千歳 犬のお菓子屋さん Popo’s dog sweets〜木村実央さん

PERSON-10

Popo’s dog sweets @poposdogsweets
木村実央さん
2021.8月〜販売を開始し、Popo's dog sweetsをスタート。

どんな方にどんなサービスをしていますか？

千歳で、ワンちゃん向けのケーキ、お菓子の販売をしています。ケーキはワンちゃんのお誕生日、お家記念日などのお祝いごとのご注文が多いですね。ワンちゃんにも、ご家族と一緒にケーキを食べてもらいたい、という方が多いです。

起業のきっかけは、愛犬の健康診断

もともとは、専門学校卒業後、お菓子の仕事をしていました。製菓衛生師の資格も持っていたんです。一昨年、実家で飼っている愛犬が健康診断にひっかかって、愛犬の健康を考えて、ご飯に行き着きました。
犬の栄養は何が良いんだろう、というのは、それまであまり考えたことがなかったんです。市販のフードがだめなわけではないけれど、合わないものもある。ワンちゃんに合わせた栄養、アレルギーのことを色々と調べて、実際に愛犬のご飯を変えていきました。
１年やってみたところ、愛犬の健康診断の結果が良くなったんです。それをきっかけに犬の栄養管理の勉強を始めました。
自分には製菓衛生師の資格があって、犬の栄養管理も興味があって、と考えていったところ、「ワンちゃんにも安心なお菓子屋さん」というところにたどり着きました。

屋号の由来は？

実家の愛犬の名前が由来です。ぽぽという名前なので、Popo's dog sweets という名前にしました。知り合いに、写真からイラストを描いてもらってロゴにしてもらいました。

こだわりは、ワンちゃんに合わせたオーダーメイド

個人でやっているからこそ細かいことに対応できると思っています。ケーキの他にご飯も注文いただきますが、犬種によっても食べれる量も違うんです。この子は小さいからご飯の他にクッキーにしようとか、大きいからお肉を多めにしようとか、飼い主さんとお話しながら相談しています。買ってくれる方の顔が見えて、飼い主さんも私の顔がみえる。

アレルギーのあるワンちゃんだと市販のものを食べられないこともありますが、そういうことに対応していけたらいいなと思います。ワンちゃんは自分で言葉にできないので、飼い主さんのお話を聞いて相談したりしますね。
あとは、好みにあわせてトッピングを選べるようにしています。アレルギー以外にも好みに対応するようにしていますね。

一般的に、ワンちゃんのご飯って雑貨扱いなんです。食材の品質についてはすごく甘いことも多いです。そういった点に不安を感じる飼い主さんにも、人が食べているものと同じで、安心して食べさせてもらえるといいなと思います。

苦労したことは、食べられる食材が限られた中でのレシピ開発

全部、基本的にレシピがあるわけじゃないんですよね。使える材料も限られています。ワンちゃんにとって砂糖や塩は不要なので、それらを排除したレシピを０からつくるのが苦労したところですね。そこは製菓の知識があったからできたところだと思います。

起業してよかった事は、自分のこだわりにこだわれること

Instagramで注文を頂くことがほとんどなんですが、ワンちゃんの写真や動画を投稿してもらうことが多いんです。そういったところで、喜んでいる様子を見れるのが嬉しいですね。大変さもあるけれど、自分がこだわっている形でできてよかったです。

お客様は、リピーターの方が多いんです。前にワンちゃんが喜んでくれたから、と買いに来てくれたりしますし、それがすごく嬉しいですね。「食べさせたときの反応が違うから」と言ってもらえることもあって、やりがいを感じます。

今後チャレンジしてみたいこと

はじめましてマルシェのときに募金箱を置いて、保護犬・保護猫の団体に寄付をさせてもらったんです。それにもうちょっと力を入れていきたいですね。お客様の中にも保護犬、保護猫さんがいます。ワンちゃんがちょっとでも幸せになったらいいなと思いますし、もうちょっと余裕ができてきたら保護犬や保護猫のところに、自分が作ったお菓子を持っていけたらいいなとも思います。保護犬、保護猫の現状や問題点について、自分もたくさん勉強して、情報発信もしていけたらいいなと思っています。

ーーーーー
木村さんのお話からは、ワンちゃんと飼い主さんへの優しい想いが溢れていました！木村さんの作る愛情たっぷりのお菓子で、沢山のワンちゃんと飼い主さんが幸せになりますように。木村さん、ありがとうございました！

事業者情報
Popo’s dog sweets
公式LINE：https://lin.ee/qbQocs2　

---

じもじょき.netちとせは
千歳市と千歳市オリジナルキャリア支援団体おしごと部ちとせとの協働事業です。