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六本木で買った本たちまとめ

どうも忍野です。
以前の記事で、六本木にロケハンに行ったついでに本を爆買いした話を書きました。

今回の記事は、こちらで買った本の表紙をまとめて紹介するかたちとなります。写真に関しては、色々考慮した結果、もはやない方がマシな写真になっていますがお許しを…。

文喫さんで購入した本


謎の写真になってしまいました。

文喫さんは、手に取ってすべて読める本屋さんなので、これらは中身を見てから気になって買ったものです。

こちらの購入品の中で最も気になったのは『ストップ!!ひばりくん!』でした。そのため、後日アマゾンにて、こちらのコンプリートエディションの2~3巻を購入し、全3巻をそろえました。

『ストップ!!ひばりくん!』がなぜ気になったのか、何故全巻そろえるまでに至ったのか、読んだ後に思ったことなどは色々あったのですが、こちらに関してはまだ自分の中に大切に持っておこうと思っています。とにかくとても良かったのと、刺激を受けた作品でした。

また、『映像研には手を出すな!』の一巻ですが、こちらも画面構成がおもしろかったです。あとはやっぱり文字にパースついてるの面白いな。これ編集さんが写植してるのかな?(多分どこかで語られているであろう…)


つげ義春~に関しては、結構面白い特集だったのと、生原稿の写真がいっぱいあってよかったです。つげ義春作品に関しては、あるカフェのマスターにおすすめされて、そのカフェが蔵していた作品集を一冊読んだだけで全然にわかです。ただこれ、思春期に読んでいたら影響を受けていたかもしれない。自分が思春期にかなり好き!と思っていたのは寺山修司とかですかね…。やたらと気になっていました。今となっては「そういえば…」という感じですが。今度思春期にドはまりしまくったアレコレとかも書きたいなーという気もしないでもないですが、それはなんというか秘伝のたれの作り方みたいなもんなので秘密にしといたほうがいいのかもしれません。
実際には、死ぬほど長くなってまとまらなくなりそうなので書かない気がしているだけです。


『乱と灰色の世界』については、とにかく画面の華と情報量がすさまじい。作画カロリー爆弾という感じで、アナログ好きならもうヨダレがとまらないような御馳走画面だと思います。あと、この画面密度で毎ページ9コマとかあるのでマジですごい。なのに読みやすい。
こういうキラッキラでゴージャスな画面に憧れる。

そんなところかなあ。あとは気になって買ったのですが、積読です。

六本木蔦屋さんで買った本

ぼかしかけたら意味の分からない写真になっていますね。
これは買ったあと、六本木ヒルズのエスカレーターでテンション上がって撮ったものです。

ほとんど読んでいないので特に書けることがないのですが…

群像はなんか永作くん(※自作『かけないふたり』の主人公。元小説家。)はここに投稿したんじゃないかなみたいなことを考えて、高ぶって買ってしまいました。あとは普通に表紙がかわいくて、売り場で一番目を惹かれたので。こちらの『群像』は、電車内でコラムを読んだのですが結構面白かったです。こういった雑誌は普段全く買わないので、色々と新鮮でした。どういう人が買っているのか気になるところ。

↑これです。表紙がかわいい。

「一行だけで。」のBRUTUSは前々から気になっていたもの。ちらっと読んだけど「なんか良さそう」。ごめんなさい、変な感想で。

「ダ・ヴィンチ」はなんで買ったか覚えていません。群像の近くにあったからな気がします。よく覚えていません。読んでいないので内容についてもよくわかりません。

全体的に、六本木蔦屋さんのラインナップと棚出しの妙で買った感じがあり、そのため感想もあいまいな感じです。とにかくおしゃれだったので、多分永作くんもここにきたらテンション上がって色々買うんだろうなみたいなことを考えました。かなり気分の良い買い物だったのを覚えています。

ブックファーストさんで買った本

こちらもぼかしをかけたら謎の写真になってしまいました。

こちらは予定には全くなかったのですが、立ち寄ったらとても魅力的な本屋さんで、見事に魅了されていっぱい買ってしまいました。
なんというかとても好きな本屋さん!という感じで、是非ともこういう店で買いたいという気持ちになる本屋さんでした。
というのも、お店側から、本を通して読者さんとのコミュニケーションを図っていることがすごく伝わってくる感じで、これはすべてのブックファーストさんの店舗で…というわけではないのかもしれないのですが、
本屋さんが本を愛していて、本を愛して買ってくれるお客様に対して、同志へのメッセージのように本を推しているのがすごく伝わってきました。

(書店員さんおすすめの本棚のような特設コーナーがありまして……
私が行った時には、そのコーナーの前でご夫婦が本について色々お話しており、「これ読んだことないな~」とおっしゃいながら、そこにあった旦那さんおすすめの本を手に取られていました。ああ!本が生む交流!!!!!私は全然関係ない人間なのに、なんだかこちらまで熱い気持ちに…)

そんなこんなで、私としても気持ちが熱くなってしまい、このお店が推しているならぜひ買ってみたい、このお店の売り上げになってほしい、本がもっと売れてほしい!みたいな謎の気持ちになり、別に今じゃなくてもいいのでは…みたいに普段なら思って、そのためにずっと買っていなかった本にも手を伸ばせました。
個人的にはこういう本屋さんがずっと存在していてほしいと心から思います。

特筆すべきは『スキップとローファー』でしょうか。
絵がめちゃくちゃかわいくて、とにかく絵柄が好みすぎます。
空気感もすごくいいですね……この時代にすごく読まれている理由がここまで直感的にわかる漫画もすごいなというようなよくわからない感想になりました。

また、この日ブックファーストさんで購入したコミックスのほとんどが、アフタヌーンの作品でした。全くの偶然なのですが、その他のアフタヌーンのコミックスを購入したのは、この書店でかなりドカーーンと推されてる新作として並べてあったからです。書店の熱量がすごかったので、手に取ってみたいと思って購入しました。アフタヌーンさん熱いですね。

総括としては、こういった『本を愛する人たち』に愛されていると実感できる本屋さんは本当に素晴らしいなという感情になった、とてもいい体験でした。

本っていいよね

とにかくこの日は本をいっぱい買ったわけですが、本っていうのは読みたいより欲しいなのだと実感したのがこの日の総括的な感想です。やはり商品であって情報そのものではないというか。読みたい本というのはそういうものなんじゃないか、という風に思ったわけです。

私は個人的なルーツとして同人誌づくりがすごく好きなので、この気持ちはめちゃくちゃ実感としてわかるんですよね。。。紙の本って、読みたいよりも欲しい!の気持ちが結構強いというか…なんだろうね。

もちろん商業ですから、同人誌とは違う部分はあるわけですが、やはり根源的な「本が欲しい」という気持ち、「商品として、物体として手に入れ、所持したい」という欲求や、紙に印刷されたことによる紙の質感やインクのにおい、表紙の手触りやインクの色など、そういった五感的な愉しみを味わいたいという欲望自体は、同じくして根底に流れているのはという気がします。

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