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シクロクロスレースデビュー

2023年12月24日
世間はクリスマスイブ。

この日にシクロクロスデビューを果たしてきました。

思えば、11月19日、たまたま山梨県の清里に旅行に行っていた時、Twitter改めXと繋がりのある方から「今日、野辺山でシクロクロス大会やってます」という情報をもらって、清里から近いということもあり、何気なく観に行ったのがそもそものきっかけでした。

その泥んこレースに参加されてる選手の方々の勇姿を観て感動し、数日後にはシクロクロスバイクを購入。
(この決定力がおれ)→だからお金が貯まらない

でもシクロクロスのルール?カテゴリー?全然わからないよー

っていう状況の中ググって調べてみたり、Twitter改めXの繋がりのある方からもいろいろ教えていただきながら、少しずつわかってきました(まだ全然わかってないに等しいけど)

練習としては、年を一つ重ねた日でもある(いわゆる誕生日)12月4日に茨城県の小貝川リバーサイドパークのシクロコースで1時間、12月22日に吉見総合運動公園のシクロコースで1時間の計2時間だけという状態。
(で本番を迎えるってシクロクロスナメてますよね→おれ)

で、野田シクロクロスをデビュー戦に選んだ理由。
それは一番直近のレースだったから!

野田シクロクロスのサイトにはこう記載がありました。
「シクロクロスをもっと身近に!」
「シクロクロスに興味を持った?」
「シクロクロスを始めるためのシミュレーションを紹介します」

おぉ、これは初心者でも参加できるっぷりが表現されてるぞ!と。。
でも念の為、問い合わせフォームから「あのぉ、、ズブのシロートで超初心者なんですけど、参加してもだいじょうぶそうですかねぇ」みたいな問い合わせを。
でも返信はありませんでした。。。

よくよく考えてみたら、問い合わせ受ける側からしてみたら、超初心者って言われても、その人(俺ね)の技量は知らんし、答えようがないですよねこんな質問は。

で、返信がなかったので、もう一つ気になってた、来年1月の前橋シクロクロス。
こっちにエントリーしようと思って、スポーツエントリーサイトからエントリーを、と。
シクロクロスに初参加の場合はAJOCCコードは入力不要です、とあります(まあそうですよね。参加したことないからコードも振られないので)
でも、「必須入力だから入力してください」とエラーではじかれちゃう。

何度やってもダメ。。
なので、スポーツエントリーに問い合わせのメールを投げました。

奇しくもその日は野田シクロクロスのエントリー締切日。
前橋をとるか野田を取るか。

スポーツエントリーからの回答を待つより野田を優先し、エントリーしちゃいました。
ここで、野田シクロクロスがわたしのシクロクロスデビュー戦に決まったのです。

参加カテゴリーはMM50(年代別マスターズ)に決定。
初心者はME4(エリートカテゴリーの最も下のクラス)か、年代別マスターズにエントリー可能とのことで、エリートだと年代関係ないから若い選手とも戦わないとならないんでしょ?いくらまわりが初心者って言っても若い人には敵わないしねぇ。。
この考えが間違ってた(と個人的に思った次第)。
MM50はガチの速い選手から俺みたいな初心者もいる、年代別の熱いレースであることを後から知りました。エントリー前に知ってたら間違いなくME4にエントリーしてたに違いない。

ちなみに、スポーツエントリーへの問い合わせに対して翌朝返信がきてました。
システムの不具合でした。もう修正したのでAJOCCコードなくてもエントリー可能でーす、と。
あ、野田が先なので、AJOCCコードが振られるから、逆に野田の後じゃないと前橋エントリーできないじゃん、、となりました。。

野田の本番の前日、スクール+フリー走行にも申し込んでたので、前日入りとなります。

で、いよいよ前日。
13時受付14時スクール開始なので、それに合わせて自宅から移動。
スクールといっても、まずはコースを熟知したスタッフさんについていき、ここのポイントはこのようにクリアするといいです、といったような説明を聞き、その後は日没まで各々フリー走行、そんな感じでした。


天気にも恵まれたー
この時は、この森(竹林)の中が恐ろしいコースになっていると言うことは
知る由もなかった。。

スタッフさんについていきながら、参加者数名(5、6人くらいだったかな)と共にコースを試走するのですが、、、
え゛っ!!??
こんなとこ下るの??っていうポイントが数ヶ所あったりで、もうビビりまくり。
(後述のレース本番時の写真を見てみてください。。。)
これ、明日の本番は無理やろな。。とすでにネガティブモード発動気味。

