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『みんなの日本語』練習BとCの効率的な進め方は?

【 ご質問 】

私が働いている台湾の日本語の塾での「みんなの日本語」の進め方についてなのですが、篠崎先生のご意見をぜひお聞きしたいのです。

私のいる塾では、グループレッスンでは台湾人の先生と日本人の先生がペアになって教えます。

週一回で、台湾人80分+日本人80分です。

進め方は、「みんなの日本語」の場合2週間で1課進みます。

1週目
台湾人教師・・・単語、文型、例文、練習A
日本人教師・・・練習B、練習C
2週目
台湾人教師・・・会話、問題(CDの部分以外)
日本人教師・・・問題(CDの部分)、練習帳

私は台湾に来て、日本語を教えるのは今の塾で2箇所目なのですがいまだにこのやり方に少し違和感を感じています。

理由は、特に練習の部分なのですが、文型の確認(前の時間の復習)をして練習Bにとりかかりますが、80分しかない中でBとCをやるのは時間的に無理があると私は思っています(私は全部終われないことが多いです)。

以前の塾では、もっと時間に余裕があり、Bの練習では口頭練習、Cや会話の部分では+αの活動を行っていました。

しかし、今の塾のやり方ではあまりできず(来た当初の頃はやろうと試みましたが)、今行っている練習Bのやり方は
文型の確認 → 例)をコーラス → 1)~4)の答えを確認
(1人一問)→1)~4)まで教師のあとにコーラス
(+教師の関連質問に答える)

という感じです。

口頭練習をしている時間が あまりありません。

それから、2週目に練習帳をやるのですが、これをやらずにもっと練習B、C、会話に時間をかけられれば良いのにと思っています。

というわけで、当塾の学生さんは比較的話すのが苦手です。

塾の方針ですから仕方がないのかなと思いますが、先生からご覧になって、このやり方はどのようにお感じになりますか。

ぜひ先生のご意見を伺ってみたいと思い、この機会にメールをさせていただきました。


【 ご返事 】

なるほど。

1クラスの学生数にもよると思いますが、もし1クラス20人ぐらいであれば、確かに80分で練習BとCを全部するのはかなり厳しいですね。

まず、

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