美術館のはしごに妹のCD (電車の中の読書編)

 東京は猛暑日を記録する暑い日だった。7:45分高崎発熱海行きに乗り、乃木坂の国立新美術館へ。


 行きの電車では『音楽は自由にする』坂本龍一、『破局』遠野遥を読み終えた。
 
 前者は所謂自伝であり非常に興味をそそられる点や学ぶ点が多かった。教授がかなりのインパクトを受けたという『ドビュッシー 弦楽四重奏曲』は私の好きな一曲に追加された。
 
 一方後者は芥川賞受賞作の所謂純文学であり、こちらはやはり理解が追いつかない点も多々あった。純文学を読むといつもまだ私は未熟だと感じざるを得ない。解説を読むようにしているが、解釈が深まると同時に未熟さが滲め出てくる。冷静に考えれば解説者はこの本を、私には到底及ばないほど思慮深く読まれているのに負けは認めたくない。いっその事解説を読むのを辞めてしまおうか。


本の感想が少し長くなってしまったので
美術館のお話は次の記事へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?