「普段とは違う映画の体験」 ーみんなが審査員体験談ー
こんにちは!小布施短編映画祭広報です!
今年度の『みんなが審査員』の募集締め切りも近づく中、昨年度「みんなが審査員」に参加してくださった、中村陽奈子(なかむらひなこ)さん、小野浩史(おのひろふみ)さんをゲストにお呼びして、『みんなが審査員』の思い出などを語ってもらいました!
『みんなが審査員』とは、映画が好きな方々や小布施に暮らすみなさんと、「一緒に」映画祭をつくるためには何ができるかを考えて、生まれた取り組みです。ショートフィルム・コンペティションに応募された作品を共にみて、審査をし、受賞作品を決めていただきます!
今回のインタビュアーは実行委員長、きろでお送りします!
きろ おふたりとも昨年の『みんなが審査員』に参加していただきましたが、どうして参加してくれたんですか?
陽奈子 地元でやってる映画祭だったし、1年目の映画祭は当日スタッフでポップコーン係としてお手伝いしたこともあって、2年目はみんなが審査員として声をかけてもらったので参加しました!
きろ 1年目のポップコーンありがとうございました!そんなこともあったね、懐かしい〜!ひろふみさんは?
浩史 元々映画に興味があって、映画に関わることを何かしてみたいって知り合いに言ったら、ちょうど『みんなが審査員』を紹介してもらいました。本当にタイミングがよかったと思います。
きろ 浩史さんは普段から映画見るんですか?
浩史 見ますね。今までの人生で730本くらい見ました。
きろ え!すごい!それっていつ頃から見てたんですか?
浩史 一番最初に見た記憶があるのは、『ポケモンの七夜の願い星ジラーチ』って言う映画。小学生くらいの時に映画館で見たかな。
陽奈子 懐かしい!!
浩史 そこから数えて、730本くらい見てます。
きろ どうして映画にハマったんでしょう?
浩史 うーん、特に理由はないかもしれないです。気づいたらハマってました。一番ハマったのは『ダイハード』だったかな。
きろ 陽奈子さんは映画見るんですか?
陽奈子 私は数えてる訳ではないけど、最近も映画館見に行ったし、気に入ったやつは上映期間中に何回か見に行きたいって思いますよ。
きろ 一番何度も見に行ったのはなんの映画だったんですか?
陽奈子 小布施に映画館ないので、そうは言ってもそんなに見にいきませんけどね(笑)。2回以上見に行ったのは、最近だったら『鬼滅の刃』、『グレイテストショーマン』。グレイテストショーマンは映画館の音響とか雰囲気で見たいなって思いました。
きろ 去年審査をやってみて、実際どうでした?
浩史 普段から映画を見てて、いいなって思う作品があっても、普通に友達と話してるだけじゃ、「これいい作品だからお前も見ろよ」くらいで終わるじゃないですか。でも審査すると、本当にいい作品が残っていくから、自分にとってどこが良いと思ったかをちゃんと言語化した先に、適切な評価がついて残っていくのが面白かったです。
陽奈子 私は順位をつけるのも苦手だし、つけられるのも得意じゃないから、ひとが努力して一生懸命作った我が子みたいな存在を、評価したり自分の好き嫌いで判断したりしていいのかなと思ったりして、責任感がちょっとあるなって感じました。楽しかったですけどね。
浩史 あと、普段って自分のみたいタイミングで映画を見るじゃないですか。でも審査だから確かに数も多いし、期限も決まってて大変でした。でも、もしかしたら今自分が審査している作品のうちのどれかが受賞するかもしれないって考えると楽しみだなって思って、そんなことを考えながら審査しました。
陽奈子 たくさん映画が届いて、全部見ていいよって言われて感想を出すのは、なんか小学校の夏休みの宿題みたいでちょっとわくわくしたかもしれないです。(笑)
きろ 『みんなが審査員』の面白さってどんなところにありますか?
浩史 世の中の映画って、いろんな審査員のフィルターを通って選ばれた映画しか自分たちの手元に届かないけど、『みんなが審査員』では、そのフィルターを通る前の、選ばれる前の映画を自分たちが見ることができる。しかもそれが多くの人に届くかもしれないっていう、映画の世界のプロセスを体験できるところが面白いなって思いました。
きろ 普段映画を見るときと、向き合い方が違いますよね。
きろ みんなが審査員を経験して、普段の生活に影響はありましたか?
陽奈子 あ!そういえば、去年の着物の映画に影響されて、浴衣の帯締めと帯飾りを買いました!
きろ なるほどね!それで言うと、自分も映画の中に使われてた音楽がいいなって思って、その後もSpotifyで聞いてたりしますね。
浩史 普段みる映画からも影響を受けたりはしますけど、みんなが審査員では自分の好みじゃない映画や普段見ないような映画も短期間でしっかり向き合ってみるから、より影響をうける確率が上がるかもしれないですね。
きろ なるほど〜
きろ 審査会ではどんな風に審査が行われましたか?
浩史 全員で作品をみたあとに、少人数のグループで話し合って、グループで作品を3つ推薦するというやり方で審査しました。軽食などもあって、和やかな雰囲気で和気あいあいとやってました。
きろ コーヒーとケーキがめちゃめちゃおいしかったですよね!小布施のマルテ珈琲焙煎所さんのコーヒーと、リトルパンプキンの方に特別にケーキを用意していただきました。ほぼ全員初対面だったけど、緊張感はなかったんですか?
浩史 初対面でしたが、同じ作品を見てきたという前提があったこともあり、審査員どうしすぐに打ち解けることができました。推しの強い人もいましたけど、みんな真剣に作品を見てきてるので、なんでその作品が好きなのかを語り合えたことが面白かったです。同じ作品でも違う見方をする人がいて、観客の目線と監督の目線の両方からの意見があったりして、色んな視点で審査するのが面白かったです。
きろ 最後に、どんな人に『みんなが審査員』をおすすめしますか?
浩史 映画をみることが好きな人はもちろん、映画・映像・エンタメに関わりたいけど関わる場所がないと思ってる人にもおすすめしたいなと思います。あと、今やってることに迷いがある人にとっても、映画をみることで息抜きになったり、別の視点から考えることができるかもしれないと思います。
陽奈子 私は、時間と心に余裕ある人っていうのも大事かなと思います。映画って普段はカツカツの心を癒してくれる存在だけど、審査員としてやるからには片手間にやっていいものだとは思わないので。忙しい人でも、映画にしっかりと向き合うために、自分の心に余裕をもって時間をつくれる人におすすめしたいと思います。
陽奈子 どんな映画がくるかわからないからこそ、狭いこだわりがなく、全体的に映像をみることが好きな人もいいのかもしれないですね!
2人の対談から、少しでも『みんなが審査員』の雰囲気が伝われば嬉しいです!
みんなが審査員の募集は1月10日までです!応募はこちらのページから!
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