私はこう生きているから今池袋にいるんだが……?〜君たちはどう生きるかを観た〜
友人と遊んでいた18時過ぎ所沢(初めてのBL展をみていた)、『君たちはどう生きるか』の話になった。
まだ公開2日目、観に行った人たちの感想も少しずつみえはじめて、livedoorニュースではキャストや主題歌のネタバレを踏み……正直ネタバレに怯える生活をしていた。
ここまで隠されてるならどうにか情報最小限で観たい。
そんな気持ちが私達にはあり、その足で池袋へ向かい、20時台の『君たちはどう生きるか』を鑑賞することになった。
こういう「行き当たりばったり」が私の生き方だぞ、駿、みろ、という気持ちになった。
これが私の生き方である。
※ネタバレを含みます※
あまりに時間を置いてしまったので新鮮な感想ではなくなってしまったし、徐々に忘れてきてはいるものの、書いておこうと思ったことをかきます。
まず何も情報がない、という宣伝について。
かなりチャレンジングな宣伝ではあるものの、情報感度が高い都会に住む人にとってはかなりいい宣伝方法だと思う。
ただ、情報感度低めの人、田舎に住んでてあまり情報をおうことに慣れてない人(よくもわるくもテレビでしか情報を取らない人)にとってはかなり置いていかれる、よく分からないまま始まってよく分からないまま終わってる映画になりかねないなとおもいました。
私は田舎出身ということもあり、田舎で暮らす人の都会との差、という所にかなり敏感というか、気づいてあーってなりがちなのですが、それを今回の宣伝方法でかなり感じました。
映画について。
すごく「ジブリ」を煮詰めた映画だったなぁと感じました。
煮詰めた、というのは、メッセージ性も、キャラクターの性格も役割も物語の抽象具合も、すごく「ジブリ」でした。
それが心地よくて私は好きでした。
異世界に入り込むために必要なアオサギとの対話や、苦しい思い出と向き合うこと、守られているこの世界の難しさ、というのもすごく感じて、それでも生きていかなければ、生きていこう、というメッセージになるのがすごくジブリ的でした。
「世界のバランスが取りにくくなっていること」「自分がなんとかしなければ世界の秩序が崩れてしまうかもしれないこと」「それでも自分として自分を生きていきたいこと」
現代社会の難しさと意志の強さを感じました。
こういう映画を作るとなると、やっぱりジブリのようなスタジオでなければ難しいのかなぁ……という気持ちになりました。
私は好きなアニメ監督、何人かいますが、それぞれのよさと味を感じるので、これからもこういうよさをジブリが持っていてくれると嬉しいなぁと思いました。
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