見出し画像

1. リーズでの研修 始まりました

イギリス、ロンドンから3時間ほど北上したところにある街、リーズにやってきました。街の中心部の端の方にあるのが、研修先のリーズプレイハウスです。

こちらの劇場の一番の特徴は、ACCESIBIRITY に優れているということでしょうか。ぶっちゃけて言うと、敷居がめちゃくちゃ低い。そして願わくば、もっともっと低くして、上から下に水が流れるように、街の人たちがどんどん押し寄せてくればいいと、劇場のスタッフみんなで真剣に企んでいるようです。

まずは、Theater =施設として(ハード)としての劇場のアクセシビリティを紹介したいと思います。リーズプレイハウスは昨年改修し、劇場が一部新しくなりました。その時の改修により、ハード面でもさらに色々な来場者に対応できるように改良されています。新しいエレベーター、車椅子用座席により、車椅子での入場がより簡単になっています。座席表にはしっかりと車椅子マークが。

画像1

驚いたのは、トイレの種類の多さです。車椅子用トイレ、男性用トイレ、女性用トイレもありますが、オールジェンダートイレも選べます。(ノルウェーで、公共のショッピングセンターのトイレがジェンダーフリートイレで、男性、女性同じ列に並ぶというちょっと日本にない習慣でびっくりしたことを思い出しました。)こういったお手洗いの習慣も、徐々に日本にも取り入れられていくかもしれませんね。

アクセシビリティ以外にも、持続可能性(sustainability)も考えて、劇場のエネルギーは再生エネルギーの会社と契約し、個別にエネルギー供給を受けているとのこと。

ドイツの劇場でも強く感じたことですが、劇場すなわちアートの場であるからには、社会の鏡であるべきだとそれぞれの劇場が、きちんとパブリックにアピールしていることです。この辺りは、もう少し言葉を整理してお伝えできればと思ってます。

画像2

3/8の国際女性デーに関連して、リーズプレイハウスで活動する様々な女性を取り上げるバナー広告が館内であちこち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?