散歩道1/2

ヂヂヂヂヂヂヂヂ.....

セミの大合唱が響く夏の夕暮れ。

私はこの時間がすこぶる好きなのだ。

茜色の夕日が行く先を照らしている。

小さな商店街を目的もなく独り歩く。

あたりには花や八百屋やラーメン屋が建ち並んでいる。

そんな商店街をゆっくり自分のペースで進む。

暑さの干上がりそうになる。

端に寄り、持参したスポーツウォーターを飲む。


しばらく進むと見慣れない路地裏が視界に入った。

どことなく私の冒険心をくすぐる。

夕日はまだ沈んでいない。

さてと。

私は、路地へと足を踏み入れた。


ーーーー後編はpixivでーーーー

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