月って
いつも意外なところに浮かんでいるよね
意外に明るくて はっとしたり
大きく感じたり 小さかったり
いつ出会っても 新鮮で
おもしろい
いつ会っても 優しい
冷たくて 温かい
遠いいとこのおにいさんみたい
だからすき
月って
いったい
どれくらいの数のぼくらの
眠れなさに 付き合ってくれてきたのだろうね
どれくらいの数のぼくらが
眠れない夜にだけうちあける
ちぐはぐで ばらばらな
だけれども切実な 心のはなしを
月に
聴いてもらったのだろう
たくさん救ってきたのでしょう?
ねえ こんど
月の話を聴きたいな
いつか
でも
きょうはもう眠れそう
ありがとう またいつか
おやすみ
#詩 #のようなもの