レクチャー終わり、各々試走開始。
で、やはり、そのようなポイントで落車しました。まだ試走段階なのに。
急降下後すぐに左に鋭角に曲がるというところで、急降下した先は崖になってるから絶対にその前で超減速し鋭角に左に曲がる、、と思ったら、バランス崩して右側へ転倒。。
おもわず倒れ込んだ瞬間「うぅ゛・・」と唸り声発動。
後ろから試走されてきた方に声かけていただきましたが、すぐに立ち上がり大丈夫ですアピール(声かけてくれる人が居なかったらしばらく立ち上がれなかったかも)

その方、シングルスピードバイクで参加されてて、ヤベー強者じゃんって思いましたけどね。。

この落車を経験したことで逆に?落車に対する恐怖心というかそういうものが薄れて、よかったかもです。

試走は日没までOKとのことでしたが、15時半過ぎに一足お先に引き上げました。試走もお金かかったので勿体無い気持ちもありましたが、明日の本番に備えて怪我したりしないようにと。。(単純に疲れただけ)

家から野田まで40kmちょっとなので、泊まる必要はないんですが、移動時間を少しでも減らしたく、野田市内に宿泊して本番当日を迎えました。

朝、支度をしながら、
昨日落車して打ったところが違和感あるしなぁー
やっぱりME4カテゴリーの方がよかったかなー
このままチェックアウトして会場向かわずに家帰っちゃおうかなー。。

と頭をよぎりましたけど、もしここでDNSにすると、ヨメさんに「だから言ったこっちゃない。エントリー料無駄にしちゃってー」って言われて、前橋もエントリーできなくなるなって思い、気持ちはネガティブモードのままでしたが会場へ向かいました。

会場の駐車場にはもう何十台もの車が停まってて、みなさん早いなぁ、と感心。
この時点で気温は0度。
マジで寒い。。
防寒着などは持ってきてないから、←普通はもってくるだろ
ジャージの下にインナーをきて、ぺらっぺらのウィンドブレーカーを羽織っただけで会場へ。
受付開始は6時45分、試走は7時から7時45分。
会場について受付終わったのが7時15分頃だったと思います。
で、ゼッケンを受け取りました。
ちなみにシクロクロスではゼッケンのことをボディナンバーって言うらしい。
ボディナンバーは背中と両腕に付けますが、安全ピンで各々4ヶ所つけるので、寒くてかじかんだ指先で安全ピンで取り付けるのに手間取り、試走時間は残り15分…

昨日フリー走行してコース内容は把握しているけど少しは試走して体を温めておこうと思い、コース半周だけして試走完了。
もうほんとに準備不足でダメダメですね。。


試走前のスタート地点
まだ地面がうっすら凍ってて白い


スタート地点の近くで、先に出走するME4カテゴリーを見ることに。
あーでも寒い!シューカバーも履いてないから足の指先は氷のよう。
ジンジン痛い!
ME4カテのトップの選手、独走でゴール。。
速すぎないか?マジで。

そして、いよいよ8時45分、自分の出走の番がやってきました。
みなさんは連れの方がいたり、チーム参加されてたりで、スタート直前まで着ていたものをその場で預けてたりされてましたが、わたしは完全に一人。
着ていたぺらっぺらのウィンドブレーカーはジャージのバックポケットに入れようと思いましたが思うように入らず、誰も持って行かないだろうと思いその辺にポイしました(ゴール後回収)。

このころは気温も多少上がったのと、ME4カテの走りで、地面の状態がいい具合にドロドロに。。

自分のカテゴリMM50は、他にMM60、MU15、MU17の選手たちと同時となりました。
先に若い選手のカテゴリであるMU15、MU17の選手たちが8時45分スタート。
MM50、MM60は1分後の8時46分スタート。

スタート位置は、ボディナンバー順で5列に並びます。
わたしはMM50のいちばん大きい番号でしたので最後尾だ。
まあ、後ろからのこのこついていければいいかな、、と思ったのですが、
わたしのうしろにMM60の選手が並んだため、60代の選手のすぐ前となります。
えー、おれ、MM60の邪魔しちゃうじゃんかよ!


