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【半沢直樹】『おっさんずラブ』よりおっさんたちがラブしてる!? 腐女子的「半沢直樹」の推しカプBEST5

『代紋TAKE2』からB'zまで――ゆりかごから墓場までみたいなノリの沼に浸かっているオタクユニット・テラハセ、アップ期日に遅刻しがちなほうのテラウチです。

前回、ハセガワくんが超メジャージャンルを推してくれました。国民的モンスターバンド・B'z大先生です。

コナヲタな私は「ギリギリchop」がmy first B'zでした。その次はアニメ『地獄先生ぬ~べ~』のED「ミエナイチカラ」です。B'z、めちゃくちゃオタクに寄り添ってくれるバンドですよね。ありがたい。
しかし、中の人達のことをあまり知らなかったので、稲葉さんの短パン✕チョッキ姿、網々トップス姿は衝撃でした…。

そんなショック冷めやらぬ私を襲ったさらなるショックが、今回のMY推し『半沢直樹』です。
正直、ハマるつもりはありませんでした。でも、TVerが悪い。最終回直前に1〜9話全話配信なんかされたら、大概のオタクは見ちゃうじゃないですか。
そして、そんなこんなでドラマを見てみると、2018年にすべての腐女子を震撼させた『おっさんずラブ』よりも、おっさんたちがクソデカ感情をぶつけ合ってるし……。えー、もうやめてよ、オタクのキャパシティ限界……というのが正直な感想でした。
で、そんな沼にぶち当たったオタクは、往々にして「えーーーマジしんどいんですけど?」とか言いながら某支部で、沼ジャンルの供給がないか探索行動を始めるわけです。

しかしですね、どうやらこの沼過疎ってるっぽいぞ。

え、最終回の視聴率30%超えの国民的ヒットドラマやで????とうろたえながら、ツイッタランドとかも巡回するのですが、それでも見つからない。私の探索能力不足という可能性も多いにありますが(最近のオタクのみんな、ステルス能力クソ高くないですか?)、「そこに萌えがなければ自ら光を灯せ」的な、うろ覚えの古のオタクの名言に従って、私的『半沢直樹』の萌カプBEST5を発表させていただきます!

※腐思考に耐性の無い方は回れ右でお願いします
※ドラマの中の関係性における萌えなので、中の人との関連性は一切ございません
※一応「✕」表記していますが、参考程度に受け取ってください

⑤“父殺し”は失敗なれど美しい! シリアス感漂う下剋上カプ「伊佐山泰二✕大和田暁」

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本ランキングで唯一、主人公が絡まないカプ。
最も尊敬し、その背中についていこうと決めた相手を裏切り、乗り越えようとする。そのためなら相手を貶めることも厭わない。これほど萌える下剋上ってありますか?(震え声) 闇の腐女子なので、推しカプには互いが破滅するほどの激情をぶつけ合ってほしいんですよ。
男性同士の一番大きい感情って「こいつに負けたくない」「相手から一目置かれたい」というところだと思っていまして。その点、全力で大和田超えを目指し、結果叩き潰された伊佐山は下剋上攻めの鑑…! 下剋上って実らなくても、いや、実らないからこそ美しいんですよ! 全然同意を得られたことはありませんが…。個人的には「桜は散るからこそ美しい」みたいな感じで、「下剋上は実らないからこそ美しい」って本気で思ってます。実らない限り、下剋上は終わらない。
伊佐山さんの再起を祈りつつ推したい、未完だからこそ美しい下剋上カプでした。

④This is 王道! 尊敬できる上司とデキる若手カプ「森山雅弘✕半沢直樹」

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待って、この感じ、リーマンものの商業BLで5万回見た…!
でも、さらに5万回見たいと思ってしまうのが、人格者でキレ者の上司✕生意気だけど優秀な若手部下というカップリングが王道たる所以。上層部や権力に下から噛み付くポジションに立つことが多い半沢が、上司風(?)を吹かせるという珍しいシーンを見せてくれた森山くん。能力はあるけどチャンスを与えられず腐っていた森山が半沢と出会って、仕事に情熱とプライドを持つようになっていく流れがエモすぎて、何回だって見返したくなります。なんで録画していなかったんだろう…orz
きっと、友達との飲み会では「最近、すげえ尊敬できる上司と一緒に仕事できてて」とキラキラした目で語ったり、半沢におすすめされたビジネス書を胸に抱きながら寝落ちしちゃったり、半沢の好物を覚えたりしちゃったんじゃないでしょうか。はーーーワンコ成分過多で死ねる…。
剣道の手合わせの後、更衣室でドキドキするシーンもあったはず。伊勢島出張のときも絶対何か起きたはず!
ちょっと生意気で距離感が近い年下攻めのおかげで妄想が捗る、生産性抜群の王道カプです。さすがエリート。

