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【取材道場・体験記②】いざ、取材へ|落ち着け!自分!の巻

前回、取材の質問の立て方についての紹介した。今回は、第一回取材道場で実際に取材した様子をお届けする。

【前回のおはなしはこちら!】

第一回の取材道場は、廃校になった小学校をリノベーションした施設で実施された。
集合する部屋は、一般的な教室と同じくらいの広さで、どうやら元音楽室っぽい。懐かしくてワクワクしそうになるが、のんびり構えてはいられない。
これから実戦に近い取材が始まるのだから。

取材道場の概要は、こんなかんじ。

・他の受講生とペアになって、取材を4件行う
・1件あたり25分
・取材の様子は録画される

ペアになる相手は、入室順で決まる。前回の記事でも書いたが、受講生の人数は奇数なので1人はペアになれない。一番遅れて来た人が、4件連続で取材することになる。
ハードだけど、それはそれで鍛えられそう。でも他の方の取材を見るのも勉強になるので、やはりペアで臨みたいかな。
なので、次回も早めに着くようにしようっと。(べっ…別に、4件やるのはしんどいとか、そんなんじゃないからねっ)

いざ、取材開始!緊張して頭が真っ白に

開始時刻になったら、全体的な説明が行われる。それが終わったら、すぐに取材にとりかかる。
部屋が4つ用意されており、それぞれ割り振られた取材相手のところへ行き、インタビューする流れだ。

今回、取材する方々はこちら!

【媒体:地方のレジャー紹介雑誌】
1. 実際にある大型プール施設★ 
2. ショップ兼染め物体験施設
【媒体:地方のグルメ雑誌(大人向け)】
3. 鮨屋★
4. フレンチレストラン

おおしま は★を担当

1回目・大型プール施設

記念すべき一回目の取材先は、大型プール施設だ。廊下で深呼吸をして、部屋をノックする。
部屋の中から「どうぞ」と声がかかり、扉を開けて取材スタート!

初取材道場はドキドキの嵐

まずは挨拶と、名刺交換が行われた。
模擬取材とはいえ、講師の方は完全に役になりきっているので、とても練習という雰囲気ではない。自分の心臓がバクバク鳴っているのがわかる。

取材は、基本的に事前提出した質問にそって行われる。絶対に聞くべきポイントは抑えておかなければならない。たとえば今回の場合は、新作アトラクションの見どころや周年記念品についてなどだ。

記念品については、価格を確認する必要がある。商品が複数ある場合は、聞き漏れがないよう、一つずつ確認していく。
万が一、聞き漏れがあると、取材後に再度確認の連絡を入れなければならなくなる。そうすると、相手にも迷惑がかかってしまう。
特に数字に関することは、復唱して確認するようにした。

相手が話しやすいよう、雰囲気作りにも気をつけた。今回は実在し、過去に行ったことがある施設だったので、楽しかったことやよかったことを伝えるようにした。これが正解かはわからないけれど。
また、少しオーバーなリアクションも心がけた。驚いたときは目を大きく広げたり、いつもより大きく頷いたり。
ただ、大げさにすると嘘っぽくなってしまうので、さじ加減は必要だ。

意外に慌てたのが、時間である。今回はたまたま時計が斜め上にかけられていたので時間確認できた。もしあの掛け時計がなかったら、何分経過していたかわからなかった。
スマホは録音で使っているし、そもそも取材中に触る余裕もない。
オフライン取材には腕時計が必須だと思った。小さな置き時計でもいいのかもしれないけど、いつも時間を気にしている人に見えてしまうから、やはり腕時計の方がよさそうだ。

2回目・鮨屋

2回目の取材は鮨屋さん。取材相手は、女性の大将だ。お店の独自性やこだわり、コンセプトについて質問していく。
実はこの取材、失敗の嵐だった。

穴があったら入りたかったヨ

この取材を振り返ると、顔から火が出そうなくらい、恥ずかしい……。ヒー。
取材の途中で、なぜか頭が真っ白になり、大将の話が飛んでしまったのだ。
まぁ大変!後半から、私の取材リズムが崩れ出す。

1人前5万円のおまかせコースのみの高級鮨屋なのに、回転寿司の話を持ち出したり変な自分語りをしたりと、「なんじゃこやつは」と大将から追い出されてもおかしくない質問をしてしまった。記事に必要な情報は聞き取れたが、失礼極まりないインタビュアーであった……。
ううう、時間が戻るなら巻き戻してほしいよ。ドラえもーん。

今回の反省点は「自分よ、とにかく落ち着け!」だった。
予想外のトラブルが起きるなんて、取材ではよくあること。呪文を心の中で唱えるとか、隠れて手のひらに「人」の字を3回書くとか、なんでもいいから、トラブルがあっても落ち着ける「何か」を用意しておくといいと思った。
取材を終えたあとは魂が抜け、抜け殻のようになりました。プシュー。

取材見学では自分との違いを知る

見学したのはショップ兼染め物体験施設とフレンチレストランの取材だ。ペアになった方の取材を見学させてもらった。人の取材を見学するのは初めてではないが、どんな取材が見られるのだろうと、ワクワクして取材部屋に入った。

質問の切り口や表現方法がお見事!

ペアになった方は、しっかりと事前学習をしておられて、質問に無駄がないと感心させられた。自分が考えた質問とはまた別の切り口で「そうきたか……!」と、目から鱗がぼろぼろ。
食べ物の表現方法も豊かで、おいしそう・食べてみたいと思う感想を述べられていて、思わずメモしてしまった。

他の方の取材を見ると、自分との違いがわかって面白い。どちらがいい、悪いとかではなく、こんな視点があるのだと気付かされた。

初取材道場は失敗&学びだらけ!

学びが多い1回目の取材道場でした

というわけで取材道場の第一回目をお送りしました。
いかがでしたか?(←いっぺん書いてみたかった)

反省点が多く、振り返るのもイヤイヤしたくなるくらいの、散々な出来だったかなというのが、正直な感想。
取材道場という練習できる場があって、本当によかった。

とにかく緊張しいなので、まず落ち着いて臨むことが最重要課題!
そして、必要な情報は確実に取る。
今回の反省は必ず次回に生かしたい。

次の取材は「採用インタビュー」。
社長と社員に話を聞くので、今回とはまた違ったケースでの取材となる。
ちょっとキャラが立っている人も登場するそう。相手の勢いに押されないように取材するぞ!押忍!

▼この記事を書いた人▼

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