見出し画像

苦手な前置詞を克服したくて -「英単語イメージハンドブック」を読んで-

英語の前置詞。苦手な方もいらっしゃいませんか?学校で英語を習った時から、この前置詞の必要性にモヤモヤしていました。

「〇〇の場合にはatを使う」とか言われても、それじゃあたくさんある「場合」を全て覚えないといけないのか?
学校教育の中の範囲では、それらを全て暗記することも可能かもしれないし、そもそもテストなるものは出題範囲が決まっているので山かけする…なんてこともやっていました。

でも現実に英語で外国人と会話をする場合には、そんな「場合」なんて頭で想像しても追いつかないほどの数があります。

だからつい、「意味が通じればなんとかなる」と、名詞と動詞を並べるだけの単語だけ英会話になってしまうのではないのでしょうか。

そんな時、「英単語イメージハンドブック」の著者である大西泰斗先生が講師をされているテレビの英会話番組に出会いました。その解説の楽しいこと!そして、イメージ、つまり図式で解説が頻繁に登場するのです。

「ああ!だからその前置詞を使うんだ!」

日本語にきっちり翻訳して理解しようとしても、前置詞の持っている意味が隠れてしまうこと、日本語にはあるんですよね~。

There is a pen on the table.

机の上にペンがある。「上に」っていうのがonなんだなって習いませんでした?けど、overって単語も習います。日本語だと「上に」。むう・・・。

There are some lights on the ceiling. 電気が天井についている、って日本語ではいいますよね。上じゃないし。

本の中ではonは「接触」のイメージで解説されています。もちろん図式で描かれています。四角いテーブルみたいなものに球体が乗っかっている(接触してます)の図式で描かれているのです。

こんな感じのイメージが全ての単語に描かれている。前置詞だけではなく、定冠詞、動詞、その他いろいろ。

動詞も「なんでそういう時にmake使うの?」とかいう疑問がすっきり納得できる解説なのです。

テレビで拝見した時のご本人の語りもとても面白く(スベる時もあるのがまたいい)、そのままの語り口が文章にも登場するのも、実際に目の前で講座を受けているような感覚で楽しいのです。

もちろん、個々の単語だけ学習しても英会話がすぐに出来るようになるわけではないと思いますが、ネイティブが話す時の感覚が少しでもわかる。そんな気持ちになれる一冊なのです。

辞書だけではなく、こんな一冊を手元に持っておいて学習するとスッと腑に落ちる気がします。

学生時代にこんな本に出会いたかった!

出来れば学校教育でも補助教材として取り入れてほしいなあ。英語が好きになる効果も抜群!私はこれを時々逆引き辞書のように読み返して、今後もそばに置いておきたいと思います。

朝活読書会で読書感想文を書く

この読書感想文は、コワーキングスペースSEASIDE OFFICEがオンラインで毎週月曜朝におこなっている読書会で読んだ本について毎月1記事公開していく予定です。

オンライン朝活読書会に興味のあるかたは、noteサークル活動の一環として実施しておりますので、サークルの方からお問い合わせください。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?