多いのではないでしょうか。
確かに、パソコンの性能が良くない時代にどうやって仕事をすればいいんだろう?
恐らく、仕事1件終わらせるのに膨大な時間がかかっていたに違いありません。毎日クタクタになりながら、家族を養うために数十年過ごしてきたのではないでしょうか。

女性は、働く文化が根付いていなかったために毎日家で同じ事の繰り返し。亭主関白の家庭も多かったことでしょう。
そんな経験をしたのであれば、
「もう働くなんてごめんだ。」
「あんな時間を過ごしたくない。」
「何もしないで最低限の生活ができれば問題ない。」
と思ってしまうのも無理はありません。
ただ、そんな高齢者に現代で働くことの楽しさを知ってほしいのです。

シニア採用という選択肢もある

ディズニーランドで働いている、高齢者のキャストをご存知ですか?
若者のSNSで度々見るのですが、有名なおじいさんキャストがいて、とても楽しそうに働いていました。笑顔が素敵な方です。
SNSには「最近見なかったから、会えて嬉しい!」というコメントと共に若者数名と一緒に撮った写真がアップされていました。
きっとその人当たりや暖かい接客により、お客様から絶大な人気を誇っているのでしょう。
確かに観察してみると、お土産ショップでレジをしている、パーク内をお掃除している、お客様を誘導しているシニアキャストの姿を見ることができます。
もしかしたら、キャラクターの中にも入っているかもしれませんね。(この表現は不適格かもしれませんが)
ディズニーランドや、ディズニーシーではシニア採用を積極的に行っており、AIではなく人が生み出す感動を与えるこの場では、高齢者が活躍できる新たな場なのかもしれません。

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もう少し後押しをさせてもらうと、60歳以上の生産性は40歳未満とほとんど変わらないのですよ。こちらのグラフをご覧ください。

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出典: https://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/1228nk/img/n15_1_2_11z.html

これを出したら、私の生産性って。。と考えてしまうのですが、そこは一旦無視します。
おじいちゃん、おばあちゃん。日本は皆さんを必要としているのです。
若者に日本の未来を預けるのはまだ早いかもしれません。少子高齢化のこの社会においてまだまだ活躍できる場はたくさんあります。

体験談という名の「情報」に触れるために

今の高齢者に必要なのは、情報を得ることです。
現代において情報は財産です。知らないことによりたくさんの損をしているかもしれません。
このディズニーシニアキャストもそうです。
一体、何人ものシニアがパソコンを立ち上げ、Googleを開き自ら“ディズニーキャスト シニア採用”と検索するでしょう?

でも、毎日通うジム友達の小林さんから、「私最近、ディズニーランドで働き始めたのよ!普段着れない服を着ることができるし、若いお客様が多いから良い刺激になるわ!」と聞く場合はどうでしょう?
自ら検索をするより、人から聞く方が高齢者は情報が取りやすいかもしれません。
そして、私もやってみようと思う人がいるかもしれません。

そんな高齢者の可能性を発掘し、生かすためにもこのツールを使ってみてはいかがでしょうか?

シニアコミュニティ「おしるこ」

おしるこロゴ


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