異業種交流会に参加してみた2024年・秋(2回目)
9月下旬だというのに、連日33度越えを記録する、愛知県名古屋市。
異常な暑さにげんなりし、どこにも出かけたくないと思う毎日だったが、9月25日、私は名古屋商工会議所の扉をくぐった。
目的は「ウェルカムセミナー」という名の、異業種交流会に参加すること。参加できるのは、2023年12月以降に入会した法人・個人事業主である。
私が入会したのは2024年1月だったので、ギリギリ参加資格を得た。
参加できたのは運命のような気がした。
きっと、神様が「行け!」と言っているのだろう。
そんなふうに思っていたので、申し込むことにした。
もちろん、異業種交流会に参加することで、仕事につながればありがたいと思う。でも、いろんな業種の人とお話ししてみたいというのが1番の目的だ。
実は、商工会の異業種交流会に参加するのは今回が2度目である。
1回目の記事はこちら。
前回の反省を生かそう
前回は時間が足りなかったことと、自分の仕事をうまく説明できなかったという反省がある。
今回は時間いっぱいいられるよう環境を整え(子どもの預かり保育を確保)、自分の仕事内容をわかりやすく説明できるように事前にまとめておいた。
それに加え、とにかく落ち着いて話すことと、相手の話をしっかり聞くことを心がけた。
さて、少し早めに会場へ着いた私は、商工会議所のスタッフに座席へ案内された。一番前で、3人席の真ん中の席だ。
左には60代くらいの男性、右には30代くらいの女性。
ペコリと頭を下げて、二人にごあいさつした。
セミナー開始まで20分くらいあったので、椅子の上にあった参加者名簿やチラシをみてやりすごす。
今回は、なんと。お茶と名古屋銘菓「千なり」のお土産付き。しかも2個も!
千なりとは、どら焼きのようなお菓子で、名古屋人なら知らない人はいない(はず)。
「せんなり せんなり せえんなりい〜🎵」
はい。みなさん、あのメロディが頭に浮かびますよね?
今回のセミナーには100人以上が参加。しかもお土産の千なりには、「名古屋商工会議所」の焼印入り。
一体いくらかけているんだろうか……と、名古屋商工会議所の財力に驚かされた。
セミナー&交流会が開始
さて、セミナーは15時から開始。1時間ほど使って商工会議所のサービス案内が説明され、16時から交流会が始まった。
交流会が始まる前の休憩時間、私はお隣の女性に声をかける暴挙に出てしまった。なんで交流会開始まで待てないんだよ!と、脳内の自分がプンプン怒っている。
もちろん初対面なので、どのような人か全くわからなかったが、なんとなく話しやすそうな方だと思ったのだ。
完全に、ただの直感だ。
その私の直感は、見事に当たった。
女性は笑顔で私の話に応じてくれて、ご自身の話を聞かせてくれた。
いきなり声をかけてきた怪しい初老に、気を遣ってくれたのかもしれない。
基本的に人見知りな私は、初対面の人と話が弾むことはまずない。
でも、今回はもっとこの方のお仕事を知りたいと思った。どんどん質問が出てきたのだ。自分でも驚いた。
話が弾んだところで、16時になり、交流会が開始した。
もっと聞きたいことはあったけれど、彼女も人脈を広げるためにここへ来たと言っていた。その邪魔をしてはいけない。
ありがとうございましたとお礼を告げ、別の方と名刺交換することにした。
とりあえず、目が合った人と名刺交換をしていく。セミナー講師やYouTubeコンテンツ制作、派遣会社の方やデザイン事務所の方。
さまざまな職種の方と交換させてもらった。
自分の名前が会場中に響き渡る
名刺交換中、商工会議所のスタッフの方が、大音量で私の名前を呼んだ。
「おおしまはなさま!おおしまはなさまー!おおしまはなさまとお話ししたいとおっしゃっている方がおられますー!」
おおしまはなの名前を、マイク越しに大声で3回も呼ばれた。こんな経験、人生で初めてだ。ショッピングセンターで迷子にでもならない限り、もう2度とないだろう。
そのとき、名刺交換しているお相手の方が「おおしまはなさん、行ってこられたら?」と、ニコニコと笑顔で送り出してくれた。
この指名制度は、前回にはなかった取り組みだ。名簿を見て、話したい人を指名して呼び出せるようになった。
どうやら、コンテンツ制作「執筆業」という私のプロフィールを見て、声をかけてくださった方がいたらしい。
その方は、Web制作会社の代表だった。記事制作のご依頼が入っているものの、手一杯でライターを探しているとのこと。
今回参加した中で、ライターは私しかいなかった。だからお声がけくださったのだろう。
単価やこれまでの執筆実績について聞かれたので、ご説明した。
3分ほどお話しして、名刺交換をした。
本当は終了までいたかったのだが、名刺が途中で切れてしまった。名刺入れには13枚入れておいたのだが足りず、10分時間を残して泣く泣くお暇することにした。
せっかく、子どもの預かり保育を18時までお願いしておいたのに。
予備も含めて15枚は必要だったなと反省。
そして、50分近くしゃべっていたので、終了後には喉がカラカラになっていた。普段、家で仕事しているときは一言も話さない私が、よくこんなにも喋れたものだ。
2回目の異業種交流会を振り返って
2回目となる今回の異業種交流会では、自分の仕事を説明できるようにした。具体的には、こんな感じ。
お話しした方の中には、ライター=小説家と思っている方もいた。
確かにライターって、物を書く人ということはわかるけど、何を書いているのかわかりにくい。
だから、具体的に「どんな目的でどんな記事を書くのか」を伝えられるといいと思った。
私は最も受けたい仕事(取材記事執筆)を最初に伝え、他にもこんなこと(SEOやLPライティング)できますよーと伝えるようにした。できるだけわかりやすく、イメージしやすいように。
1回目と違い、一度でも経験があったので、ほんの少し心に余裕を持って参加できた気がする。
やっぱりリアルの場で話せるのはいいなと思った。
その場の空気感が伝わるからだろうか。
交流会に参加するなんて、以前の私には想像もできなかった。
人生、何が起こるかわからないものだなあ。
そして、今回異業種交流会に参加して、やってみたいことが一つできた。
まだ構想段階なので、どうなるかわからないけれど、あれこれわちゃわちゃやってみよう。
そんな感じで、懲りずにまた交流会に参加してみようと思う。
▼この記事を書いた人▼
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