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雑談〜Weverseとオレンジ〜

最近気になったニュース。

世界的に有名な音楽会社 Universal Music は、韓国 HYBE と10年契約を締結したと発表した。世界のほとんどの地域でHYBE のアーティストの独占音楽販売代理店となることに加え、同社はスーパーファンプラットフォーム「Weverse」への投資を増やすというものだ。

世界最強の音楽IP企業が韓国のプラットフォームと提携。

”ゴールドマンサックスが2030年までに「スーパーファンエコノミー」は年間40億米ドルのビジネスチャンスを生み出すことができると仮定した。”とのこと。既存のFCプラットフォームの利用料だけの試算らしいので、実際にはもっと多いと思うけど・・・

別の文脈だが、つい最近ユニバーサルはTikTokとも新しくライセンス契約をした。TikTokで正規に使用される楽曲は拡散力が大きいため、IPホルダーからすれば登録したいものの、おそらくライセンス使用料の面で折り合いがつかなかったものが、結局は締結という形で決着した。

アメリカでは国策でTikTok排斥の動きがあるものの、やっぱりエンタメにおいてのプラットフォームの存在と、そこでのUGCの価値は計り知れない、ということだった。

話は変わって。

日本のスタートアップの記事で、かなり驚いた&生意気ながら悔しい気持ちになったもの。

オレンジ株式会社は①日本の漫画IPを世界各国に向けて翻訳し、②オンラインで販売する、というビジネスをするスタートアップだ。時間と費用両面のコスト的に翻訳不可だった過去の無数の漫画作品をもAIを用いて効率的に翻訳し、グローバルな販売プラットフォームで国境なくユーザーにコンテンツを届ける。日本最強のIPの領域で、言語の非対称性と地域の非対称性を解消するスタートアップだ。(これまで存じ上げなかった・・・)

何が凄いって、資金調達のペースである、2021年4月に設立、2023年7月に2.5億調達、2024年5月に29.2億調達。すげえ・・・

エンタメの領域で起業するにあたって、漫画IPの翻訳については、頭のどこかにあった。なにせ日本で一番強い領域で、活字だから言語の非対称性というのは一番に思い浮かぶ。が、実際にここまで実績を出して信頼を得ているサービスがあると知って、嬉しいような悲しいような、生意気ながら「負けた」感じがした・・・ってか経営陣のキャリア強すぎる・・・

という雑談でした。

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