スターティングポジション
わたしはMM50の最後尾(右側にも1人MM50の選手がいました)
で、後ろにMM60の選手たちが、ガルルルって言ってます(言ってない)


スタートまで30秒前!
とスターターの声。。
もう吐きそうなくらいど緊張。
ピーーーッ
と言う笛の音と共に一斉にスタート。
俺のすぐ後のMM60の選手たちも目の前に割って入りおれはすぐに後方へ。


スタート直後は轍のキツいストレート区間。
前日のレクチャーでも、野田は森林区間に入るとコース幅が狭いから、前の選手を抜けないと思ってください。抜くとしたら森林区間から抜けたストレート区間です、と。

なので、森林区間に入る前にみんな前に行っておかないと、順位を上げるのは難しいってことです。
わたしは順位よりも完走をと思ってたので(こんな考え方じゃシクロのレースではダメなんだろうけど)お先にどうぞの精神で。
そしたらスタート直後のストレート区間で、目の前で落車発生。
レース中はみてる余裕はなく、数台の落車に巻き込まれないようになんとかクリアできましたが、あとでGoProの動画(を撮ってたんですよね〜)を確認したら、中央をいく選手が後輪を轍に取られてバランス崩して左に転倒。
左にも選手が並走してたので、その選手が巻き添えを喰らってコース左の草むらに投げ出され、後続の数台も落車に巻き込まれ、たぶん4、5人くらい落車してたっぽい。

スタート後のストレート区間で落車の瞬間
撮影:わし
GoProから切り出し

その後、前日はクリアできた坂で、前走する選手が足をついたのが見えたので、そこで自分も怯んでしまい、登り切る直前で落車してしまいました。
また右側に転倒。昨日に続き右側ばかり。。
後続の2人の選手にも迷惑かけてしまった。。
この場を借りてお詫びいたします。

高いカペルミュールのジャージも破いてしまった。。

この坂を行こうとしたら、先行の選手が足ついた


で、こうなった。。
あれ?地面が近いぞ、横向いてるぞ。。

周回数はレース後に決まります。
MM50は約30分周回するのですが、トップの選手のラップタイムから計算され、30分前後で終わるような周回数となります。
今回は4ラップとなりました。
フィニッシュラインのところに、決定されたラップ数が表示されます。
1周回ってきてもうすでにお腹いっぱいじゃと思ったら、4周の文字が。
あと3周もするんか、DNFしてもいいかな最悪は。。

って思って2周目突入。。
あとはよく覚えてません正直言って。
心拍は170〜180くらいだったようです。
落車しないように、、と常に気を張って。。


2段坂っていってたかな?
この階段があるような坂が2連続。
すごい選手は階段使わず右側の急な登坂をクリアしていきます。
こんな急な下り坂。。
左側に縦に沿って太い木の根が。
これに乗り上げたら落車確定。


終始こんな感じ。
シクロクロスって大変なのね。
楽しかったけど。
試走の時、この下り坂を折り切って左に鋭角に曲がるところで
落車した箇所。
一度落車したところではもう落車しない!

結果として、トップ選手より周回遅れた為、トップ選手が4周走り終えてゴールをした後は、周回遅れの選手は4周目に入れず、フィニッシュラインを超えたらそこで終わり。
と言うルールのため、わたしは4周することができず、3周で終わり。


レース後、俺と共に戦ってくれた戦友でもあるこいつをそっと横に寝かせて
俺は吐きそうになってました。。


結果は出走29名完走28名で25位でした。


下から4番目でも讃えてください


Youtubeにはすでに動画があがっていましたのでそれを観させていただいたところ、野田コースは関東最難関とのこと。

レース後の感想。
関東最難関のコースでシクロクロスのシロートのわたしがデビュー。
ラダトームの城から旅立った勇者がいきなり竜王に挑むみたいな?

自信がついたわけではないです。
無謀だったんだなと反省してます。
もっと技術を身につけないとなりません。
重心移動や繊細なバイクコントロールとか。

が、シクロクロスのシーズンって秋冬で短いので、とにかく最初は経験重視で、野田が終わった日の夜に、前橋にもエントリーしちゃいましたよ結局。

帰りに野田の日乃屋カレーで日乃屋カレーもデビューしてきた。

以上、長文駄文で失礼いたしました。

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