③“強敵”と書いて“とも”と呼びたいケンカップル「半沢直樹✕黒崎駿一」

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まさか黒崎さんが2期で“強敵(とも)”になるとは……。
1期でがっつり半沢と対立していたのに、なんだったら2期の前半もバチバチしてたのに、互いより強大な共通の敵が現れたことで手を組み、抜群のチームワークを見せるとか、それどこのジャンプですかって感じで、胸アツが過ぎるのですが????
また、黒崎さんの「ナオキ♡」呼びといい、クセの裏に正義感を隠してるところといい、直樹を上から目線で褒めちゃうところといい、ケツで抱いちゃう系受けの香りしかしませんし、正直そういうの大好きです。
面白半分で誘いをかける黒崎、アルカイックスマイルで躱す半沢、アルカイックスマイルの裏の動揺も見越して余裕の笑みを浮かべる黒崎――みたいな大人エロいやり取りの妄想が捗って仕方ありません。
互いを「仕事ができる面白い(大嫌いな)男」くらいの認識のまま、付かず離れずなライバル関係を保ってほしい! こういう一線を超えない“おっさんずラブ”が大好きなんです!!!!

②相思相愛なイチャイチャにニヤつくしかない仲良し同期カプ「半沢直樹✕渡真利忍」

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1期からずっと安心して見ていられる相思相愛カプ。
自分の身内には無理をさせない半沢が、雑に無茶振りをする稀有な存在・渡真利忍。「んもー」ってしぶりながらも半沢の要望を500%満たす、ぬるっとデキる感じが尊すぎる。イケメンだし物腰柔らかだし社交的だし、めちゃくちゃ友達とか人脈が豊富そうだけど、本当の意味で「友達」と思ってるのは、半沢とか苅田とか限られた同期組だけだといいな〜。そして親友以外は笑顔で裏切るワンシーンとかもあればなおさらいいな〜。半沢のために罪を犯してほしいタイプです。
そんな不穏な妄想も止まらないのですが、温泉2人旅とか新婚生活とか、ほのぼのパラレル妄想も似合うのがこの同期カプ。裏切りと駆け引きに満ち満ちた『半沢直樹』唯一のオアシスと言えるのではないでしょうか。
渡真利さんの半沢好き好きビームが可愛すぎて、画面に登場するたびにニヤニヤしてました。好き好きビームを真正面から浴びつつも、右から左に受け流す半沢も良き。彼、実はああいうデリカシーあんまりない感じが素じゃないかと思う。渡真利の前では一生油断しまくっててほしい!

①世界はそれを“魂の番”と呼ぶんだ!!!! クソデカ矢印腐れ縁カプ「半沢直樹✕大和田暁」

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父親の仇という不倶戴天の仲でありながら、2期では一部手を結ぶ(しかし馴れ合わない)という胸アツ展開を見せてくれたこのカプ。あのツーショ写メ、最高でしたな〜〜〜。
手を結ぶときもお互いに不承不承な感じが、もう「ありがとう」という語彙以外は全て死ぬくらいに素晴らしかった……。おっさんずラブって本当はこういう、苦虫とか胆汁みたいな味のものじゃないんですか…? クソデカ過ぎる感情の矢印って、生ぬるいラブとかに収まらないし、それほどのクソデカ感情が生まれるのって、嫉妬や憎しみ、恨みが交錯するエリートおっさんたちの間くらいじゃないかと思うんです(妬み嫉み系百合も大変美味しいです)。
「ねえ、あいつのことどう思ってんの」と誰かに尋ねられたら思わず絶句してしって言語化できないけれど、人生の岐路に立ったときに必ず相手の顔が浮かぶ――エモーショナルでしかない関係性を!! 合理主義者なエリートおじさん達が抱えている!!!! そんな矛盾がセクシーだから、『半沢直樹』のおじさんカプにときめいてしまうんです。

シーンの引用とか一切なく、ただただエモーショナルをぶつける文章になってしまいましたが悔いはありません。多分後日、某支部で自ジャンルのコンテンツを少しでも増やすべく、夜な夜なキーボードを叩くようになるんだろうな。
ハセガワくんもおじさん沼においでよ!(切実)

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