日本語教育能力検定試験・・・動詞の活用は試験に出る?
ご質問
初めて質問します。10月の検定試験合格に向けて勉強しているものです。
当欄カテゴリーの「文法」「文法指導」の回答にはなかったので教えていただければと思います。
質問は「動詞の活用をどう覚えているの(暗記しているの)か」です。
検定試験対策として今年の3月から勉強を始めていますが、動詞の活用が1~3グループに分かれ、その見分け方(判別法)や「テ形」の不規則な音便の形を覚えるところまでは、たどり着きました。
ただ、動詞全体の活用をどこまで暗記するのか、がわかりません。
市販の検定試験対策本や文法書などに複数目を通しているのですが、本により、活用形の数が違ったり、ローマ字やひらがな、はたまた英語で解説するものがあったりで、混乱しています。
質問のポイントは
(1)検定試験対策として必要最低限の活用形の具体的範囲
(2)日本語教師として現場に立つ際、最低限の暗記しておかなければならない活用知識の具体的範囲
この双方が解決できる暗記法を教えてください。
個人的には「辞書形」「タ形」「ナイ(否定)形」の一連の普通形を基本に、導入順に「マス形」「テ形」あたりまでかなと思うのですがどうでしょうか。
その後はケースバイケースで自分で人の手を借りずに活用形が作れれば良いのかなと思っています。
私を悩ましているのは、かつて学んだ学校文法のように、独自に上記の例のように必要な活用形を取り出し、表を作って覚える方が良いのかどうかということです。
1グループ(子音語幹)動詞の場合、五十音図を使って「未然形」から始まり母音の順(あいうえお)で学習者に説明するとわかりやすいと思うのですが、そうすると、「仮定形」「意向形」なども入れないとなあ、などと思い混乱してしまうのです。
5か月勉強しても動詞をはじめとした活用の「各論」では理解できても、「総論」が見えてこないのを実感しております。
篠崎先生をはじめとした日本語教師のみなさんはどうやって活用を覚え(暗記し)、教室の場で実際に導入しているのでしょうか。試験対策だけでなく、実践でも役にたつ暗記方法を教えていただければと思います。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いします。
ご返事
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