ズレた楽器ばかり集めて聞き比べしてた
他人の言葉に傷付いたことのある人たちばかりだった
みんなまるでびくびくしていた
"セカイ"は
好意に限っては一瞬で相手に届くような
便利な仕組みを作ってしまった
引き金1つ
承認が相手へ飛んでゆく
みんないっぱい撃つ
それとは別に
コメントも求め合っていたのだけれど
言葉は減った
みんなその傷付かない弾に似た形
ドールハウスみたいなのが増えた
「傷付ける可能性のあるものはこの場に持ち込まないでください」
機械的な銃声の連続なんだけど
みんな「いいリズム」って言ってる
#詩 #のようなもの